最近の車では、スペアタイヤの代わりにパンク修理キットが標準装備されていると聞いて驚いたものだが、ほとんどの人は、一度も使うことなく、次の車に乗り換えることになるのかもしれない・・・。
そういう御時世だから、重く、使われない可能性の多いスペアタイヤが装備から外されたのだろうが、コンクリートの角などで受ける可能性のあるタイヤのサイドウオールカットなどには無力な修理キットだから、山岳路の非舗装路などを走る時は特に気を付けないといけない。
まあ、そういう場所を好んで走る私にはありがたくない修理キットだが、一度よく見て、僅かな可能性の釘踏みパンクをした時のために、学習しておくことにした。
パンク修理キットは、液体のゴム糊がボトルに入っていて、ボトルの蓋を外し、専用のチューブ付きの蓋に取り換えてから、パンクしたタイヤにチューブ経由で注入し、そのあと用意された小型のエアーコンプレッサーを使ってタイヤにエアーを充填するという訳だ。
特に難しいとも思えないが、いきなりパンクしてトランクを開けて修理キットを見た時にスムーズにできるかどうか?こうしたことに慣れていない人でも10人中9人までは無事にこなすと思えるが、機械いじりが苦手な人と言うか、仕組みを良く理解していない人は、一度用意されたパンク修理キットなる物ををじっくり見て説明書を読むぐらいはしておくべきと思える。
私は実際に修理キットを見て、エアーコンプレッサーの能力を知りたくなって、今日は試しに動かしてみたわけです。
動画はここをクリック
シガーラータープラグを、車内のソケットに突っ込んで、アクセサリ電源を入れて、動かしてみたが、騒々しく回り始める割になかなか空気が入って行かない・・・・??
小さなモーターで0.3MP以上を入れるわけだから、吐出量は極めて少なく、0.01MP入れるのに10秒以上かかることが解った。
説明書きに10分以上連続で回さない旨書かれていた意味は、吐出能力が低いから長い時間回さなくてはタイヤ1本に空気を充分入れることが出来ないことを意味していたという事だ。
すっかり空気が抜けているタイヤに、指定された空気圧まで入れるのにどれくらいかかるか実験したわけではないから、やや不確実な情報だが、約4~5分程度は連続で回さなくてはならない様である。
高速道路でパンクしたことを考えると、スペアタイヤがあった方が時間的な問題としてよさそうに思えるが、いずれにしろ道路上で修理や交換は避けたいことには違いないから、今後は、タイヤの空気圧低下を早めにドライバーに知らせる仕組みが主流になって行くことだろう・・・。
空気圧センサーと無線送信機付きのエアーバルブなどが発明されて久しいが、普及にはコストの壁が有るのか、10年以上経っても一部の高級車だけで全ての車に取り付けられる日はやって来てはいないのだ・・・。
Posted at 2016/01/07 18:17:43 | |
トラックバック(0) | 日記