2024年06月28日
再アップ 「ボイジャーの飛行速度は現在時速216万kmでしかない。」
文を大分書き足したので、再度アップいたしました。老人の妄想にお付き合い願えるかどうか解りませんが、臆面も無く再度アップし直してみました・・・・笑。
ボイジャーの飛行速度は現在たったの時速216万kmでしかない。
非常に遅いという意味だが、光の速度はご存じのように秒速30万kmであり、時速で言い直せば、その3600倍になるから108億km/hとなる。
光が1時間で進む距離はそれぐらいだから、その24倍の距離なら1日に進む距離となって、2592億kmとなるから、更にその距離に365倍すれば光が1年間に進む距離と言う事になる・・・。つまり94兆6080億kmがその距離だ‥‥遠い距離だね!
しかし、その距離を我々は1光年と読んでいます。1光年という呼び方は、光が1年間に進む距離の事なんですよね・・・・笑。
それで我々の太陽系がある天の川銀河の直径ですが、10万光年と長く言われてきたのですが、最近の研究では非常に濃い密度の部分の直径は10万光年と理解されますが、天の川銀河の真の大きさは104万光年と解って来たのです。
光の速度で飛んで行ける宇宙船があったとしても我々の天の川銀河の直径の距離を飛ぶには104万年かかるという事です。
9,839,159,691,484,030,000kmが104万光年なので=983京9159兆6914億8403万0000kmで良いでしょうか?・・・・。
余談ですが、1kgの物体が光の速さで飛んでいる時その物体の運動を止めるには4500兆ジュールのエネルギーが必要です。又速度0から光の速度まで加速するにも4500兆ジュールのエネルギーが必要になります。
そこで、仮に人間が6人乗って宇宙を旅する時の宇宙船を考える時、どれ程の重さになると思いますか?エンジンや燃料を考えに入れないとしても1トン以下は考えれれないでしょう?マイクロバス程度だとしても3トン近いはずです。
宇宙船本体の重さが3トンだとすると光の速度までは現実的でないので、1/10として秒速3万kmまで加速するのに必要なエネルギーは4500兆ジュールの300倍必要ですが(3000/10=300)目的地に着いた時、速度を落とさねばならないので、そのエネルギーも4500兆ジュールの300倍が必要になります。合計270京ジュールです。(参考:50メガトンの核爆発の出すエネルギー量はおよそ21京ジュールです)
しかしそこで忘れてはならないのが、加速と減速する為のエネルギー源はどれほどの重さになるでしょうか?270京ジュールを生み出す燃料は何をどれだけ積んで出発すれば良いかという問題になる訳です・・・・。
例えばウラン235の核分裂で得られるエネルギーの全てが推進力に変換できるとした場合では、9kgのウランで済みますが、サターンロケットのようなケロシンと液体酸素での燃焼式ロケットで270京ジュールのエネルギーを得ようとした場合、100%推力に変換できたとして、9トンのケロシンと35トンの液体酸素が必要になります。もし効率が50%である場合はその倍の量が必要になるという事になります。
従って、3トンの宇宙船をケロシンと液体酸素の燃焼反応で秒速3万kmに加速と減速を行う場合、先ほどの計算に比べて15.7倍の重さになってしまう為、エネルギーの必要量は16倍以上になりますから効率が50%なら31.4倍の重さを背負って出発しなければならないのですが、その燃料と酸化剤のタンクが大きくなりますから重さもさらに増えて総重量150トンほどの宇宙船になっているかもしれませんので燃料は更に多く必要になり、それ故更に重くなりますね・・・・。
それを考えると銀河系内を旅行するレベルの移動には燃焼ガスの反作用で進む方式では無理があると気づくことになりますから、超高速推進のためには大きな技術的ブレイクスルーが必須条件だと言えますね。
重量を伴う宇宙船を加速するという事がどれほどのエネルギーを必要とするかは計算で簡単に出てきますが、実際はそう単純なものではないはずです。どんなに遠い星でも慣性の法則により加速と減速に使うエネルギーは変わらないので、途中で止まったりしなければ片道分はそれで賄えます。しかし帰ってくるための燃料は無いので片道切符になりますから、戻って来ることを前提にして目的地で停止するなら、更にその倍の燃料を積む必要があるのでその為のタンクなどの重量も更に増えるという訳です・・・・。
でも、考えて見ると我々の居る天の川銀河を横断するのにさえ、光の速度の1/10の速度が出せたとしても1040万年かかる訳だし、そこから止まらずに速度を維持したまま恒星の重力を利用するなどで、恒星を回り込むようにUターンして戻って来たとしても2080万年以上かかるのですが・・・、乗り組む人間は冷凍してしまう以外に方法はほぼ有りませんね、さもなければ宇宙船の中で世代交代をしながら進むしか無く、それだと2000万年分の食料の確保という点で巨大な問題を抱えることが予想されます。
地球上の人類でも2080万年に亘って生存を継続させられるかも解らないのですから、狭い宇宙船の中で僅かな数の人間が世代交代を100万回繰り返せる等とは近親婚的遺伝の問題も有って到底あり得ないと気づき、これは無理な計画とすぐに解ります・・・・。ですから移住目的で地球を旅立つのであれば、それぞれ親の異なる冷凍精子と冷凍卵子を大量に積み込んだ上、片道切符で出発し、目的地に降り立った後、精子と卵子を解凍し人工授精する事が選ばれると思いますが、ロボットの作業員と妊娠母体が機械装置化されていない場合は困難な選択となりますね・・・・。
チンパンジーと同様な類人猿から分岐して僅かに700万年しか経っていないのが我らホモサピエンスですからね・・・、2000万年経ったらホモサピエンスはどう変化しているのか解る人いますか?
ここまで来ると…もはや空想科学などでは無くて「哲学」ですよね・・・・鳥瞰的に見る・・・というより遥かに高い視点から見るという事になりますかね?
74歳と6か月になる私の脳のボケ防止にには良さそうではありますが・・・、あまり関心の薄い、大して意味の無いお話かも知れないのでこの辺で止めます・・・・笑。
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Posted at
2024/06/28 10:36:31
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