次回の本庄で参考にしようと思い、今回走行のZ1☆と前回走行のRE55Sのデータを比較して見ました。
Xローテーション&スリップサインが出ていたRE55Sにとっては、かな~り不利な条件になってしまいましたが、それにしてもZ1☆はいい仕事してます^^
<embed src='http://eyevio.jp/fla/emp_embed_solo.swf' wmode='transparent' quality='high' devicefont='true' width='400' height='330' name='flvplayer' align='middle' allowScriptAccess='never' type='application/x-shockwave-flash' pluginspage='http://www.macromedia.com/go/getflashplayer' flashvars='plain=true&movieId=185644&width=400&height=330&thumUrl=http://eyevio.jp/_images/v/v8/v8dd54aa0e376ebe769de6939eaade5e4/185644/cylwejllbxnyykaynnzz_ta.jpg&movie=185644&hostName=http://eyevio.jp&onCompleteDisplayPath=http://eyevio.jp/fla/OnCompleteDisplay.swf?hdlink=http://eyevio.jp/ent/HD' />
55S vs Z1☆
【重要】以下シロートの戯言なので、本気にしないで下さい。 (ミタイナ。
①
1コーナー旋回時の加速度を比較すると、Z1☆が1秒付近で鈍ってしまっているが、この部分を
左右Gのグラフで確認するとZ1☆の方が横Gが大きく、さらに
前後加速Gも小さい値を示している事が解る。この原因は、
走行ラインからZ1☆の方が55Sに対し回転半径が小さかった為と推定される。
②走行ラインの違いにより、Z1☆は1コーナー脱出加速が遅れ、3速加速開始時間が0.33秒遅れてしまっている。これは、
前後Gのグラフで、より明確な差として認識することが出来る。
③結果的に
最高速度は、55Sの129.19km/hに対し、Z1☆は126.98km/hと2.21km/h低い値となってしまった。
④
グラフで見る限り、フルブレーキング時の減速度は両者ともほぼ互角と思われるが、拡大表示した場合、Z1☆の方がやや劣るという結果となった。
⑤さらに、
1ヘア進入時の最大減速Gについて見てみると、RE55Sの1.088Gに対し、Z1☆は1.046Gと多少劣る結果となった。
⑥また
1ヘア旋回中の最大GもRE55Sの-1.11Gに対し、Z1☆は-1.071とこちらも多少劣る結果となった。しかしながら、他の旋回部分のGを見てみると、Z1☆の方が勝っている場面もあり、左右Gに関しては、両者それ程違いがそれ程無いと思われる。
⑦1ヘア脱出時、
再びZ1☆の遅れが目立つが、これは
1コーナー脱出時のラインの影響で1ヘア進入がイン側となり、その結果、1ヘア脱出時にアウト側に膨らんでしまい、車の向きが変わるのが遅れ、アクセルオンのタイミングが遅れてしまった為と思われる。その時の遅れ量は0.26秒程度で、先程の遅れ量を加味すると前半のライン取りのまずさから0.6秒程度損をしてしまったという計算になる。
⑧RE55S、Z1☆共に、
1ヘア進入時の減速度はほぼ同じ(④)だったにもかかわらず、Z1☆の
2ヘア進入時の減速度が悪化している事が解る。
前後Gのグラフを見ると、これはタイヤの性能差が原因ではなく、ドライバーがブレーキを緩めてしまった事に起因していると思われる。
ではなぜブレーキを緩めてしまったのか? 2ヘアは、パワーバンドの関係で1速で旋回しているが、その場合、ミドル-イン-インのラインを通る事になり、アプローチ部分は、旋回をしつつ、フルブレーキングを行わなければならない状況となる。旋回中のフルブレーキングは、車の姿勢が乱れる為、恐怖心が伴い、これがブレーキを緩めてしまった原因ではないだろうか。
左右Gのグラフを見てみると、RE55Sとほぼ同程度のGが発生しており、過去の経験からこれ以上のGは危険(未体験ゾーン)と感じたため、ブレーキを緩めてしまったと思われる。この時、約0.6Gが発生しているが、タイヤの限界は他のヘアピンの測定結果から1.0G以上あり、当然の事ながらまだまだ限界には至っていないはずである。
⑨コーナーアプローチのミスにより、旋回可能速度に到達していないと感じたため、
減速状態を維持しており、その結果、
ヨーレートの立ち上がりが55Sに対し、ワンテンポずれてしまっている。ちなみに、⑧⑨のミスは、2ヘアへの進入ラインがずれてしまった事によるものと思われる。
⑩3ヘアのコーナリングスピードはZ1☆の方が高い結果であったが、
左右Gを見てみると、Z1☆が多少高いものの、それ程大きなアドバンテージがある様な値ではないと思われる。なお、Z1☆が高いスピードをキープ出来ていた理由は、
ヨーレートのグラフをみると、ヨーレートが立ち上がり後に一定値となっており、これが最低速度を引き揚げた要因と思われる。
⑪3ヘアで良好なコーナリングスピードをキープしたZ1☆であるが、残念ながら立ち上がり時加速が劣る結果となってしまった。この時の
左右Gのグラフから、横Gをスムーズに低減している55Sに対し、Z1☆は、ダラダラと横Gを残している状態が読み取れるが、これは、3ヘアのコーナリングスピードを確保するために、ステア量が少なくなり、結果的に車の向きがなかなか変わらず加速状態に移行できていない事が原因であると思われる。
⑫シケイン入口直前のMAXスピードを見てみると、RE55Sが83.453km/h、対するZ1☆は81.387であった。
⑬一つ目のクリップを通過後、加速しながら切り返しを行うが、
ここでの加速GはRE55Sが0.467G、Z1☆が0.440Gでほぼ同等であるが、中立時点(0G・0Deg/sec)での左右Gの時間差が0.1秒なのに対し、ヨーレートの時間差が0.2秒あり、Z1☆の方が多少レスポンスが劣るのではないかと想像される。
⑭切り替えし後のMAXスピードはRE55Sの88.63km/hに対し、Z1☆は90.947km/hとSタイヤを上回る速度を記録していたが、その後、
ドリフト状態になってしまい、
55S程の加速力を得ることが出来なかった。
⑮その結果、最終コーナー直前の速度が55Sの100.04km/hに対し、Z1☆は95.933km/hと、かなり低い値となってしまった。
ヨーレートの発生状態を見てみると、左右Gの遅れに対し、ほぼ全域でZ1☆の方がさらに遅れるという結果になっているが、これは新品タイヤ(Z1☆)と1部山タイヤ(55S)の差とも考えられる。しかしながら、普段の街乗りでも全く問題の無い事を考えると、Z1☆はかなりのパフォーマンスを秘めているのではないかと思われる。
今回は、約0.5秒の差であったが、その原因はライン取りのまずさが大半を占めていると考えられ、今後の山の減り具合によっては55Sと同程度のラップタイムが期待できるのではないだろうか。。。
Posted at 2008/10/26 21:05:38 | |
トラックバック(0) |
タイヤ | クルマ