黒海の周辺の地図をGoogleMAPで調べていて気付いたのですが、黒海はボスポラス海峡でマルマラ海に繋がっていて更にマルマラ海はダーダネルス海峡でエーゲ海に繋がっていることは多分御存じの方も多いと思います。
という事は、エーゲ海は地中海の一部であるという事から、地中海はジブラルタル海峡によって大西洋と繋がっているので、黒海と大西洋の海面の高さの差は殆ど無いと言えますよね?潮汐作用があるから実際にはかなり違う時間帯も多いとは思いますが、大西洋から黒海までは船で問題なく行き来が出来ることが解ります。
因みにこの二つの海峡は非常に狭く人工的に掘られたものか?とも思いましたが、調べると、数万~数十万年前に黒海に溜まった水が地中海方面の最も低い場所を伝って溢れ出たことで、水路が自然に削られてできたものだそうです。
と、ここ迄調べて・・・、更に黒海の周辺の河川や運河を調べるともなく調べていると判った事なのですが、黒海に注ぐ河川は有名なドナウ川が在り、ドニエプル川、ドニエストル川、リオニ川、ドン川などが在りました。
AIに幾つか質問もしてみて、ドナウ川はドイツのシュヴァルツヴァルト付近から始まって2800kmの長さで年間約200立方キロメートルの淡水を黒海に流入させているそうです。
もう一つの大河であるドニエプル川は総延長が2200kmでモスクワの北西のヴァルダイ丘陵を水源地としていますが水源と黒海の標高差は僅かに220mしか無いと言う事で、水源地付近で大雨が降ると流域では洪水災害が多く発生するそうで、近年の温暖化による多雨によって災害が起き易く、実際に大洪水に襲われているそうです。(流域に湖などが多い川は概ね標高差が少なく、過去に氾濫が多く起きた証拠ではないかと思われました。)
もう一つ調べて解ったことは、黒海の東方約400kmの距離にあるカスピ海は、ドン川とボルガ川をボルゴグラード付近の運河で繋ぎ、黒海とカスピ海はアゾフ海経由で船舶での往来が可能になっているという事になり、日本から船でカスピ海迄行くことが理論的には可能と言う事なのですね・・・・・。
これは1952年に開通していて数か所に設けられた水門によって水面の高さを調節して海面よりも30m程低いカスピ海に注ぐボルガ川と繋いでいるという事でした。
現在カスピ海に黒海からの水路を設けてカスピ海に無動力で海水を入れることが計画されているそうです。
少しだけですがこれで又知識が増えました・・・・笑。
Posted at 2025/08/07 15:38:06 | |
トラックバック(0) |
知らなかったよ | 日記