「水洗トイレの蓋は閉めてから流した方が良い」という話題が気になった・・・。
以下のサイトを参照ください。
https://dot.asahi.com/aerakids/articles/-/253638?page=2
この記事を読むと、水洗トイレの水流が原因で便器から立ち上る細かなエアロゾルに含まれる菌類やウイルスが便座の裏側やトイレの壁などに付着し、病原菌の拡散に繋がる恐れがあるという事は理解できたが、微量なウイルスが即感染に繋がる確率はかなり少ないという事も同時に理解できた。
しかしながら私は「水を流して陶器製の便器を洗浄する」という事の、それ以前のタイミングに自分が行なっている事をすぐに考えた。
トイレ利用時には、ウオシュレットと言うシャワー洗浄器を動作させるのが普通の事だから、その温水シャワーが自分の肛門付近に当ったことで発生するはずのエアロゾルは如何なのよ?・・・・という問題だ!
上記の記事がそこまで踏み込めなかった理由は簡単に想像がつく・・・。
トイレの温水シャワー装置は、「我が国が生んだ画期的発明品で、世界のトイレ文化をけん引している」というのが現実だから、その危険性を敢えて記事にしていないのは、それらのメーカーへの商業的な影響が大きい事への忖度と言って誤りでは無いはずだ・・・・。
「AERA with Kids」が行なったとされる上記の実験は、恐らく同時に温水シャワー装置による影響の実験も出来た筈なのだから、それらの実験も行う事が出来た訳であるし、その結果を想像する事も簡単であるにも拘らず、温水シャワーに依る同様な影響の有無については全く記事になっていないことは、不思議なことだと気づくのではないか?
つまりこれらの記事は実験を担当した関係者の人たち全員が温水シャワーの存在を知らないか?トイレの温水シャワー使用時の発生エアロゾルには全く気付いていない?という事になるが、「そんなデクノボウの様な馬鹿な奴らばかりが寄ってたかってテストをした」とでも言うのだろうか?
それは凡そ普通の思考力を持つ人間なら、控えめに言っても、少なくとも1/3程度の人はその事の持つ不作為さに気付くのではないですか?
この実験の結果の、ウイルスなどを含んだエアロゾルの発生が実際に起きていると感じた方は、同時にその行為の直前に行われたであろうトイレの利用者の行動を想像してみて下さい。それは便器の蓋を閉じてから水洗する事では防ぎようが無い、ウオシュレットと言う温水シャワーによる肛門部の洗浄が生むリスクを甘受するしかないという事を、論理的に御理解下さい。
それとも人は、トイレの次の利用者の為に「ウォシュレット」の使用を止めることが、少しでも感染のリスクを減らすことに繋がるからと、行動するのでしょうか?
Posted at 2025/09/12 12:17:49 | |
トラックバック(0) |
健康 | 日記