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特に事件も無いので、掃除して、あたりの強いところを調整して組み付け開始

ピストンは、モンスターの68ｍｍにＤＬＣを掛けて10時間レースでようすみ見、あたりが少し強かったのでシリンダーを最小で再ホーニング＆パルホスを掛けたものでした。
24時間走行した結果では、シリンダー側を見るとかなり改善されていたのでクリアランスはよさそう。
ピストンはＥＸ側の磨耗がほとんど無いのですがＩＮ側のトップランドはまだ少しあたりが強い感じでしたのでＤＬＣはなくなってしまいますがペーパーで修正して再使用。

ピストンリングは、ＴＯＰリングのみＤＬＣですが合口あたりから磨耗が10ｍｍぐらい進んでいまし。これはいつもどうりなので。1000ｋｍレースなら1回は十分使えますが24時間なので新品に交換。

ピストンＰＩＮ　はＤＬＣにまったく磨耗を感じられないので再使用。以前のピストンのときもピストンが金属疲労でクラックはいるまで使ってもまったく磨耗を感じられなかったので、現在スペアエンジンの中でほかのピストンにピンだけ再使用されてます。

部品を一通り洗浄が終わったら、ピストン、コンロット、クランク、オイルポンプをクラックチェックします磁気深傷装置があればもっとよいのですが現状できることは低コストの染色浸透探傷検査なのでそれを行いました。

結果は前々回のセパンのエンジンのように特に面白いことも無く無事点検終了

今日は朝の涼しいうちに工場に行って11年2月のＫ4ＧＰセパン24時間耐久で使ったＦ6Ａを分解点検。