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2016年10月11日 イイね!

私が「追いつかれたら道を譲ろう」と言う理由

国内の道路を利用する上で、見通しの利かない山間の曲がりくねった道や、追い越し禁止区間の続く道路などを法定速度以下で走っていて、自分が制限速度を守り安全に留意した運転をしている場合、それは「尊法精神に則った正しい行為であり、仮に自分の後ろに車が繋がってしまったとしても、後続する車に配慮して道を譲る必要は無い。」と言った考えを持って運転している人も居るように思える。
そうした意思を持って頑なに道を譲らない運転は、違法な行為とは言えないが、その車と運転者が結果的に他車の自由で円滑な走行を妨げていることは事実と言えるし、たとえ適法であっても傍迷惑な行いになるという認識を持つ必要があると思う。

私は精神的には完全に自由な人間ですが、この日本で暮らすために必要な納税の義務を履行し、その他の社会契約にも参加している一市民です。

そして・・・私には自分が生きる上で考えた自分独自の哲学があり、その結論を出した17歳の時からおよそ50年間それに従って生きているが、今もその考えに揺らぐものは何もない。

その哲学の基本は、極めてシンプルなもので「すべての生物と人間は、より良く生き続けようとしている存在であり、自然環境以外のどんな束縛も受けず自由に行動できるが、他者とあらゆる生物を尊重して出来る限りその生存と自由を侵さずに生きなくてはならない。」というもので、そこには「法律に従って生きるべき」といった観念は一切登場しない。

生きる上の哲学を持ち出すのは大げさに思えるかも知れないが、冒頭に書いた追い越しが出来ない様な道路で私はどう振る舞うべきか?という答えは、当にそこで述べているも同然だからなのです。

では、私は法律をどう捉えているか?であるが、法を犯したことで収監されれば拘束されることにはなるが、人間の根本的な可能性としての自由を拘束する力は法自体には全く無いと言え、完全に自由と感じている私には法など無いも同然なのです。
いわゆる犯罪的行為を含め何をすることも自分には可能だが、社会からの応分のリアクションを受け入れる覚悟のもとに行動するだけの事という事になり、それが私にとっての社会契約の事実であろう。

法とは、概ね人間同士の平等性を保つために存在し、そこに規定されていることは加害の禁止や不平等への制限事項が大半であり、僅かに存在する権利条項によって基本的な平等と自由を謳っているが、罰則を設けることによって法を犯すことへの抑制効果を期待する一つの手段と言うべきものだろう。

法の根本は人間の集団に於いて物事の許容限度などを取り決める約束であり、それは普遍的な正義を規定するものではないし、それが真理を表しているという訳でも無いのです。
その約束事は誰でも何時でも破ることが出来ることからも解る通り、物理的拘束力など全く無いことが明らかです。

私の「哲学」には尊法精神が全く無いという訳ではないが、私にとっては自分を含む人々の自由を尊重する事が最も重要であり、その自由を行使する上では他者の自由を侵害しないという事の方が尊法よりも高い場所に位しているのです。

つまり、平たく言えば人間社会の中で私が維持すべきことは他者への配慮と尊重であり、法とは互いの自由な振る舞いの生む利害の境界について問題が起きた時に充てるべきもので、第三者が公平を期して判断する標準的規範と言い換えることが出来るのではないだろうか・・・。

私の生き方は、ほぼ自身の哲学に基づく倫理観だけで生きているに等しく、およそ何らの制約も受けていないことに近いもので、「法に則って安全運転をしている場合でも、他者の自由で円滑な走行を妨げている様なら、他の車に先を譲るべき」ということは私にとって当然の結論となるのであり、自分は法に照らして正しいと思い込むことで頑なに譲ることを拒むような運転は、私から見れば、人間が社会で生きる上で最も重要な他者への配慮と尊重という面で成熟していない考え方と思うわけです。
Posted at 2016/10/12 00:04:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 哲学 | 日記

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