私は男だから、自分の容姿についてさほど大きな問題意識を持ったことは無いが、女性の容姿の優劣の問題は正直看過できない程の有利不利が生じていると思っている。
美しければ幸せになるという事は言えないし、必ず良い人生を送れる保証はないが、もし統計的な調査を行えば、そこには一定の傾向は現れるであろうと思われる。
男の世界でも大きくは語られないとしてもそうした美醜による損得というものも確実にあると考えて間違いないと思うのだ。
しかし、容姿の美しさはほぼ先天的に決まってしまうから、本人の努力で変更できる範囲は限られてしまうし、遺伝的な要素で決まることが多いので、伴侶を選ぶ際は男も女も本能的に美形である方が望ましいと捉えていることは否定できまい。
学力や知識は努力すれば身に着けられるが美しい容姿を得るには限度があって、物理的変更を行う人も少なくは無いが、費用も掛かるし、失敗のリスクが無いわけではないから、その必要がない容姿で生まれ出たものはそれだけですでにアドバンテージを得ていることになる。
実際に美しいと言われないような容姿を持って生まれるとどのような不利益に耐えなくてはならないかと言うと、Web記事で見た表現が的を射ていると感じたので以下に掲載する。
「選ばれる人がいれば選ばれなかった人がいて、ある人が『きれい』とほめられるのは、それだけに収束する話ではなく、『他の女性はきれいと言われなかった』という事件でもある。」
女性は、「主に外見によって選ばれる」という受動的な、"相対評価"の世界に生きているため、嫉妬深くなるし、他人と比較するし、すぐに敵か味方か分けたがる。その傾向が強い人は、女の嫌な部分が大きい人ではあるが、それだけその人が「女」として傷ついてきたことも意味するという。
「女子新入社員が配属されると聞いて、その部署の男性たちに、勝手に期待されて、勝手にガッカリされた」と言った告白もあるし、自分(女性)のいる部署にとてもかわいい若い女性が配置されて来た時、男たちの反応を見れば、すでにその部署にいた女性の落胆と焦りがどれほどか理解出来ようと言うものだ。
そこで、我々男は人類を代表して、このような不公平を放置するのは人道的でないと決議し、その対策を早急に立案し、改善、実行できる環境を構築すべきであると言わねばならないのではないか?何故なら美しいと感じてそれを求める男の気持ちを捻じ曲げても意味はなく、全ての女性に美しくなってもらうことが唯一の解決策であると思うからだ。
これまでの歴史では現実不可能と思わて来たから、容姿を基本的に改善することには方法が無かったと言えるが、先日の私のBlog
「200年を待たずに起きそうなこと」に書いたように、受精卵に対する遺伝子組み換え技術の進歩によって人間の容姿は自在に変更できる時代がやって来るのであろうが、私が思う方法は必ずしもそれだけではないし、それでは遅いと思う人も多いはずだ。
夢のような技術革新が必要かもしれないが、矯正歯科が行うような方法に近い方法で10歳~17歳程度の期間に何らかのマスクの着用や薬品の投与によって人の顔を生涯変わらないような変更が出来ない物だろうか?しかも、家に居る時だけの時間を使って徐々に顔の造作を根本的に変えてしまえれば非常に良い方法だと感じる。
例えばIPS細胞による顔面組織の再構築が可能になったとすれば、皮膚組織と顔面の筋肉、軟骨などをそっくり再生したうえで移植するという方法で顔を再構築できれば短期間に顔の造作を変更できるかもしれない。
所詮その分野のことを殆ど知らない機械エンジニアの考える戯言かも知れませんが、骨は絶えず代謝して入れ替わっており、長くても5~6年で、すべての骨は入れ替わってしまうはずです。形を維持して入れ替わる事が出来ているのは多分人間の遺伝子が関わっていると思います。
そこを変更できる遺伝子技術が開発されれば、破骨細胞が古い骨を壊し骨芽細胞が新しい骨を作り直す時に骨格を僅かずつ変更できるようにならないだろうかと思ったりするのだ。
矯正歯科医がやっている方法は物理的に歯を押すことで破骨細胞が作った空間に歯を移動させて、移動し残った空間を骨芽細胞に埋めてもらうという手順で歯並びを変えるのですが、破骨細胞と骨芽細胞を任意に活動させられれば顔面の基本的骨格を変えてゆけるのではないだろうかと考えたりします・・・。
ただそういう手法は子孫へと遺伝させられないはずだから、遺伝子組み換えで美形な姿を得る試みとは平行して進化して行くと思えます。
どんな方法でも良いとまでは言えないが、出来るだけ早期に、せめて顔の美醜の問題を大きく改善する安全確実な方法を開発して普及させて欲しいのです。
私は整形医学はおろか医学というものを学んだ人間ではないから、ひどく無茶なことを書いているのだと思いますが、このような人の姿の優劣に関する不公平を出来るだけ早く無くせるようにできないものかと思っているだけです。
その必要は無いと自分で言う方にまで何かを言おうとは思いません。
顔や姿がどうであれ人間として堂々と生きて行けると主張する方も多いと思いますから、そこへは立ち入ることは出来ません。
どうかその点での異論はご容赦ください。
Posted at 2021/01/29 21:01:01 | |
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