ポールトウ・フィニッシュでマックス・フェルスタッペンの優勝です。
レッドブル・ホンダとしては5連勝、マックスは3連勝!!
2位はメルセデスのバルテリ・ボッタス3位はマクラーレンのランド・ノリス、4位はルイス・ハミルトン。
レース中にノリスとセルジオ、セルジオとシャルルの間で3回ほど追い抜きでスペースを残さずに走って5秒ペナルティーが3回出ましたが、その裁定は間違ってます。
状況は、追い越そうとした側がアウト側になっているけれど、インサイド側は抜かれまいとスペースを開けなかったのではなかった。進入でインを開けないラインとしては最も速いラインで追い越されないように走っているので、コーナーではインに着いて速度を出来る限り落とさないラインに居るから、その時にチャレンジャーがラインを目いっぱいアウトから切り込んで出口で並びかけるわけです。しかしイン側のラインを通ったマシンはアウト一杯迄膨らむしかないラインに乗っているから、出口ではアウトに出て行かざるを得ません。そこには外から抜こうとしたマシンが居るから、そのマシンの為にラインを残すことは不可能になってます。
見た感じはアウトに居るマシンが押し出されたようになりますが、それはコーナーでそういうラインを取ればコース内にとどまって走るには先行していたマシンと必ず交差することになる為コースからアウト側にランオフエリアが有る場合は何とか抜けるかもしれませんが、ランオフエリアを使って抜くことになる為規則違反となりポジションを戻さなければペナルティーを受けます。
つまり、今回のペナルティーは抜かれまいとしているマシンを罠にかけて5秒ペナルティーを与えようとすることに等しくなっていました。言わばお芝居で相手を悪者に仕立てるのとよく似ていたんです。
FIAのスチワードともあろう者がそれを見抜けていないのは情けない話です、抜こうとしたマシンは故意に相手のペナルティーを誘った訳でないにしても、その追い越しはマシン同士が同じ地点で交差せずに完了させることはそもそも無理だったのです。
先行するマシンが限界的な速度でコーナリングしている場合、急に外側にスペースを開けるという事は、更にハンドリングしてきつく曲がらねばならず、2m内側にラインを変更できるような速度で走るバトル中のF1ドライバーなんていません。
従ってそれは抜かれても良いというラインを最初からとっていなければ不可能なことなのです。まさかスチワードがそれが判らないとは…あきれてものが言えない!
原因は最初に起きたノリスとセルジオのインシデントの裁定をまさに上記の如く間違い、ノリスがセルジオをコース外に追いやったという事で5秒ペナルティーをノリスに対し出してしまったことです。
其の後に起きたセルジオとシャルルの2回も、ほぼ同じ状況でしたから、スチワードは同様な裁定をする外無くなってしまい、結局3回も愚かな裁定が出る羽目になりました。
その時、審査部には元F1ドライバーは居なかったのか?
今回の3件の5秒ペナルティーはまるで素人の判定と感じましたね。
Posted at 2021/07/04 23:34:57 | |
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F1 | 日記