squash12vのブログ一覧

イベントも終了して､ネットや雑誌にもでているので作業内容だけはちょこちょこUPしてましたが完成納車前の画像公開です。
今年の１月末から４月半ばまでづっとやっていた車輌アバルト1300SPです。
無事第一回アバルトデイズに間に合わせることが出来ました。

もともとの依頼内容は､ブレーキを効くようにと､クラッチを普通レベルの重さにと､イベントまでに走れるようにメンテだったのですが、現車を確認すると、とても公道イベントに安心して送り出せる状態ではなく点検していったら骨だけになってしまいました。

少ない時間内で､走る部分優先で作業開始､優先順位をつけて､ちゃんとブレーキが利くこと、燃えないこと､をトップに巡に進めていき､やりたいことすべては出来ませんでしたが､何とか間に合わせることが出来ました。最後の日にとりあえずついていた他車のワイパーを使えるように加工して送り出しました。
屋根なしなので雨天は走行しない予定でしたが､イベント中､山の中で雨＆雪も降ったらしく､使えるようにしておいて正解でした。

１月末からスタートしたアバルトの路上復帰作業ですが、４月後半のシェイクダウンに向けて、まだどこまでやるかやれるのかを考えてるころです。
元の水配管を適当に切った張ったで取り回しを変更してるところです。
まだ配線もタンクも手付かずのころですね。

作業中のクラシックレーシングカーですが、すべての配管＆ホースが劣化してるので、新規で製作します。
取り回しもかなりおかしなことになっておりましたので、はじに寄せてすっきりと配管します。
ツインラジエターなので７本の配管を手曲げして製作しました。
ホースもシリコン系の物は好きではないので、国産純正品からいいとこどりをして、専用品のように取りまわします。
こういう作り物の時のために水回りの作業が入った時は、使えそうなホースはデータを残しておくようにしています。

土曜日に火を入れて今日シェイクダウンの予定だった、この車両、ラジエターを固定しようとＭ8のナットを締めたらスタットが抜けてきました。

真鍮のラジエターから生えてるので鉄のプレートに溶接してあるものがはんだで固定されていると思っていたのですが、なんとスタットボルトが5ｍｍほどはんだに埋まってるだけでした。
いまさらラジエター屋さんに出してる時間がないのでφ30のプレートからＭ8のねじ山がブッシュに入るカラー状になるようにしたものをはんだで固定しました。このくらい接着面積があればなんとかなるでしょう。
1200Ｗもあればヒートガンを全開で至近距離で使うと、はんだもとけるもんですね～それをはんだごてでならしながら成形していきました。

古い車両を作業していると、当然ない部品にでくわします。
今回もＯＩＬフィルターさえも手に入りません。メーカーは存在するし現品ＮＯもわかってるのですがのですが各当品番無し、代替え無し。
適当に近いフィルターを何個も買っったり、中古を切り開いたりしながら探します。
どれもいまいち惜しいのですよね～
フィルターの中だけ変えるタイプなのですがサイズがあってもだいたいリリーフがなかったり、内部に金網がなくて固定合成がなかったりと。

今回は、国産車のカートリッジを缶切で切開して中から出したフィルターの差し込み部分をプレス＆ハンマーで内径修正して今回は、使用します。
もう少し楽に交換できるフィルターを探さねば。