2023年10月14日
我が家のさほど広くない庭だが、植物も多く、四季折々に花や木の葉が自分を慰めてくれる・・・。
しかし、その代償であるかのように、ヒトスジシマ蚊が庭には居て、油断しているとそこいらじゅうを刺されてかゆみに苦しむことになりがちだ・・・。
私はさほどでもないが、家内は蚊の好む臭いを出しているのか?私の2~3倍も被害に遭う・・・。
昨日北海道旅行で汚れた車を洗車している時も、ヒトスジシマ蚊が忍び寄って来たのだが、私に見つかって間髪を入れずに叩き殺されることになった・・・・。
人間の血を吸う為に飛んできて私の血液を吸いたかったのだろうが、蚊は一瞬で叩き潰されて押し花の様な平らな姿で一生を終えることになる・・・。
ヒトスジシマ蚊は自分が人間に叩かれて絶命して行く瞬間を認識したのだろうか?
もしかしたら・・・、何が起こったのかも判らない状態で電源を落とされたように死んで行き、その瞬間は意識も千分の1秒ほどで消え失せたのであろうか?
蚊にも生命の尊厳を認めるのが成長した人間が採るべき姿勢だと言うべきなのだろうか?
かのアルベルト・シュバイツァーは己の血を吸う蚊も殺さなかったと聞いたが・・・、私は彼の域にはまだかなり遠い・・・。
ただ・・・、叩き潰して蚊を殺した後、その蚊の一生と蚊の生きる意味を考えるところまでは来ている・・・・。
そして「生命の尊厳」等と言う御託は、自分が生き残ってこそ言えるものなのだという事を理解するので、どちらかと言えば生存競争を承認する立場の思想を持っているのだと、自分を慰める・・・・。(あそこで、そのヒトスジシマ蚊を殺すことで自分の命を守った・・・。という程の事件では無かったことは解っているが・・・。)
つまり、私は、決してアルベルト・シュバイツァーの心境には届かないことを自覚するのだった・・・・。
Posted at 2023/10/14 16:21:33 | |
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