
国道309号線雪道走破断念から4日。
遂にリベンジするときがやってきた。
今回は雪と凍結の下調べは入念に行うことにした。
ただ、これだけインターネットが普及しているにも関わらず、上北山村を通る国道169号線の積雪や凍結などの情報は全く提供されていない。これは村のホームページやツイッターなども。
最も参考になったのは、周辺に住む個人のツイッターの情報だったりするんだけど、それでも数日前の積雪情報だったりして今現在の情報は一切ないのだ。ライブカメラも1ヶ所あるんだけど、これじゃ役に立たない。
上北山村は観光産業を盛り上げるなら、特にこの季節はこういう情報提供は重要なんじゃないかな?
さて、ここ最近は昼食後の出発だったんだけど少し遠い感じなので少し早めの午前9時45分に出発。ナビとは異なる橋本経由の京奈和道路を使うルートで五條まで出た。何気に地図で見ると遠回りに見えるけど信号による停止が殆ど無くてペースは意外に早い。
五條iCで下りて、国道24号線に乗ったあとは少し北上し、「三在」という交差点を右折。国道370号線を走る。道なりに走ると国道169号線になる。三重県は熊野まで続く道だ。
この道は車に乗り始めた20年前くらい前によく深夜ドライブのルートとして使っていた。
適度なワインディングがあって、吉野を超えると山間部に大迫ダムがある。そこで一息ついて戻ってくるというのを結構行っていた。昼間の時は何度か山越えを決行したことがある。割と狭い道をダンプと交差しながらキツイ勾配を上った記憶がある。
驚いたのは大迫ダムの手前に「大滝ダム」という新しいダムができていたこと。そういえば、当時何か新しいダムを作っていたのを思い出す。そして、すぐの場所に道の駅「杉の湯 川上」。
「
ホテル杉の湯」に併設された道の駅という感じで、道の駅に近い駐車場は狭く数台しか駐めるスペースはない。少し離れた所に第二駐車場という感じでちょっとビックリ。(写真で駐めている所はホテルの駐車場)
そして山間部の道路を走り続けると大迫ダムの登場。こんな遠かったかなあ。
ここからが本番!
と思っていたらトンネルができていて山道を上るなんてことは全くなし。
気持ちいいほどにトンネルが何箇所もできていて、あっという間に因縁の国道309号線と合流。
ここまでは道の脇に雪が多少あったものの凍結も無く、気温もおおよそ8℃前後。
そうして、あっさりと上北山村の道の駅「吉野路上北山」に到着。
■走行データ(クリックすると別タブで開きます)
ここも、申し分程度に駐車場があるものの、かなり狭い感じ。
ここで有名なのは「
ゐざさ寿司」。

税込み864円。
パッケージの柿の葉寿司とゐざさ寿司で半分づつ。
でも「ゐざさ寿司」になっている。これだとミックス商品じゃないかな。
鮭を笹の葉に包んだ寿司で、調べてみると昭和36年発祥だから柿の葉寿司に比べるとかなり歴史は浅い。
ホームページのトップに現れる商品も柿の葉寿司とちょっと後からガッカリ。

でも、箸やお手拭きにまでしっかりとゐざさ寿司のロゴが印刷されていてお金はかけている気がする…かなあ。
さて、目的の温泉。
隣接されている、「薬師湯」。
奈良県下でもトップクラスの泉質を持つ評判が高い天然温泉。
しかし、さすが奥地だけあって人がいないなあ。
ん?

14時…から…だと?
たしかに冬季だけど、変更がズレ過ぎてる。
流石に何もないこんな所で2時間も時間を過ごす術を知らない。
トボトボと元の道を戻ることにした。
そして、もう温泉の頭になっている私には杉の湯しか残されていないことを悟る。
そしてホテル正面に駐車。
駐車場は結構狭いのでちょっとしんどかった。
ホテルに入って右手のロビーで受付。
700円を支払い貴重品を預ける。
財布、スマホ、車の鍵…。
温泉は地下1階だ。
写真はWebサイトからいただいたもの。
施設はかなり新しく感じた。誰もいなくて完全に貸し切りだった。

貴重品を預けた理由は、ロッカーなどが無いことだった。
そして、温泉ビギナーの私は大失敗。
財布を預けたことだ。
自販機の前でそれを悟った。
せめて数百円でも手元に残さねばならなかったのだ。
休憩できるロビーはあるけど6畳程度の広さで椅子と自販機が用意されているだけだった。
人が多いと落ち着かないかもしれない。
ホテルはもちろん宿泊可能。
1人部屋も2部屋用意されていて、宿泊費用は朝食付で8,000円と高くない。
こういうところで宿泊してゆっくり過ごすのはアリだなあ。凍結の心配がなければ。
このあとはまったり来た道を戻る。
小腹も減ってきたので11月末、近所に出来た
「奥河内ビジターセンター くろまろの郷」へ。

ここに焼きたてのパン屋さんが入っているとか。
仕事が休みの日にはいつも昼食は焼きたてのパンを買いに行く。
そのくらい焼き立てパンが好きなので、ちょっと気になっていたんだよね。
JAの農産物直売所も併設されていて、花の文化園のすぐそば。
そして、自宅からも程近い。
内容によってはリピーターになるかも。
…と思ったんだけど、ちょっと残念だった。
なんというか、似たようなシンプルなパンが多くて、個人的に好きな生クリームを使ったパンや、チョコレートを使ったパンなどが無かった。
どうも、奥河内という地元に縛られすぎていて、ジャムパンは○○さんのジャムとか、クリームパンは○○ファームのクリームとか、全部そんな感じ。なんかちょっと地味で縛りが多すぎる。
もっと幅を広げて、河内長野全域のパン屋からの逸品をチョイスするとかして欲しい。
珈琲なども用意されていて、河内長野の
岡崎珈琲が提供される。

私には味の違いがわからないレベルなんだけど珈琲は好き。
まだ一度も飲んだことが無いので少し気にはなっていた。
だけど、小腹どころか本格的に腹ペコになっており飲んでいる余裕もなかった。
すぐに食べることのできるテーブルもあって、すごく雰囲気はいいんだけど…。今後に期待かな。
駅に行くより近い場所にあるので、また今度行ってみよう。
帰ったら杉の湯出発から1時間半。

計画通りにはいかなかったけど、まあまずまずだったんじゃないかな。
■走行データ(クリックすると別タブで開きます)
