群馬の「工場で42人クラスター感染」から想像できること

COVID-19についての記事は書くまいと思って大分経つが、一般的な感染症で経口感染について思う事が有るので、そのことに付いて少し考えた見た・・・・。

一時（今でも？）「黙食」というロゴを紙に書いて飲食店が黙って飲食するように訴えていたのだが、どうもうまく守られていないと感じる。

旅先で飲食店を利用することが偶にあるが、静まり返った店内・・・という印象はほとんど無いからだ。

不特定多数が利用する飲食店でクラスターが起きていないという事は無いはずだが、飲食店に昼時集まる人は近所の人は案外少なくて、食べ終われば散り散りに分かれて別々の場所へと帰ることになるはずだから、クラスターの発生と認識されることは少ないかもしれない？

だが、会社の中の社員食堂ではどうだろうか？毎昼食、それだけでなく工場の社員食堂なら3交代の勤務でも食事を提供しているかもしれない。

ニュース発表では蜜になる状況は無かったし、工場はマスクの着用を指示していると発表されてはいたが、原因を謎にしてしまって良いのか？・・・、マスクを装着して昼食を摂ることは人間には出来ないから、社員食堂が存在するなら、ほぼ全員がマスクを外して同じ空間で食事をしたはずだが、そこは想像出来ないのか？。

これはどんな飲食店でも起きることで、皆その食事をする部屋ではマスクを外して食事を同時に行っているから、食事中に会話をすれば声帯の振動で細かなエアロゾルに形を変えた唾液が霧状に出ているのは見えないけれど、ちょっと想像すれば気づくことに違いないのだ。

何処からともなくタバコの煙の臭いが漂ってくることが有りますよね？もしタバコの煙の発生源になった人が感染者であってその人が声を出していたとすれば、においを感じた側が高性能なマスクをしていなければそこでエアロゾル感染させられても不思議ではないという事でしょう？声を伴う呼気に含まれるエアロゾルをマスクを外してしまい自らが食い止めないという事はそれぐらいリスクの大きな行為なのです。

数百人が勤務する工場でのクラスター発生が、社員食堂のような環境で全員がほぼ同時にマスクを外し、全く無言で食事することを義務付けられていないとすれば、遮蔽目的のアクリル板があったとしても、そこで起きたクラスターなのかなと専門家でないこの私だっておおよそ想像は付く。

クラスターが発生するとすれば、ほぼそういう場合だけだろうと思えるから、先ずそこだよね？社員食堂は完全に無言が徹底されていたか？それだけを聞き取ってみるのが必須なのでは無いのかな？あとはスーパーマーケットなどと同じでアルコールやハンドウオッシュの徹底があればそこではクラスターは起きないことは殆ど実証されている。

社員食堂では一般の飲食店よりも黙食の徹底はし易いはずですよね？発表に及んだ県側はそこだけでも企業側に質問すればそれで良かったのではありませんか？社員食堂はいつも同じメンバーが何度も利用する筈だから感染症クラスターは非常に起き易い場所になり得るはずです。

私の想像なので、間違っている可能性もありますが、企業側のそうした黙食管理にも問題があったと想像されますが、余りに間抜けな県側のおざなりな言葉にはいちゃもんを付けたくなりました。（もしかして地元の大企業への忖度ですか？もしそんなことなら県側は更に最低ですけれどね、マスコミ側は社員食堂でマスクを外して、そこで会話が本当に無いかどうかを突っ込むべきではないのでしょうか？危険なのは恐らくそこだけですからね。）

私にしても、他に何か見落としているところがあるのだろうか？・・・・・あるとすれば工場内の空調ダクト経由は調べたのか？食堂の厨房内の衛生管理？トイレの水洗飛沫も感染の原因に本当になるのかな？ぐらいかな～・・・・、県側はそこは既に調べたのだろうか？。