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2017年07月28日

珍車PART709

珍車PART709 珍車シリーズ、今回はこれも既に忘れ去られた感がありますネ(*_*;

今でこそ評価が高く敢えてマツダを選ぶ層も増えましたが当時はまだ、特に関東ではマツダ車を買ったなんていうと「何で?」と怪訝な顔をされていた時代にバブル期に浮かれパイもないのに無謀にもマツダ5チャネルなんちゅー政策を掲げて次々に似たり寄ったりの金太郎飴的車種を乱立、案の定バブル崩壊後はREゴリ押しの70年代に続いて倒産の危機を迎えた暗黒時代のモデル!

マツダそのものが思い起こしたくもないでしょうし当時のアンフィニ、オートラマ、オートザム、ユーノス等マツダ店以外は殆ど消え(一部地方にほぼ名前だけザムだけ残る)“なかった事”のようになってますよね、若い世代が知らん事を良い事に(^^;)

最近ではレクサス真っ青の高級店舗も現れどうしてもワタシ世代ですとマツダ、調子に乗るといつもコケてるんでSUVやロードスター、デミオの好調・高評価で浮かれまた同じ轍を踏まない事だけを祈りますが…

さて、今回のお題ですね!

⇒『平成8年(1996)CBAEP型ランティスクーペタイプR』!!

前ブログで過去記事の“華麗なる一発屋ランティス編を上げたので詳細はそちらを見て頂き(手抜き…www)たいのですが出た時は何とも摩訶不思議なクルマでした。

メインがクーペを名乗りながら5ドアHBってのが如何なもの?なんて思いましたし比較的オーソドックスな4HTにしてもこの時期のマツダ車らしくグニャグニャしたラインのアクの強いスタイリングで個人的には当時、とても好感の持てるモデルではなかったですが多分?いすゞのクルマ同様に1歩先を行くデザインだったのでしょう、今見るとそう嫌悪感もなくかつ古臭くもない、ここは素直にマツダのデザイン力を感心するべきかな!?w

ランティスはマツダも結構気合入れて発売、CMにもリキ入れてバンバン流し~♪ランティス、二つの光が・・・・~と未だ耳に残っていたりと。

ランティスCM


しかしランティス、イメージはワタシ的には軟弱さを感じましたが乗ってみると意外に硬派、ツーリングカーレースでも活躍しただけあり非常に骨太で脚もハードな味付けでしたしエンジンも流行りに乗った感はあるも太っといトルクフルが味わえるV6 KF型DOHCは2Lで170psを発生、数々のクルマ乗りましたが2LNAで驚く加速、そういった印象がこのエンジンには強く残っています!

廉価版1800にしても可もなく不可もなく必要にして充分な性能、まだ当時はワタシらのような古い人間としてはマツダ=REという決めつけもありマツダのレシプロなんて!!とバカにしながら乗り込むと感嘆したりしていましたね(笑)
誤解なきよう付け加えれば70年代のREゴリ押し期や排ガス対策で各社青色吐息の時代でもマツダのレシプロはイメージよりはかなりよくできたエンジンだったと思います。

ランティスのモデルライフは93年~97年、実際にこの期間は既にバブルは崩壊しており設計時点の好景気の名残がたんまりと詰め込まれており逆にこれが時代錯誤な感じもしていましたっけ。

5チャンネル化により同じプラットフォームで同じエンジン、似たりよったりのデザインである別車種?が乱立、ランティスもその中に見事に埋没し商業的には失敗と言えましょう、決して悪いクルマではなかったと思いますが販売政策やカテゴリーの煮詰め次第では成功モデルになってもおかしくない、そんな風にに思いますが当時のマツダに何云っても無駄だったでしょうね、とにかくバブルに乗り先を行くトヨタ、日産、三菱、ホンダらを何とかして追い越したい!と猪突猛進でしたし(*_*)

さて現車ですね!
事故落ち(R点)で内外C、経過年数相応ってところでしょうか?ただ走行は実走6万㎞台と少なくオマケにMTですしグレードは最もスポーティなグレードであるタイプRですから刺さるマニアにはヨダレ物かもしれませんね~

↓21年経過なりの劣化程度?少走行なのはマツダファンとしては見逃せないでしょう!


↓C評価の内装、磨けば気持ちいい空間になる感じですね!


バブル期のクルマってのはメーカー問わず特に内装の質感は非常に高い、さすがに20年超えてきますとプラ部品などは硬化したり色褪せたりは避けられませんがこの時期のモノはプラの上に起毛を施したり布巻いたりと後年~現在のコストダウンだらけのモノとは異なり見える部分にそう貧しさを感じなくて済む、日産やホンダは内装メーカーの関係かそれでも劣化は手に取るように感じますがマツダはトヨタ、三菱と並びその度合いが少ない印象、勿論歴代オーナーの手入れ、保管環境に左右されるのは当然ですが仕事柄様々なこの時期のクルマを扱う立場としてはその印象がありますね。
この出品車にしても画像の限り痛みは少なく汚れ程度と思われ徹底清掃でかなりのレベルになるんではないでしょうか!?

↓このウイングのまま乗る勇気は年配者にはありませんがただでさえ今ランティス乗っていたら目立つのにこれはスゲェですねwww


↓外装もC評価でやや色褪せ感はありますが大傷、大凹はなく未再生でもまだイケるでしょう!


バブルを象徴するモデル、ソアラ?セルシオにマジェ、レパード?シーマ?ユーノスコスモにアルシオーネSVX…枚挙に問いませんがこのランティス、てかこの時期のマツダは大衆車ファミリアまで全てそんな感じがします、なかった事になっている?ランティスですがこれもあのイイ時代=クルマ達がキザで贅沢でいられた時代の生き証人、このクルマのファンやマニアは少ないかもしれませんが何とか生き残りを願いたいモノです(^^)/
ブログ一覧 | マツダ | クルマ
Posted at 2017/07/28 21:08:41

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この記事へのコメント

2017年8月3日 22:18
自分は先進的なデザインが苦手だからか、マツダ車のデザインは発売されてから5年くらいすると、

「あ、今見てみるとカッコいいかも」

と思うことがよくあります。

ランティスは、生産中止後暫くしてから受け入れられるようになりました(^_^;)
コメントへの返答
2017年8月4日 21:22
かつてのマツダやいすゞは良く言えば1歩先のデザイン、悪く言えばマーケットの好み(時流)に乗るのが下手だったと思います。

プロフィール

「アッカンベーwww http://cvw.jp/b/2682511/48608328/
何シテル?   08/18 20:06
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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