ひこにゃん

っていうのが巷で大人気らしいな。
彦根城のお祭りのキャラクターで、なんでも凄い人気で、
携帯ストラップとか人形とかたまごっちとか大人気らしいな。
んで、このキャラクターを巡って、
お祭り終了後の使用は許可していないので、
以後の使用に関しては話し合いをしたいという原作者と、
「使用期限について、申請時に周知していた」
という彦根市側との意見の食い違いを巡って裁判で争うとかって話なんだけど、

そんな事はどうでもいい。

そもそも、彦根城ってのが何処にあるのかも知らないし、
ひこちゃんグッツが欲しいとも思わん。
んで、俺が何が言いたいのかというと、

キャラクターグッツは儲かる。

これだ、キャラクターグッツは儲かる。
よく考えてみたまえ、
一般庶民が突然金持ちになるにはどうすればいいのか。
証券はリスクがある上に常に勝ち続ける運がいる。
特許はひらめかなければ何も始まらない。
発明家だって同じだ、いやそれ以下だ。
いかなる分野においても、研究と開発には金と時間が必要だ。
小説家や漫画家は、面白くとも世の中の目にとまるか止まらないかは時の運だ。
製造業も商社や商店を始めるにも金が居る、
しかも金持ちになるには時間が掛かりすぎる。

しかし、キャラクターは違う。
ディズニーもサンリオも圧倒する、
世界が熱狂するキャラクターを作れば即金持ちの仲間入りだ。
俺は長年の研究で人気のあるキャラクターと人気の無いキャラクター、
この二つに決定的な違いを発見した。
なぜそれを発見出来たかというと、
お前ら一般人と違って、
生まれたときから生きてるステージが違うって事です。

人気のあるキャラ代表的な例をあげると、
キティーやミッフィー、ウォーズマン等だ。
彼らは何時の時代も愛されつづけている。

そして、人気の無いキャラの代表例をあげると、
ドン・チャック、みなしごハッチ等だ。
人気の無いキャラに関しては顔も覚えて無いだろう。

具体的に彼らの大きな違いとは何か、

人気のあるキャラは常に無表情。
人気の無いキャラは表情豊かである。

無表情のキャラはみる人によって、
その表情を自分勝手に受け取れる。
表情豊かなキャラはそうはいかない。

愛されるキャラとは、
例えばそのキャラのぬいぐるみを買う人にとって、
自分を裏切らない存在で無ければならない。

話を本題に戻そう。

私は近日中にノビにゃんというキャラクターを全世界に向けて発表する。

これにより、私は多額の資産を得る事になる。
川崎の扇島にでも東京ノビちゃんランドでも作るか。
入場パスポートには金額に応じて、松、竹、梅と３ランク用意しよう。
高い入場券を買った人は待たずにアトラクションに乗れて、
安い入場券を買った人はアトラクションに乗るどころか入場ゲート前で入場待ちだ。
最後尾には、「ココが最後尾です」の札を持たせてあげよう。
札を持ちつつ記念撮影をすれば一生の思い出になるだろう。
その方が不公平が無くてよい。

まぁ、このようにキャラクター一本で多角経営をし、
世界有数の資産家になった暁には君達にアイスでもおごってあげよう。
私はスーパーカップの超バニラでも食べるので、
君達にはガリガリ君でも食べさせてあげよう。
貧乏人の君達にはガチガチに硬くなったガリガリ君がお似合いって事だ。

世界を熱狂させる超絶癒し系のキャラクター誕生を楽しみにしていなさい。