韓国の国会、検察捜査権の大幅縮小の改正法成立させてしまった・・・・。

韓国国会（定数３００）で４月３０日、検察が直接捜査を開始できる犯罪を腐敗（汚職）と経済事犯に制限することを柱にした改正検察庁法案を与党は強行採決で可決・成立させた。検察の捜査権は大幅に縮小され、警察に移ることになる。

その首謀者たる文在寅の任期はあと一週間を切ったところでであるから、彼にとってはギリギリセーフという事で胸を撫で下ろしているかもしれない。

これは、これまでほぼ例外なく任期を終えた大統領が任期中の不正を訴追され収監されてきた韓国で、在任期間の最終段階にある大統領自身が自分の任期後に検察に捜査され訴追されて投獄されない様に、検察の捜査範囲を取り上げて、任期後に逮捕収監されないようにする為の布石を打ったと言っても間違いでは無いだろう。

それを実現させたのは国会の過半数を越える与党の議席数であるが、そのような議席を大統領側の与党に与えてしまったのは、先の選挙で投票した韓国民の判断であるが、その要因も韓国のコロナへの防疫が日本より優れているという優越感を与党が宣伝したからであったろう。

これまで殆どの大統領が任期の後に在職中の不正に絡み起訴されて有罪判決を受けて収監されて来たことを、自分は不正をしないことでその不名誉な歴史にストップをかけると言うなら褒められべき事だが、そうでは無く、検察が自分を捜査できない様な法律を立法し国会で可決させてしまったという事なので、それはつまり、大統領になったものは今後任期中の不正を暴かれにくくなって、今後、特にやりたい放題に近くなり、より政治腐敗を招くことになる可能性は大きくなるのでは無いだろうか。

韓国の問題点は大統領に選ばれるべき真の人格者が政治家の中に居ないか？現れないという事と、国民が政治家の嘘に翻弄されてしまう事なのかもしれない。

しかし、大統領に当選すると一族郎党、遠い親戚までもがその権力にぶら下がって利権を欲しがる民族性は千年経っても変われないのかもしれないから、ぶら下がられる側も少しは可哀そうに思える・・・・。まあそれが原因で任期後に訴追されるケースもあるだろうからね・・・・。

やっぱり社会的な成功者が親類の中に出ると、とにかく皆でそれにぶら下がろうとする民族性かな？元凶は？・・・・日本ではそれは恥として普通はあまりそういうことはしないからね。