2021年07月30日
前回の英国GP、1周目のルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの接触で、そのレースを失ったマックス・フェルスタッペンに対し優勝したルイス・ハミルトンのペナルティー問題は未だくすぶったままだ。
レッドブルチームは、FIAがルイス・ハミルトンに科した10秒のペナルティは寛大すぎると考え、スチュワードの制裁に異議申し立てを行ったが、それは却下され、ドライバーのルイス・ハミルトンに対してペナルティー2ポイントが追加されたものの、レースに於いてのペナルティー10秒加算は変わらずにハミルトンの優勝が確定した。
以下の紫色の部分は英国GP直後に書いた私のBlog記事の一部です。
マックスのコースアウト&リタイヤの原因がルイス・ハミルトンの挙動によるものだという裁定が出ての10秒ペナルティーなのだから、レッドブル陣営としては、アウトに居てヒットされた側があまりにも大きなダメージを負い過ぎると感じているはずだ・・・。
ポイントはドライバーもチームも0点になるし、壊れた車は数億円の被害かな?それでいてルイスとメルセデスには優勝のポイントが着くわけだからね・・・・。
チャンピオンシップがかかっている二人なので今年は同様なことが何度か起きる可能性が有るね・・・、裁定の重さ(軽さ?)の問題を強く感じるが、これではペナルティーを受けても、ライバルをインサイドからコース外へ押し出す方が、比較するのもばかばかしい程有益になってしまっているよね・・・・・。
HONDA贔屓とかでは無く、極力公平に考えて、リタイヤさせてしまった原因を作った側へのペナルティーは軽過ぎなので一度考え直すべき時に来ているように思う。
私の案では相手を明確にリタイヤに追い込んだ場合で、回避出来る余地があるのにしていない時のペナルティーは30秒+(2秒×残り周回数)ぐらいでも良いと思う。
今回の場合で言えば1周目だから残りは51周で、30+(2×51)=132秒のペナルティーポイントになるので、普通は入賞は出来なくなるのでポントは貰えなくなるようになる。
又、リタイヤさせるほどでない場合でも、被害者側が受けた遅れに等しいタイムペナルティーを与えるべきだと思う。
そうすればドライバーはもっと注意深くドライブすることにもなって、接触事故ははるかに減るはずだ。現在のルールは加害側がレースに生き残った場合あまりにも利益が多すぎるのだ。
レッドブルチームが再審請求をしていた部分もこのことで、ルイスへのペナルティー10秒はマックスが受けた不利益に対してあまりにも小さすぎるという事なのだ・・・・。
そのインシデントの状況を正確に評価するためには全ての走行データ(ハンドリング、スロットル、ブレーキ操作、走行ライン、走行速度等)から当該ドライバーが接触事故を回避しようとしていたのかを正確に見極めなくてはならないが、現在のGPSデータなどから細かく正確に知ることは出来ているのだろうか?
時速300km付近で起きる事故は一つ間違えれば命にかかわることでもあるから、今のFIAの裁定は考え直すべき時ではないかと切に思う・・・・。
つまり、この程度のペナルティーで済むのであれば接触事故を起こすまいとドライバーに思わせることは不可能に等しいのだから、今後もこうした危険な接触は減ることが無く、リタイアさせられた側は大きな損害を受け続けることになるのです。
Posted at 2021/07/30 18:24:06 | |
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