以下は新品の画像ですが、手に入れたのはほぼ同形の中古品です。
483mm(X)×305mm(Y)×110mm(Z)のストロークがあり、スピンドルはMAX15000rpmで回ります。
少し前には自分で設計してマシニングセンタを作ろうと思っていたのですが、安価で使えそうな出物を見つけたので、その方が手っ取り早いと思っての購入です。
老後の趣味として3Dモデリングで様々な部品や工芸品を作ってみようと思っています。
小型のマシニングセンタですが案外ストロークも大きく、アルミ材や樹脂、木材などはもちろんですが、鉄でも小径のエンドミルで送り速度を下げれば何とか削れるのでいろいろとやってみようと思っています。
3Dの切削モデリングを行うには、先ず私が使っているSolidworksのような3D・CADソフトが必要で、更にそれをGコードと言うテキスト形式の加工データに書き出さなくてはなりませんから当然3D・CAMと言う結構高価なソフトウエアも必要です(最近のSolidworksの上位機種にはCAMがバンドルされているのですがそれらを使うスキルも必要です)。
業界的には3Dモデリングは設計者とCADオペレーターの仕事であり、Gコードを作成するCAMや切削シミュレーションは加工プロセスの専門職に任せ、更に最終出力となるコンピュータリンクDNCでの削り出し作業はマシニングセンタ加工オペレーターが行うのが普通です。
私はその仕事をすべて一人でこなして来たので(アルミホイールの3Dデザインから金型設計、金型の切削Gコード製作、実際の金属切削、金型の磨き等)、自宅にマシニングセンタさえあればワンオフの自転車用パーツやバイク用のバックステップ等の金属部品や人体フィギュア等の趣味の造形も自力で製作可能です。
自宅の自分の仕事部屋に設置する予定なのですが、防音と切削屑の飛び散り防止用のハウジングも用意しなくてはなりません。
平面で800mm×800mm程度は占有するので、それを囲い操作アクセス用のドアや集塵機付きのハウジングを設計製作する予定です。
後どれくらい自分が生きられるのか解りませんが、何かしかの成果物が遺品として残せるかもしれません・・・笑。
手始めにこの機械を使って、もう少し大きく強度の更に強いマシニングセンタの部品を削り出すことになるかもしれません。もう一台もっと本格的な機械を作ろうというわけです・・・・。
Posted at 2020/12/06 11:52:25 | |
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