ある日の日曜日、こんな懐かしくカッコいい車を見ました。
E46、3代目、BMW M3。
2000年から2006年まで発売されました。
かつてはよく見た気がしましたが、最近はあまり見かけなくなりました。
歴代M3の中で、私が一番好きな外見のM3です。
シンボルカラーのレモンゴールド?もいいカラーです。
シックで戦闘的で品のいい抑え目なスタイル。
フロントライトやキドニーグリル、バンパーの空気取り入れ口。
普通の車とは違う雰囲気を出しながら、品がいい。
フェンダーの空気口、ホイールアーチ、ドアサイド下部のシル、トランクリップスポイラー。上品でいい感じです。
シンプルでスポーティーなインテリア。
6速マニュアル。
伝統的な機械的なメーター類。
欧州車なので2000年代の車でも小さいカーナビとカセットオーディオ。
可動部の多い丁寧なパワーシート。
かつて私は1990年製のPorsche 944S2に乗っていましたが、その車で一番感動したのは、標準のブレンボの4ポットのブレーキでした。
そのフィールは、2020年のWRX S4 STi Sport、300馬力の車の数十倍フィールがよかったです。
そして操縦性などのほかに感動したのが、純正のRECAROのフルパワーシートでした。軽くて薄いにも関わらず、長距離乗っても体が疲れない、そしてシートの可動域の自由度が高い。どんな体制でもシートの高さも前後別に微妙に調整できます。
2013年のマツダスピードアクセラの電動シート、2020年のWRX S4のRECARO電動シートよりずっと微妙で絶妙な調整ができるのです。30年以上前のシートがですよ。
シートの微妙な調整は、ドライビングポジションや長時間運転の際の疲れに圧倒的に影響します。これによく言及されていたのは、40年前の自動車評論家の徳大寺有恒氏でした。
やはり、ポルシェやBMWはお金の掛ける所が違うような気がします。
フェンダーの空気排出口。
クロームの柵にM3のエンブレム。素敵です。
リアの4本出しマフラー。
妙に太すぎるアウトレット口径でもなく、よくあるバンパーの両端気味の位置でもなく、絶妙にセンターよりの位置でクラシカルかつ上品な演出をしています。
フロントミッド気味に搭載されています。
3.2L、直6DOHC、343馬力、37.2kgm。
シルキー6のノンターボエンジンです。
本拠地ミュンヘンナンバーのイエローゴールドのM3。
本当に上品で戦闘的でカッコいいです。
ターボ車好きの私には縁のない車ですが、こういう車が長く維持されていることは本当に眼福です(^^)
Posted at 2022/01/27 00:14:17 | |
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