2020年04月23日
ツイッターで、著名な人が他人を「頭悪すぎて笑う」などと投稿してしまうのは、個人の裁量の範囲で問題はないと言えるのだろうか?
ほぼ一般公開に等しいSNS上の話だが、特に名指しはしないが、私個人としては全く賛成しかねるし、異常なことと思う。
「親しき中にも礼儀あり」と言うのは親しく無い人に対しては礼儀はいらないという意味ではない。
全く逆で、親しい人でなければより礼儀をわきまえるべきであるという事を含む諺である。
ある種の人々は毒舌を以て自分の特徴としていたりするが、多くは芸能人だったり、評論家を含むいわゆるマスコミ人であろうから応分の覚悟のもとにあると言って良いかもしれない。
しかし、誰かの言動や行動が目障りだったり面白くないときに、その言動や、行動に異を唱えることは許されてしかるべきだが、その人間の人格否定になるような言葉を用いれば、その人は礼儀を知らない人という事になるだろう。
例えば「頭悪すぎて笑える」という文は、他人に対し「あなたは頭が悪い人です」と大勢の前で公言していることになっているので、大いに礼儀を欠くことになるわけです。
軽々しくそういったことを言う人は多くなっていると思いますが、Webではそれが許されると思っているのだろうか?
それは勘違いなのではありませんか?、もし許されるとするならそれは毒舌が売り物のその種を生業として生きる者と、公然と批判を受けることを覚悟せざるを得ない政治家などの職種を生きる人だけではないのではないか?
自分の意見を言うのは良いが、自分の価値観を押し付けてしまう事や、人格否定ともとれるような言葉は、普通どんな場合も控えるべきと私は思っているのだ。
特に相手を明確にした場合、失礼なことになりませんか?自分自身の品格をあえて傷つけてはいませんか?と言う風に思う。簡単に分析すればその人の意見に異を唱えることは、何のためかというその人の内なる理由を考え、そうした人はその人の考え方を如何したいのか?という事で、攻撃して自分は何を得たいのかという事を含んだ本当の理由は何かを推理すれば、大方その訳も解ることになる。
人それぞれではあるから、発言の内容に異議を唱えても賛同を得られないかもしれないのは仕方ないことだから、もしそうであっても、その発言主の人格否定まで及ぶような 言葉は避けるべきと思うのだが・・・・。
SNSを無法地帯と勘違いする人が増えているのは、そういう発言を著名な人が行うことに依るのだろうから、一般の人たちはそこを勘違いしないように「親しき中にも礼儀あり」と言う諺を思い出してほしいものだ・・・。
Posted at 2020/04/23 12:02:31 | |
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