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2006年04月27日 イイね!

私的SRエンジンの総括

私的SRエンジンの総括サニーVZ-Rを以て、1999年から長らく親しんだSRエンジンともお別れすることになりました。ちょっとだけ乗っていたJY33レパードのVQ30DEを除き、「横置きSRのNA」をいろいろと乗って来ましたので個人的にまとめをしたいと思います。

・PLASMA-SR18DE:レギュラー仕様、EU13型ブルーバード搭載(トランスアクスルはRL4F03A型)
私が乗った、最初のSRエンジンです。確か、レギュラー仕様の「18DE」はU13が初じゃありませんでしたかね? スロットルワイヤーを通すための凹みがロッカーカバーに残っていることがDi(シングルポイントインジェクション)の名残りですね。

余談ですが「PLASMA」は80年代初頭から日産がエンジンの頭に付けていた名称。90年代半ばのバブル崩壊後まで続いていたかと思います。ブルーバードではU13が最後。今で言う「NEO」ですね。個人的には日産全盛期の用語の1つ。

閑話休題。

かの有名な「アホアホAT」との組み合わせだったので、パワー感も燃費もそれなり。基本はSR18なのでよく回るんですけどね。あの頃は免許取り立てだったこともあり、ムダに踏んでたような記憶があります。決していい燃費ではなかったです。

平均燃費:8.4km/l(5.0km/l~13.2km/l)

・SR20DE:レギュラー仕様、HU14型ブルーバード搭載(トランスアクスルはRL4F03V型)
2台目です。P11プリメーラから搭載が始まった? ローラーロッカーアームを使用して大改造を施されたSRエンジン。そのためかロッカーカバーがやたら盛り上がっているのが見た目の特徴です。SR18DEとも共通になり、ロッカーカバーだけでは識別不可能になってしまいました。また、U13時代は見た目にはほとんど同じという噂もありますが、ロッカーカバーには塗装が施されていたのにこいつは無塗装でバブル崩壊の「目に見える」コストダウンがバレバレでした。

これもU13と基本的には同じ「アホアホAT」との組み合わせでした。SR18に比べたら、プラス160ccの余裕がありましたね。そんなに回さなくても走りました。というより、SR18よりも回らない…と言った方が正解ですかね(笑)ドノーマルのAT車で旧FISCOを走ったという思い出深いエンジンです。そして、ATが壊れました。これも決して燃費は良くなかった(苦笑)前の18に比べればトータルでの満足度は高かったです。

平均燃費:9.0km/l(5.9km/l~14.0km/l)

・SR20DE:レギュラー仕様、PW10型アベニール サリュー搭載(トランスアクスルはRS5F32V型)
3台目にして初のMTでしたが、エンジン自体は旧世代のSRエンジンに逆戻り。サリューにビッグマイナーはしたものの、エンジンはP11プリメーラの新しいSRには換装されませんでしたね。サリューになってからは、ソリッドのロッカーアームなのにロッカーカバーが無塗装になるというコストダウンを受けていました。

W10アベニールはバブル期のクルマなので、サリューまでの縦目テール時代は「PLASMA」が付いていましたが、サリューからは無くなりました。

U14のものと比べると、低回転域でのトルクの無さが感じられました。アーシングやマフラー交換でずいぶん乗りやすくなりましたけど。また、サリューはなぜかしらビスカスLSDを装着するとSR18搭載車と同じファイナルギヤ比になっていたためか、高速域ではU14よりも回転数が高くて結果的にMTの割には燃費は良くなかったですね~。

平均燃費:9.0km/l(7.0km/l~12.6km/l)

・SR16VE(NEO VVL):JB15型サニー搭載(トランスアクスルはRS5F50V型)
1.8Lと2.0Lは乗ったので、残るは1.6Lでしょという理由(笑)で乗ってみました。私が乗った中で唯一のハイパワーエンジンと言えます。

今も続く「NEO」の名を冠したのはこれと同時期発表のSR20VE、つまり「NEO VVL」が最初だったと思います。

このエンジンは、とにかく音がいいです。とてもあの回らない、SR20をベースに縮めて造ったとは思えないぐらい気持ちの良いエンジンになっています。可変バルブタイミング&リフト機構を持っているので、低回転域は1.6Lとは思えない乗りやすさと高回転域でのパワーを実現。特に回していくにしたがって本当に「モーターのような」としか表現が出来ない独特の音質は今まで乗って来たSRエンジンとは全く赴きが違います。

ただし、そのパワーを実現するために凄まじい熱量でエアコンは効かないし、1.6Lとは思えないほど燃費は悪い、最大出力・トルクが7,800rpmという非現実的な設定(しかもそれがリミッター)でパワーバンドを維持するのが困難といった難点も多々あります。ま、その辺りはハイパワーと引き換えなんでしょうね。基本的にはこれが純正なので致命的な不具合というわけではないです。

とにかく楽しいエンジンであることは確かです。

平均燃費:9.5km/l(6.7km/l~14.2km/l)

以上です。

この中で一番自分に合っていたのはU14のSR20DEですね。アホアホATとの組み合わせは、後のDE+HYPER CVT-M6との組み合わせを考えればよっぽど良いものでした。確かにそれほどパワーもなく、回して楽しいわけでもありませんでしたが私にはベストバランスでした。

一番印象的だったのは言うまでもなく最後を飾るSR16VEです。「あのSRがここまで化けるんだ!」と感動しました。低回転域での図太いトルク、回して行ったときの官能的な音(ここ重要!)、頭打ち感なくリミッターが効くまで吹け切る回転フィール、カムが切り替わってからの加速…ハイパワーNAエンジンの醍醐味が凝縮されていましたね。燃費、熱量といった「小排気量でのハイパワー」とトレードオフになった箇所も多く、こんな尖がったエンジンは今後日産からは出て来ないでしょうね。乗っておいて良かったと思います。

あとはSR18DEの無鉛プレミアムガソリン仕様と、P12プリメーラのSR20VE+6MT仕様に乗ってみたかったですね。

でも違う仕様のSRを4台乗ったので、そろそろ別のエンジン(同じの2台目ですが)に行ってもいいかなと。

果たして明日は無事に納車されるんでしょうか!? 一応、イケメンくんからは連絡があって、納車されるらしいですよ<他人事
Posted at 2006/04/27 23:04:25 | コメント(3) | トラックバック(0) | VZ-R | クルマ

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何シテル?   01/22 09:46
父の血を色濃く受け継ぎ、さらに強力になってしまった日産好きでした。 レパード様は持っていることに意義があるので手放しませんが、あとはJF3のN-BOXにハ...

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