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2022年07月16日 イイね!

世界陸上オレゴン大会・競歩で日本選手が金・銀メダル奪取


日本人の2選手が男子20キロ競歩競技で、優勝と2位に入りました!いわゆるワンツーフィニッシュです。

「おめでとうございます」とここまでは祝福のみであります。

しかし、私はかなり昔から、競歩競技に対しては懐疑的な考えを持つ、いわゆる、めんどくさい人間でして、そのことを他のBlogで書いたことも有って、そう言う私に対し批判的な意見をかなり感情的に書いて来る競歩擁護派の人も見受けられました。(恐らく競歩競技者の方であったと想像しました)

私の「競歩と言う競技」に対する懐疑的だという考えの趣旨は、自分で言うのも可笑しいですが、非常にシンプルなものであります。

それは、ロード競歩競技の場合など特に言えますが、歩き方を制限する二つの規則が有り、その二つとも審判員の目視で行われていると言う事への不確実さに対する疑問が常に存在する事であり、未だにビデオ判定も導入されず、選手は判定を覆すことが出来ない事が先ず一つ目に挙げられます。

歩き方を制限する二つの規則の内の一つは「ロス・オブ・コンタクト」と言われるもので、「常にいずれかの足が地面についていなければならない」というものと、ベント・ニーと言われる「前側の足は地面について垂直になるまで膝は真っすぐでなければならない」と言う物です。(以下参照)



そしてもう一つの疑問点は、競歩のルールは人の意志によって肉体の動かし方に制限を加える必要がある為、人体の持つ本来の全力を出し切って競い合うことが出来ない点にあります。

詳しく言うと、全身を使って、ある決められた区間や距離の移動速度を競うのは陸上競技の中では全てランニング競技であり、競歩と言う競技はその移動する肉体運動に人間の意識による制限を掛けていると言う、言わばいびつな思想が介在していて、非常にもどかしいし、不自然であると強く感じてしまいます。

例えば、水泳競技にも泳法の違いがあって、背泳とか平泳ぎ、バタフライなどが有りますが、それを、もし陸上競技に焼き直すのであれば、背走競技であり、両足飛び走競技であったり、はたまた片足走競技とかになるのかもしれません。

しかし、いずれもシンプルに全力で走って競うことが出来そうですし、違反を見つけることもさほど困難とは言えなさそうです。

しかるに、現在の競歩競技と言えば、人が前方に最も速く移動する競技とは言えず、肉体が最も速く前へと進もうとすると自然に起きる、「走るという動作」を敢えて否定し、さほど急がない時の「歩く動作」に限定すると言う「曖昧且つ無理やり」作ったルールで「全力で体を動かすと自然と失格になるような規則で競技を行っている」と言う実に不可解な競技になっているからなのです。

無理やり作ったルールですから、ほんの少し今より速くしたいとなれば、両足が宙に浮いてしまうし、膝も着地すればすぐに曲がってしまう訳です・・・・それが自然なのですから、競歩競技とは体に箍を嵌めるように、人間に不自然な体の動きを要求すると言う点でスポーツらしくなく、言わば罰ゲームの様な風情なのですよ。

その上、現在の競歩競技の実情を見れば、数十人と言う競技者に対して十分とは言えない審判員が違反を目視のみで監視するという困難さもあるのです。ここで違反動作の現実を言うなら、それはあまりに瞬間的な違反であるし、そこでの目視判定が公平さを保つことなど「絶対に無理でしょ」と感じさせます・・・。

競争中の激しく動いている選手が審判の視野から見れば重なってしまったりする状況で何人もそこにいる訳ですし、違反のチェック対象は片足の一点ではないんですよ、左右の両足が同時に地面から離れたほんの一瞬を人間が見つけることで違反にしています。数10センチ離れた両足を同時に注視して見られる人間なんていますか?本当に動く車に乗って見ている審判の目視だけですからね、しかも審判は複数の人間なんです。すべての審判員が同じ基準で判定が出来ないことは確実なんです。どうですか?今時、全く信じられませんでしょ。

そうした人間の肉体の持つ最大限の努力を否定し、体の動かし方も不自然でややこしい制限を設けていて、しかも違反の判定が不確実極まりない目視だけと言う競技って如何なんですか?盛大なジョークではありませんか?と言うのが私の意見です。

そして、人間の目視で全ての違反を一方的に宣告し、累積数によって失格迄有り得るルールは改善する方法が実際には有り得ると思えますが、それを可能にするような最新の技術による電子機器を導入しようとする機運さえ無いのが現在かも知れません。

それは何故でしょうか?何故本気でそこを改善するように世界陸連などが動かないのでしょうか?

