みやこしのブログ一覧

今日は光栄にも徳小寺様の足となりました。理由はそのうちご本人のブログにて語っていただけるでしょうから割愛します。

今日の主目的が思ったより早く済んだので、徳小寺様にムリを言ってディーラー荒らしに付き合っていただきました（笑）

今日のターゲットは、重心の高さと車重の重さから悲劇的な動力性能だと想像されるもこみちのオトコ・タント＆私も徳小寺様も見たことがなかったR2の２台です。

◎オトコ・タント編

まずはタントカスタムから。試乗車はこれまた狙ったかのようにNAの上級グレード、Xでした。乗り込んでみると、その広さに圧倒されます。ガラス面積が大きいので、下手したらキューブよりも広々感があります。内装の質感は問題なし。さすがは値段だけのことはあります。

見るのはそこそこに、試乗します。車重890kgに58PSのNAエンジンだから、パワーウェイトレシオは15.3kg/PSとなり私が買ったミニカの14.8kg/PSを軽く下回っています。ちなみに前のミニカバンは13.6kg/PSで、VZ-Rは6.7kg/PSです。

閑話休題。

どれだけ走らないものかと半ば期待していたのですが、そんなことはありません。普通に走ります。ギヤ比のマジックで、普通に走る分にはそれほど非力な感じはありません。試乗時は徳小寺様と営業さんを含めた３人乗車であれだけ走るとは驚きでした。とは言っても、所詮はNAなので回転数はかなり高めのところでシフトアップします。これだけ引っ張ってると燃費はかなり悪そうですね。コーナリング時の姿勢変化も、予想の範囲内と言ったところでしょうか。

いや、意外に良かったです。でも、RS（ターボ）で見積もりをしてもらったら…

170万超！

になって目玉が飛び出ました…ここまで出して買う気はしませんね。私の中での軽は、100万以内か出しても120万といったところでしょう。

ミラとかエッセは、実際安いだけにその安っぽさにガッカリしましたが、その頭で見てみたタントは良かったです。でも、高けりゃいいのは当たり前ですからねぇ。

営業さんもそういう反応が多いということで、苦笑してました。ブーンX4のカタログを見ていたら、「いっそのことこれに行っちゃいません？　こういう仕事をやっているので一回はこういうのを売ってみたいんですよね」となかなか面白いことを言ってくれました。私が出来ればMTがいいという話しをしたら、「軽なんてMTだけでもいいと思うんですよ。そっちの方が燃費も良くて環境にも優しいし。」となかなか最近の営業にしてはいいことを言います！

エッセのECOの話しをしていたら、そこの営業所で既に２台出ていて、ベース車として買って行ったとのこと。やっぱり同じことを考える人はいるもんですね…

もう少し話しをしていたかったのですが、納車待ちのお客が来てしまったとのことで終了。次の目的地であるスバルへ。

◎R2編

「R2はある？」と聞いたら、「別のところに置いてあるので取って来ます。」ということでしばらく待ちました。で、R2登場。タイプＳだったらいいのに…という目論みは見事に外れて最廉価版のiでした。

この営業が久々に大ハズレで、うるさいうるさい。立て板に水のごとく特徴ばっかりを説明してくれます。確かにインテリアの質感やシートは割りといいですね。リヤシートは狭いですけど…

試乗を始めたら始めたで、またうるさいうるさい。「我が社のこだわりの４気筒エンジンで静粛性とスムーズな回転フィールが特徴です」だの「CVTの出来に関しては自信があります」だの、うんざりでした。

R2に乗っている方や好きな方には申し訳ないのですが、ケチョンケチョンに言わせていただきます。

回すととにかくやかましいところやパワー感の無さ、ブレーキフィールだけが良いところは旧型であるプレオと全く同じでした。R2の美点と言えば、停止時の静粛性。これは見事でした。「静かですねぇ」と言うと、「これが４気筒エンジンの…」とまた始まって、「はいはい。」って感じでした。

「自信がある」と言い切ったCVTですが、日産のHyper CVTと大して変わりません。旧来のCVTのフィールで、音はすれど進まない…という典型的なCVTのフィール。これで自信があると言うんだから困ったものです。お前、新型シルフィのCVTにでも乗ってみろと。

そりゃ確かに４気筒や４輪独立サスはスバルだけの特徴ではありますけど、私にしてみれば３気筒エンジンでリヤトーションビームのタントの方がよっぽど全体的なバランスは良かったです。シンプル機構で安く、バランス良くまとめる方が個人的には軽の方向性としてはいいと思います。プレオと基本的なところが何ら変わっていないことに、徳小寺様共々ガッカリでした。それでいてこの営業ですからね…

R2にはDOHCやスーパーチャージャー付きがあるだろ！　という向きもあるでしょうが、私が買ったミニカは決して高級とは言えない普通のSOHCエンジンです。ミニカの3G83は３気筒ですが、決して回して不快な音ではなく、パワー感もそれなりにあります。明らかに乗って楽しいのはミニカです。

R2の利点を挙げるとすれば、デザインや内装の質感／使い勝手といったところでしょうね。個性が強いクルマなので、そこが気に入れば買いでしょう。

売れない理由も分かったような気がします…

試乗してみてこれほどイヤになったのも久々です。

見積もりを作ってもらってる間に見ていたサンバーバンの方がよっぽど（諦めが付いて）いいやと思いました。

見積もりはiだと物足りないのでR（DOHC）の全部付きでやってもらって、120万ちょいでした。この出来でその値段は高すぎです。しつこい営業は「Rの試乗車もご用意出来ますんで、是非時間を作っていただいて…」となかなか帰らせてくれませんでした。

私をキレさせたのが、「他社で何か検討されてますか？」と言われたので、「三菱で検討していて、eKとかミニカとか」と言ったら

「ミニカってまだあるんですか？」

って。火に油を注がれた気分でした。「勉強不足で」とでもクッション言葉があれば受け取り方も違うんですけどね。

販売マニュアルに書いてあるような利点しか言わない、あんまりクルマ自体には詳しくない、それでいてしつこいと最悪な営業でした。おっちゃん＆イケメンとエライ違いです。

クルマはイマイチ、営業は今三歩（byのり番長）と二人して憤慨してディーラーを後にしました。

値段や軽自動車としてのバランス等、いろんな意味で考えさせられる２台でした。本気で検討していたら、どう考えてもダイハツを買います。