私が残念に思う事の一つは、日本と言う国が全くパンデミック(爆発的な感染症蔓延)に対する準備ができていないと解ったことですが、普段は安倍政権を支持していた私が苦言を言う羽目になっている理由の一つであります。
「アベガー!」と言って彼を特に攻撃したつもりはないですし、だれが政権を担っていてもあまり変わりが無かったかもしれないと考えています。北日本大震災の時のことを引き合いにBlogも書きましたが、安倍首相だけが悪いなどとは全くと言って良いほど思ってはいないのだけれど、今日のニュースでは日本人の政府の対応への支持率は30%ほどでG7諸国の中ではフランを引き離しダントツの最低だそうですから、私が言うまでもなく「アベガー」的な雰囲気が醸成されいると言えましょう・・・、最も多い批判は「とにかく遅い」だそうですよ。
そして、パンデミックが起きた欧州の中で最も死亡率が低いドイツと比べてみた場合、日本の遅れた感染症への対策が浮き彫りとなりました。
もちろん日本だけでなく欧州諸国やその他、準備ができていなかった国も多いのですが、私は12年前に、H5N1鳥インフルエンザが人から人に感染する形に変化することを危惧して、N95マスクをたくさん購入し、パンデミックに備えたので、政府の対策がほぼなかったことに怒りさえ覚えました。
ドイツ連邦政府は、香港や中国、中東でのコロナウイルスに関するドイツのウイルス学者たちの研究を基にして、10年以上前からパンデミックによって多数の重症者が出る事態を想定し、各州の保健省に対しパンデミックが起きた際の対策(パンデミック・プラン)を整備するよう命じていたことだ。
この差はどこにあるのか?
やはり国を率いる政府のリスク対策が生温く、想像力があまりに足りない事に端を発するものだろうと感じているわけです。
一介の市民の私が出来ることを、政府の責任ある人達が見過ごしているという現実は、「情けない」と感じて当然と思います。
少なくともドイツと同様にパンデミックに備えることは指導者の裁量で出来たことと言わざるを得ません。
で、私はいつものようにボヤキで終わらせず、我々市民は政権を批判するだけで終わらさせずに如何すべきかを言います。
「政府をあてにしてはいけません!
自分で考え自分で出来る対策を講じましょう」と。
そして可能であれば、選挙区の代議員に働きかけて、自分の「意見を言ってみましょう」それが力となって政府や行政が動くかどうかはわかりませんが、何もしないよりはマシでしょう。
ついでに言えば、どこかの国から飛来したミサイルが日本を直撃することを多少でも恐れるならば、今の日本の法律を変えてでもそれを阻止できる国にならねばならないと私は考えています。
個人でやれる対策には限りがあって、ミサイル対策は国がやらねばならない大きな対策と言えます。誰とは言いませんが、武漢ウイルスのパンデミックを「第三次世界大戦」と言う人がいるようですが、発言そのものに甘さが漂っています。起きてからの対応では戦争には負けます。
日本は専守防衛だけと言うのなら世界で最高の迎撃ミサイルを開発して100機ほどを配備してください。
政府も日本人も国防への備えを曖昧にし、あやふやにしていることを止めるべきと思います。
私が思う日本人の最も可笑しな部分です。現実をありのままに認識する意識が足りないと思うのです。
自分の命を自分で守ろうとしない生物は滅びるしかないと知らねばなりません。
自国を自国で守ろうとしない国は亡びるしかないと言い換えられるでしょう。
日本は日本自身が守るしかないのです。「他国任せなんてばかげた真似をいつまで容認するつもりなのですか?」という事です。
それを思う時、日本人はつくづく腑抜けになったと感じます!現実から目を背けその問題から逃げているように見えるからです。
恐らくとてつもなくお金がかかります、だから死に物狂いで国際競争に勝つ努力をしなくてはなりません。
浮かれている場合ではないのですよ、日本はすでに後進国になろうとしています。
必死で学習し必死に努力しなければ世界に置いて行かれてしまうのです。
コロナウイルスの検査機が足りない・・・・・、そんな哀れな国に成り下がっています。
首相がダメなんじゃありません。国民がダメなんです。
解ってないのは国民、日本人なのです。
Posted at 2020/04/19 00:26:09 | |
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