もし正確に判定できる電子装置を競歩の選手がいきなり装着すれば、有力選手たちはほぼ全員が失格となることが確実だからと言うのが私の予想です、大会の度に徐々に各選手が失格しないように配慮した後の記録は世界新記録から大幅に後退した記録しか出ないことが世界に知られてしまう為、過去の世界記録が違反によって出ていたとバレることになり、それまでの競技の違反判定がいい加減なことが白日の下に晒されしまう事になる、「それを恐れている世界陸連は電子装置を導入出来ない」という事なのだろうと私は疑っているのです・・・。

つまり、1万歩ほど譲っても、大きな国際大会で参加者が数十人もいる時に10数人の審判員数で、どこかで一人の競技者の足が地面から両足とも一瞬離れたことや膝が曲がるのが一瞬速かったとかを公平に、しかもすべてを見つけられるなんて絶対不可能じゃないですか?それとも「上位入賞に絡みそうもない選手なら多めに見て全員見過ごすことにしている」とか言う、そんないい加減なやり方で公正な競技が成立するとでも言うのですか?と言われることになる訳なのですよね?正に実際はそうなっている訳です。確実にね!!

一方で競歩競技は、水泳競技の自由形に「キック禁止」と言う制限付きの種目を作るのに似ています。例えば「腕のストロークのみが基本で、足のキックは腕のストローク数を越えない事とし、更に膝を曲げるキックは完全禁止とする」とか言う競技を新たに設置しようと誰かが言い出したらどうですか?つまり、全力を尽くして人間の体を動かすのではなく、やや泳ぐ速度が遅くなるように足の動きを制限することで競う競技ですから、競歩とよく似た制限ですが如何でしょう?恐らく違反の判定も困難である事も手伝って誰の賛同も得られず相手にされない事でしょう・・・もし今現在に競歩という新たな種目の新設を提案するとすればそういう事に非常に近い事で、違反の2項目を目視で判定して正確且つ公平に管理することは全く不可能と見なされてしまうのは確実と思えるのですよ。

だから私は競歩競技そのものの存続に懐疑的なのです。

私は競歩競技と言う物を初めて目にして、その目視判定と言うルールを知ったその瞬間、それはダメだよね?まるで冗談かお笑いのゲームに見えるけど・・・・と感じたのです。(競技者の世界新記録を考える時、全行程で2項目の違反が本当に無いと科学的に証明できないのに世界新記録として記録されるという点も可笑しくないですか?実際に世界大会のような大会でもスローモーションビデオで厳しく調べると殆どの選手が空中を跳んでしまっていると解っていますしね、跳んでいないのは遅い選手だけだそうですよ・・・。)

今の時代に、新たな陸上競技として片足走100m競技とか背面走400m競技とか採用されたらどう思いますか?全力で走る競技として充分競技になりますよ、少なくとも競歩より遥かにシンプルで公平な競技らしいものですがどうですか?笑っちゃいませんか?・・・、私はそれと同じような印象を競歩に感じたのですよ。「これ・・冗談ちゃうの?」(なぜか関西弁)

この文は競歩と言う種目の中で全力を尽くそうとする競技者側を揶揄する物ではありません。競技として今も陸上競技の種目としている側に対するアンチテーゼであり、規則違反判定の方法の改善も試みないことに対する批判として捉えてくださると有難いです。

ご意見いただけると嬉しです・・・・。



Posted at 2022/07/16 14:29:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | いちゃもん | 日記

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