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幌加内名物の蕎麦を食べた後は、一路宗谷岬を目指しました。

距離にして250km弱、本土ならやってられない距離です（苦笑）

何とか日没ギリギリに間に合い、陽が沈んで行くところを目の当たりにすることが出来ました。

レパード様、最北端まで走破です！
またまたのサントラに入っている「Fool For Love」をバックに眺めると良い風景ですね。

明日は日本海側をひた走って戻ることにします。

蕎麦を食べようと思ってクルマを走らせていたら、「深名線なんちゃら」の看板がちらっと見えて過ぎたところに緑色の鉄橋発見！

深名線の往時の姿を今に残す唯一の遺構だそうです。

昭和6年（1931年）に竣工した橋とのことで、もう75年も前のこと。深名線最大の難工事だったそうですが、その当時にこんなものが出来たなんて驚きです。

かつて線路があった場所まで入って行くことが出来て、いかにも路盤がありましたという跡が残っているので先ほどの朱鞠内駅跡地よりは廃線跡という雰囲気があって良かったです。

この近くにはかつて「政和温泉駅」という駅と温泉もあったそうで、調べるといろいろ出て来ますね。こっちを探索すれば良かったと思っても後の祭りです（涙）

この橋の維持には年間900万円もかかり、有志の保存会の方々が雪下ろしをしたり整備をしたりと大変ご苦労されているそうです。

今日の目的地は、例の三弦橋とともに「廃線跡の記憶2」という本を読んで魅せられてしまった、深名線の廃駅と名羽線という未成線の遺構探索。

深名線の廃駅は、朱鞠内という人造湖の近くにあります。そして、ここが未成線とも接続される予定だった場所。

ここは廃駅とは言っても廃線から20年以上が経過していてバス待合所を兼ねたコミュニティープラザとして整備されているので綺麗なものです。にしても、人が全くいない…

ここから少し離れたところに名羽線用として建設されたものの放棄されたトンネルの跡地や路盤があるとのことで歩いて探索してみたのですが…残念ながら見つけられず、収穫は足にマメを作っただけで終わってしまいました（涙）　夏は鬱蒼としているから発見は困難かもしれないですね。

名羽線は工事は進められていたものの、両端駅以外は沿線人口が全くない（計画段階では炭坑があった）から赤字必至だということで建設途中で放棄されたというマニア心をくすぐる悲運の路線。歩いてみましたけどとんでもない山奥だから、こりゃ仮に開通したとしても一体誰が使うんだ？　という感たっぷりでしたね。

本で見た朱鞠内駅跡地を見られたので良しとして、名物の蕎麦を食べようとレパード様を進めたのでした。