出張カバン、キャリーバッグの選び方、のつづき・・
布製の4キャスターのキャリーバッグが普及してから、国内出張も海外出張も機内持ち込みできるソフトケースのキャリーバッグを愛用していました。
年間300日ほど出張していた私ですが、国内用、海外用のキャリーバッグを1,2年で買い換えていました。
当時、車輪が4つのソフトキャリーバッグで壊れやすかったところは、
1.鞄の上部の角が機内上部の荷物入れ内の移動ですり減る。
どういうことかというと、キャリーバッグは機内の座席上の荷物入れに入れるのですが、荷物入れが空いている場合、離陸時と着陸時にキャリーバッグが荷物入れの中で滑って移動するのです。それを何十回も繰り返すと、内側上部の角が擦り切れて見すぼらしくなってきます。
最近のソフトケースでは、ある程度の価格のものであれば、その対策をされていて、角の部分に擦り切れ防止の固いパイプが当てられています。
2.伸縮ハンドルがガタが来て使いにくくなる。
4つのキャスターのキャリーバッグの上部にビジネスバッグをつけて、立てて押すように移動するのですが、重い重量を伸縮ハンドルを持って移動するわけですから、その力がすべて伸縮ハンドルに掛かります。10数年前のキャリーケースでは伸縮ハンドルが今ほど強く作られていなかったので、1年余り、10数回の出張でガタが来ることが多かったです。当時の海外出張では、1回の出張で5か国、20か所以上の顧客を訪問していました。空港や駅での移動距離も大きく、伸縮ハンドルにもかなりの負荷をかけていました。
3.キャスターのタイヤが擦り切れる。キャスターの軸が焼き付く?(詰まる)。
当時のキャリーケースのタイヤは柔らかく、小型で、1年近く使っていると、文字通りタイヤがすり減ってしまうことも多かったです。いったいどれだけの距離を引きずり回しているんだ、ということになりますが、当時は年間300日程度出張していました。しかも1か所1、2日のペースで移動しながら。
ですから、当時はタイヤ(全体がゴムでできていました)自体のすり減り、キャスター軸のグリース切れで焼き付き状態?になって車輪が動かなくなる、ことが多かったです。
4.持ち上げるハンドル部分の破損。
当時のキャリーケースの一部の製品は、いまのものより持ち上げるハンドル、取っ手部分が丈夫でないものも多く、海外のプロペラ機の搭乗などで不本意ながら預け荷物にした場合、現地の空港ハンドラーに乱暴に扱われて、取っ手が破損してしまったことが複数回ありました。大抵は乗り継ぎ時間がなく泣き寝入りなのですが、1度はルフトハンザ便で乗り換えまで時間があったので、帰国してから新品に交換してもらいました。
最近の製品でそれほど取っ手が弱そうなものはあまり見かけません(少なくとも店頭で売られている製品では)。
・・・・
2000年代後半ごろから、ハードなキャリーケースが普及してきました。
でも私は下記の件で使い勝手が良いのでソフトケースを使い続けていました。
1.出張移動の途中での書類やパソコンなどの荷物をキャリーケースから取り出しやすい。
2.キャリーケースの前面ポケットに、書類や携帯電話、ティッシュやハンカチなどを入れておける。
そんな中、2010年代初めに、ルフトハンザ便でのキャリーケース破損で、日本に帰国してから、保証として新品キャリーケースを支給されました。
その代替品の選択肢がハードキャリーケースしかなかったのです。
それで使ってみたハードキャリーケース。荷物が多い時には写真のように荷室が拡張できるタイプでした。
1.ハードキャリケースは立てて押すときに、布+ジッパーの所で力が分散して押しにくい。
2.ハードキャリーケースで写真のような拡張できるタイプでは、拡張した部分が布で、その分、押す力が分散し、非常に押しにくくなる。
という訳で、ハードキャリーケースでジッパータイプの場合、押して運ぶ人は拡張機能が付いているものはお勧めしません。後ろで傾けて引っ張って運ぶタイプの人は問題ないと思います(^^)
そういった押すときに力が分散されて押しにくいキャリーケースの欠陥を解決するには、この写真のような、昔のスーツケースの様な開閉方法のキャリーバッグを選ぶほうが良いです。
ただしこのタイプのハードキャリーケースで注意しなければならないのは、施錠しないと、移動中に、不意にパカッっとケースが開いてしまう危険性があること。
個人的には毎回施錠の癖をつけたら、大きいハードキャリーケースはこのタイプがベストだと考えます(^^)
この前まで使っていた出張用ソフトキャリーバッグ。
右側の2つを断捨離しました。
右側の2つは機内持ち込み用。左側はレジャー用で預け荷物サイズです。
出張の時はできるだけ荷物は機内持ち込みにします。
乗り継ぎの際や急な欠航などスケジュール変更の対応や、預け荷物の紛失などを防げます。
この真ん中の海外出張用サイズで、最長3週間まで出張します。
着替えのシャツや下着類は2,3日に1回、到着先のホテルの洗面所で自分で洗濯します。
この鞄の上につけているのは、ANA DIAMONDのタグ。
実はコロナの2年ほど前からもはやDIAMONDではないのですが、ANAでDIA制度が始まってから、十数年間ずっとDIAステータスでした。
そして実はこのDIAタグをつけ始めたのは、コロナが始まってから。
コロナで出張が止まってステータスがなくなって平会員になって、チェックインも荷物も搭乗も優先が一切なくなったので、願わくばこのタグを見てかつてはダイヤだった客だと丁寧に扱ってくれないかなぁ、というスケベ心です(><)
逆にDIAだったときは、この金色のタグをこれ見よがしにつけるのは恥ずかしくて、もっと地味な別のタグをつけていました。
このタグをつけても何かいいことは一切起こっていないですが(^^;;
自分語りが長くなりすぎたので、つづく・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2023年も本日が最終日になりました。
私の人生の旅も60年を超えてしまいました。
社会人になってからの職業という旅も10回近く。もうそろそろ最終段階に入ってきています。
住まいの引っ越しという旅も10数回。今年は1994年に帰国してから5回目の大きな引っ越しになりました。
人生の第3コーナーに差し掛かって、これからは、健康でつつがなく、職業や私生活に有終の美を飾れるように、準備していきたいと思います。
本年も、小生の駄文を読んで頂き有難う御座いました。
来年も、もしよろしかったら、訪問してやってください。
皆様もよいお年を。
44love 2023年12月31日