最近のネアンデルタール人の遺伝子研究で、ネアンデルタール人の男性にとってサピエンスの女性は非常に魅力的な要素があったと考えるのが妥当なのではないかと言う事が解って来ました。
ネアンデルタール人の研究で、ネアンデルタール人のX染色体上に現生人類のDNAが多くみられる理由は、交雑に性別の大きな偏りがあったと考えれば最もうまく説明できることが分かった。具体的に言うと、交雑はほとんどネアンデルタール人の男性とサピエンスの女性という組み合わせだったことが示された。
この男女の間に生まれる子で、ネアンデルタール人の父からX染色体を受け継ぐのは女の子だけだ。さらにその後の世代でも、ネアンデルタール人の男性が現生人類由来のDNAを多く持つネアンデルタール人女性と交わるパターンは続いたと考えられる。
結果的に「ネアンデルタール人男性のX染色体は現代人にあまり受け継がれず、その一方でネアンデルタール人側のX染色体上には現生人類のDNAが多く取り込まれた」と、プラット氏は説明する。
チームによれば、この現象を最も端的に説明できるのが「男性側に好みがあった」という仮説だ。つまりネアンデルタール人の男性にとって、現生人類の女性や現生人類由来のDNAを多く持つネアンデルタール人女性は、なぜか「交雑の相手としてより魅力的に、好ましく」見えた可能性があると、プラット氏は言う。同様に、ネアンデルタール人男性と出会った現生人類の女性にとって、かれらは性的パートナーとしての魅力が大きかったのかもしれない。
と言う記事を今日読んだのです。
以前私が主張した仮説が案外間違いでは無かったように感じました。https://minkara.carview.co.jp/userid/2520550/blog/39899080/
私が以前に書いた仮説は、次のようなものです。
私の仮説の主な部分は、もしネアンデルタール人の女がチンパンジーと同様な出産と育児期間の特徴を持つ場合、一度妊娠すると出産から育児が終わるまでの4~6年間は妊娠する事が出来ないことになる為、ネアンデルタール人がホモサピエンスよりもかなり早くアフリカから出てヨーロッパに広がっていたにもかかわらず彼らの人口は容易に増えることは無く、多くの集団は人数の多くない状態のまま推移していたと考えました。
それに反し、サピエンスの女はチンパンジーの近縁種のボノボのような性的生態を持っていたことで、現生人類と同じく毎年のように出産と育児が可能であったはずである為、サピエンスは非常に素早くその生息数を増やせるようなポテンシャルが有ったと考えたのです。
そうしたことから太古の時代のネアンデルタール人とサピエンスの交雑を考えれば、男のサピエンスがネアンデルタール人の女を妊娠させる可能性と、女のサピエンスがネアンデルタール人との子供を身籠る場合の二つのケースがあり得るが、成人体のサピエンスの女は現代人と同様に常に性交することが可能な生態であるところから考えれば、女がサピエンスで男がネアンデルタール人の場合は、殆ど何時でも妊娠可能であることになるし、当時の婚姻が一夫一婦制でない場合では、ネアンデルタール人の男の間では、いつも性交が可能で毎年子供を生めるサピエンスの女は人気者になっていたとは考えられないだろうか?
つまり、サピエンスの女はネアンデルタレンシスの男に大人気で、サピエンスの女をさらって来るのが流行ったかもしれないなどと想像してしまいそうである。
現在の人間に置き換えて考えれば、自分たちの村の中の女と違ってとっても男の要求に対して寛容な女が村にやって来た・・・。という事になるのかもしれず、そして毎年子供産んでサピエンスの遺伝子は瞬く間にネアンデルタール人の中に入って行き、その2世の女子がサピエンスの性的生態を受け継いでいれば、ネアンデルタール人の間にサピエンスの遺伝子が次々と残ることになって行くだろう。
その逆にサピエンスにさらわれたネアンデルタール人の女が居たとしても、現存のチンパンジーの雌の様に一度子供を身籠るとその後5~6年も男を寄せ付けない様な生態であったとすれば、子孫に遺伝子を残し拡散させるという速度はサピエンスの女の1/6程度の効率となってしまうし、性的対象としての人気は高くなり得なかったはずだ。
そう考えれば、何時でも受け入れてくれて、どんどんと子供を産めるサピエンスの女は「子宝の女神」のようにネアンデルタール人に愛されたかもしれないと想像出来る。
この仮説は私の9年前のBlogに記載した私独自の考えであって、人類学者などに共有されてはいないのだが、結果的には
サピエンスの女がネアンデルタール人の男に大人気であった可能性が最近の研究の結果から導き出されたという事であり、且つて私が主張したネアンデルタール人の人口が長年に亘って増えなかった原因の仮説も、可能性として議論されても良いように感じるのだが…どうだろう。
Posted at 2026/03/04 22:41:22 | |
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