マーチとパッソにちょい乗り

レパード様の車検見積もりに行ったついでに、パッソとマーチに試乗して来ました。

試乗とは言っても、どちらもあまりにも短いコースなんでホントちょい乗りって感じですが…

まず、パッソ。1.0Lのハイバックシートで「華」が無いグレードでした（笑）

当然エアコンONでスタート。遅っ…

K11マーチの1.0LのATを彷彿とさせる発進の遅さ。久々に命がけで右折しなければいけないクルマに乗りました（汗）

のそっと発進した直後にもうロックアップしようとしているのか、ATで言うところのシフトショックに相当するものがガツンと来ます。これはいただけない。カローラ系でそうだった、停止時のギクシャク感が無くなったのはまだ良いにしても相変わらずトヨタのCVTは今三歩ですねぇ。

走りだしてしまえば、後は至って可もなく不可もなく。ギリギリ走るかなという印象です。先代はダメハツ感丸出しのガーガーゴーゴー言うクルマだった記憶がありますが、さすがに新型の静粛性はかなりアップしていましたね。シートも見た目は安っちいハイバックだけど、ちょい乗りした感じではそれほど劣悪だとは思いませんでした。

ナビ付けて140万ぐらいだそうですが、そんなにするのか…という感じ。この発進の遅さとCVTの制御がイヤなんで、1.3Lとどのぐらい違うのか乗ってみようと思います。

お次はマーチ。

グレードは12Xだと聞いていたのですが、現車は12Gでした。試乗車のグレードぐらい覚えとけよ…Gなので、タイヤアングルインジケーター付き。まぁ、特に欲しいとも思わない装備でしたけどね。

1.0Lのパッソと比べてはいけませんが、パワー感とCVTの制御はやはり日産。断然良いですね～。数少ない、昔日の日産を感じさせる点でしょうか。1トン切りで1.2Lの3気筒ということもあってか、思っていたよりはパワー（トルク感）があります。進化したCVTと相まってグングン車速が伸びて行くさまは意外。確かに「乗るといい」という、評判通りですね。

話題のアイドリングストップですが、まぁこんなもんかなという感じ。ブレーキを離すかハンドルを動かすと瞬時にエンジンがかかりますが、慣れないうちは「エンジンかけさせるタイミング遅かった！」となるかもしれません。

K12の初期型は（私にとっては）あらゆるところがフニャフニャで頼りなく、とても日産車とは思えないシロモノに将来を悲観させられた苦い思い出があります。K13から採用のVプラ、さすがにそんなことはなくて安心しました。初期型の完成度という点ではK12とは比べ物にならないと思います。

ただパッソと比べると…うるさいんですよマーチ。耳に心地よい音が聞こえるわけではなく、ロードノイズだったり何かの摩擦音だったり全体的に「がさつ」な感じがしました。正直、私の耳にはパッソ以下に思えました。

で、12Gの見積もりは驚きの200万弱！　んなもん出せるかって。C/Aさんも「NOTEのが安くて良いですよ」と言う始末でした。

ブレーキの効きとか、足回りの出来とか、その辺は価格帯やこれらのクルマに求められるものを考慮すればあえて論じるほどの差は無いと思います。今時のクルマだから、どっちも決定的にダメだとは思いません。

確かにパワートレインはいいんですけどねぇ。価格を始めとした「商品力」が低過ぎだと思います、マーチ。スタートラインがこれだから、これからどう強化して行くのか楽しみではありますが…

というわけで、明日は昔を懐かしむクルマを借りてみることにしました。