上のデザインCGは以前お見せしたので、記憶にある方もいるかと思いますが、このホイールは、NC旋盤が借りられなくなってしまって、現在お蔵入りになっている17インチの7j・4穴ホイールですが、このようなアラベスク模様のアクセントを書き込むアイディアは、デミオ用では実現しませんでしたが、今回CX-30でやってみようかと思っています。(使うホイールはCX-30用の純正品で、先日落札したものです)
(私が関係していた工場が閉鎖になったことで、削れなくなってしまったのですが、17インチのアルミホイールを削れる設備というのは専門的で普通はなかなかそういうホイール用に使える旋盤は無いのです)
こうしたアイディアは下の画像のようなものから私は暗示的なヒントを得ているのだと思います。
そして、ホイールの塗装でアラベスク模様をアクセントに入れるというデザインのプロセスを考え直しました。
新しく考えた方法とは、3D・CADでアラベスクの柄をデザインして、3Dプリンタで0.5mm程度の薄さでシートにしたものを何枚も造形し、(フィラメントはゴールド色やシルバー色を選ぶ)そして出来上がった薄いアラベスク模様のシートをさらに塗装する。同じものを例えば40枚作れば、4本のホイールのスポークすべてに張り付けて、その上からクリア塗装をかけて完了。
3D・CADでモデリングするときにかまぼこ断面で作ればそのように出来上がるから、中心ほど盛り上がった立体的なものも出来て、ホイール表面から少し出っ張るように貼り付けも可能になって、鋳物の一部のような雰囲気にも出来そうだ。まあ、滑らかに段差無く作ることは難しいから出来上がったシートを後加工で滑らかに削る作業も必要だが・・・。
その場合、ホイールと同じ色で塗装してしまえば一体化して鋳物の一部のように見えるかもしれない。
そうではなくクリアで固定すれば、いわゆるネイルアート的なアクセントを追加できることになるから、面白いかもしれない。
3Dプリントは熱で樹脂を液体状にして押し出して造形する形式が安価で普及しているが、ホイールに貼って、ブレーキで熱くなる時にどうか?と考えたが、プリント時は200度C付近で溶かすので、走行状態によっては(いろは坂の下りなどブレーキを多用すれば)多少は柔らかくなるけれど、100度C以上になることは稀なことと思うのでまあ、大丈夫かな?などと思っている。
当然だが、文字デザインのロゴなども出来るし、3Dプリンタで、自作のエンブレムを作ってボディーに貼ることも可能になる。
更に進めて、自作の立体的なエンブレムを作って、鋳造用耐火石膏で型どりをして、金属を溶かして流し込めば本格的なアルミ製や亜鉛合金製のロゴやエンブレムが作れるだろう・・・・。
そうした場合、製造プロセスよりもデザイン力の方が重要になって来るな・・・・。
そこいら辺はまあ、センスの問題だが・・・・。
すでにそういうことを請け負う企業もあるはずだから、大きな事業にはなり得ないだろうが安い値段で提供できればある程度の注文は得られ可能性はあるかもしれない・・・。
Posted at 2020/04/11 16:03:45 | |
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パーツ改造 | 日記