600万年~700万年前に我々の祖先であるホモ・サピエンスはチンパンジーに似た猿から分岐して今の人間にまで進化してきたらしいのですが、チンパンジーの世界では少なくとも顔の美しさや可愛らしさ等の僅かな差を見出して、それを雄が好んで独占しようとするようなことが起きなかったと言えるだろう・・・。
もしチンパンジーも我々の先祖であるホモ・サピエンスと似た生態や性的嗜好であれば、彼らチンパンジーももっと我々に似た洗練された顔つきに進化していても不思議ではないはずだが、そうはならず、骨格や頭蓋骨の形状も大して変化せずにチンパンジーとしてジャングルで生活している。
その差が何処で生じたのか、生物学者では無い機械系エンジニアの私は果敢且つ無謀な推論を展開してみたいと思う・・・。
広く考えられていることに、ジャングルの樹上で生活していたチンパンジーなどの猿から、開けた草原のある環境に進出したらしい人間の祖先は、やがて立ち上がって草原を歩き、狩りを行う種へと進化していったと考えられるが、チンパンジーなどの猿はジャングルの中で両の手も足のように使いながらの生活であったと仮定してみると、前屈した雄の猿の姿勢から見る視線は低く、見の高さには雌の後ろ姿が映し出されていたと考えると、メスの猿も又前屈した姿勢であれば、生命の条件である子孫繁栄には欠かせない交尾に使われる雌の性器が同じ高さに見えることになるはずで、700万年の年月を掛けて、チンパンジーの雌の生殖器は雄の眼を引くような進化を遂げて来たと言えるのではないのか?
その結果は皆さんも知っての通りの巨大に肥大した発情期の雌のチンパンジーの生殖器がその最も我々人間と違う部分で進化した証拠を示しているのではないだろうか?
それに対して、開けた草原で直立したホモ・サピエンスの先祖の姿勢では、メスの生殖器は胴体の真下に存在するために股間に隠れ、雄の注意を引くチャンスは少なくなってしまったと想像され、代わりに雄の視線からは雌の顔が常に見えていることになって次第に雌の顔の美醜が雄の性的な関心を引く要素になって行ったのだろうと想像してみた。
旧来の猿らしくない僅かでも新しい顔の特徴が雄に好まれて、性淘汰の対象が雌のサピエンスの顔になったことで、そこが最も進化で変化の大きい部分になって行ったことで現在の様な人間の顔を形作って行くことになったのではないだろうか?
700万年の間チンパンジーにも性淘汰は起きていたのだが、雄の関心は目線の高さに常に見えている雌の生殖器に集まり、その結果、雌の生殖器がより目立つ様に進化して巨大化してしまった結果を現在の雌のチンパンジーに見い出せるのではないだろうか?
結論、ホモ・サピエンスは性淘汰によって顔が洗練されて美しい方向に変化したが、チンパンジーの種では性淘汰は常に見えている「剥き出しの雌の外部生殖器」が洗練されてより雄にアピールできるように変化して大型化し、発情期には更に腫れるように肥大していると考えて見ました。
700万年で、顔に大きな変化が人類に起き、メスの生殖器の巨大化がチンパンジーに起きたのです。
手前味噌ですが、多分この推論は当たっていると思います・・・・。
Posted at 2025/03/01 21:38:17 | |
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