悩ましい畦塗

作業は１週間前でしたが、畔塗（あぜぬり：ここら辺の方言ではクロ塗）を実施しました。米作作業の効率のキモは機械化にあるわけですが、ほとんどの機械が年一度くらいしか作業機会がないことも事実。ウチみたいに３反歩なんてところはほとんどが半日仕事ととなっており、終わったら農機の設定などほぼ忘れるわけです。

畦塗機はキャスター付きのスタンドに載せられており脱着位置まで手で押して移動させてヒッチのいいところまで持っていきますので、脱着が簡単。


では作業開始。


ミラーに畔塗位置を示す↓マークを見ながら、土を押し付けていく感じで。


ポジションレバーは5から6くらいで。


あとは頑張って直線を目指します。当然、左右の風景や後方を畔塗の出来を見ていくわけですが、クラッチを踏んで一旦停止したほうが左右にぶれないかと。特に田植え機などは停まった方が無難。
写真の通り、畔塗は進行方向右側に畔を塗り付けていくわけですが、


この畦塗機はリバース機能があって、後退方向左に塗り付けていくことができます（普通かな）。ということでリバースさせるのですが、耕起と土を塗り付ける機構が180度反転します。しかし、このやり方を忘れるんだ、またこれが。


このストッパーを外して、機構が左右にフリーに動くようにしておき、機構をぐ～っと押し回します。言うのは簡単、この機構がすげー重いので工夫が必要。トラクターのフロントを法面に上げてポジションも下げて畔塗機をやや下に向けます。これだと重力を利用して回しやすくなります。トラクターが水平だとほんとに重たくて一人では回せない。


がちゃ～んと左にリバースされました。


これでバックで畔塗して行きます。畑中葉子さんの『後ろから前から』が頭に流れます。


ここでぐちゃってなってるところがバックで畔塗し始めたところ。


終了。しかし、ここで残念なお知らせが。ここまで作業はしましたが今年は米作を休止します。今後の田んぼネタとしては雑草防除や、休止理由である水路の改善が行われた場合などになるかと思います。
トラクターと畦塗機を水洗いして本年は終了です。来年は作付けできるといいなぁ。