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2020年10月17日 イイね!

素朴な疑問


私は、20代の半ば過ぎに製造系の会社に在籍していたが、理不尽極まる上司との戦いに疲れ切って胃と精神を痛めてしまいその仕事を離れて、タイヤ専業店で働いたことが有る。

自家用車のタイヤだけでなく大型トラックのタイヤも扱うので、体力も使う厳しい仕事であったが肉体と精神は徐々に回復して健康を取り戻すことになった。

従業員として働いているだけでも、自家用の乗用車のタイヤ価格は自分も買っているし、売っていたから当然知っていたが、大型トラックのタイヤ価格は働いていても商談をすることなど皆無であり、全く知らなかったのだ。

当時大型トラックのタイヤは1000×20というサイズがほとんどを占めていたのだが、売価は2万円前後と知って、乗用車のタイヤに比しての安さにびっくりしたのだった。

何故かと言えば大型トラックの1000×20というタイヤの重さは50Kg以上あって、スチールワイヤーやテキスタイルもゴムも当時の自分の乗用車のタイヤ185/70R14に比べると10倍以上の材料を使っているし、製造装置や金型も巨大で、製造に必要な熱量も大きく、保存スペースも膨大なものになるし、運搬費用もかなりかかるし、組み込みや取り扱いもエネルギーを要するのに、価格は乗用車のタイヤとさほど変わらないからであった。

昨今、乗用車タイヤの有料保証契約を結ぶと4本の新品タイヤを購入した後、4年以内(2年以内が正しい)にそのうちの1本がパンクした時、4本すべてを新品に交換しますという保証規定を打ち出している大手カーショップがあるが、何故そんな無謀と思える保証が可能なのかを考えてみた時に、私は、そのタイヤの原価について、昔の記憶をよみがえらせてみたのでした。

そこから先、私が何を言いたいか?何故そうしたことになっているのか?皆さんも想像してみてください。

確かに、どんな高級車でも道路と接しているのはタイヤだけであるし、「タイヤは命を載せている」というコピーも間違いでは無いと思う。

ただ、私はタイヤメーカーの価格設定の奇妙さについて問い質したい気持ちが無くなっている訳ではない。

以下加筆

けれど、この記事を読み返しているうちに気づいたこともあります・・・。

それはタイヤが自動車部品としてさほど高くないことが、まるでオーダーメイドのように数多くの近似サイズやブランド品種を抱えることになる原因なのだろうと思えるし、斬新な車種を生み出すことで新たなニーズを喚起しようとする自動車メーカーの戦略が有る限り、この現状を止められないかもしれないですね。

それに比して大型トラックのタイヤは極めてサイズバリエーションと品種が少ないので製造スケールメリットが圧倒的に大きいのでしょう、自家用車はますます多様になって、そのタイヤの種類もサイズも無節操に増えて、多くのサイズで少量生産を強いられていると言えますよね・・・・。

カーメーカーは特殊なサイズを指定して、直径の僅かに違う生産数のごく少ないタイヤを作ってしまい、タイヤを交換するときにユーザーを泣かせないようにしてほしいと思いますね・・・。

Posted at 2020/10/17 11:10:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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