• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2016年07月05日

保存版・珍車PART633

保存版・珍車PART633
これは初取り上げかもしれない…

かなり珍度は高いと思いますよ、何せこれも現役時はそう人気があるってモデルでもありませんでしたしまだまだ“マツダ地獄”渦中のモデル、下取りもライバルのハイオーナーカーに較べ極端に安かった!!


なので再販されても金額は低く80年代初頭には早々と叩き売り→桁車って感じになりこのような状況なので解体に出されるのも早かった…

今でこそその個性と残存率の低さ、マツダマニアの気合から?かつてが信じられない人気と値上がりを迎えていますがね、しかしコイツがまだ現存していたとは驚きです(*_*;

⇒『昭和52年(1977)3代目LA42S型ルーチェレガートセダンREスーパーカスタム』!!

知るヒトぞ知る“レガート”ですよ!しかもセダン!!

ルーチェレガート、、初期角縦目だけに当てはまる名称…

これは前代未聞の凡ミスにより発売翌年の78/7からは単に『ルーチェ』とされました、従ってこれ以降のモデル及び角目2灯になった後期には『レガート』のサブネームは入りません、その経緯は時の運輸省に対しマツダは“レガート”名を発売時、新型車型式登録を『ルーチェ』で行っており『レガート』を届け忘れたためお上の指導から使用不能という何ともマヌケな出来事があったんですね、なので初版カタログは“レガート”の文字が塗りつぶされるという事態、デビュー時のCMもさんざん“レガート”を謳っており浸透した頃の車名変更、こんな事滅多にないのでもうそろそろ40年になろうとするのによー憶えてるモンです(^^;

このため77年登録の現車、デビューと同時の登録の様子、ですので勿論『ルーチェレガート』です!

しかし珍しい、レガートそのものも勿論ですがこの類のクルマですから当時一番売れたのはこちらをメインに据えていたピラード4HT、セダンは西では解りませんが東ではオーナーモデルはほぼ4HT、セダンはタクシー以外で私は見た記憶はない、って言ったら大袈裟かもしれんですがそれだけ少なかった…

そして何より驚きがセダンの上、REエンジンモデルという点も驚き!

これこそマジに見た事ないかもしれない、4HTではREが殆どでしたがセダンでそれは(*_*;

あっ、しかしアクションドラマではPCで活躍していたっけ、REかレシプロかは忘れましたが探偵物語に大激闘マッドポリス80etc…

↓当時のマツダの売りだったREエンジン、OILショック後はスポーツカーと高級車のみに搭載!


マツダの矜持だったRE、当時は573cc×2(ローター)の12A型と654cc×2 の13B型を持っておりサバンナやカペラには12A、ルーチェ/コスモには両方を搭載、13Bは135psというパワーを持ち当時の最大パワー!トヨタの18R-GEUやいすゞのG200型などのDOHCと並ぶ市販乗用MAXのパワーは存在感ありました。

ただ、存在感はあるもどうしても燃費がやはり問題、OILショックの影響はまだまだ引きずる時代でしたので残念ながらマツダファンですらREは避けレシプロを選んでいましたのでね、この辺マツダも承知でルーチェ/コスモは最高峰のリミデットにのみ13Bを与えその一つ下に12A、後はレシプロ1.8L→2Lと言う布陣でバリェーションはレシプロが多岐に渡っていました。

現車のスーパーカスタム、これが12A専用モデルで確かに4HTとセダン両方に用意されていましたがハイオーナーカー、パーソナルカーであったルーチェ、ライバルのマーク?兄弟やローレルがほぼセダン/HTが同じ位の比率で出ていたのに対しルーチェセダンは公用車導入ばかり、繰り返しますが東だけかもしれませんがセダンRE、しかも12Aなんてお宝レベルですよ、マジに。。。

マニアの手厚い保護だったのでしょう、ナンバーは3桁ですが何と距離は実走4万km台ですからねー、R点ですがA評価の総合、内装は年式並みのDですね。

↓距離浅とは言えE/g不調とA/C不良、整備は要しますがマツダバカなら是非とも欲しい逸品!?


12AREのルーチェ(レガート)、4HTでしたが友人のオヤジさんが乗っていて自分のクルマを買えなかった友人がよく乗ってきており時々運転しましたがまだ私が免許取った時点ではマーク?やローレルにもターボが搭載され始めた時期、その頃は当然乗る機会が多いのはNA(しかない!)モデルだったのでこのクラスはただただ鈍重というイメージしかない中、やはりREは異色の速さ!セダンは勿論4HTだってとても速そうには見えないスタイルながら例の♪シュワーっ という静かなRE音を残して吹っ飛んでいくサマ、あの時代であれだけGを感じたのはREを置いて他にはなかったですし12Aは13Bと較べ10ps低いものの決して軽くはないルーチェ/コスモをブュンビュン走らせましたからねー、LA2型で13Bも経験してますがとにかくREはやはり凄かった!!

↓D評価ですがシート穴とダッシュの色褪せ/割れ程度なのでクリーニングだけでもかなり蘇りそう!


マツダのクルマってこの時代、東では不当に評価が低かったんです、トヨタや日産でローンが通らないような客、特に土○業の社長なんかがそうでしたが高級車欲しがって乗るのは大概マツダのクルマって時期があった位でこれは関東近辺のマツダの政策だったのでね、これが余計にマツダの価値を低めていたのかもしれない。

しかしマツダ車って乗ってみると内装のセンスの良さ、質感は素晴らしくて感嘆した憶えがあります、ライバルの同クラスモデルと較べても1段上だった印象、相変わらず脚はプアプアでしたが。

それにしても画像のP/Wスイッチの位置、昔はここにあるモデルも多く懐かしい〜(^^;

このクラスでMTというのも現代目線ですと違和感ありますがまだ当時はMT全盛の時期、クラウンセドリックでも最上級のMTなんて珍しくなかったですもんねー…

↓ショボ過ぎのテールがNGでしたRE-APの証拠である弁当箱マフラーも懐かしい!


外装は前後とも大傷も凹もない様子、1〜2度位はペイントしているかもしれませんがこのままで充分イケるレベルに感じます。

↓角縦目の独特なフェイスが前期の2年限りでしたが印象深いです!


出品はお膝元の近県、落札額はあの頃が信じられない位に化け整備、加修かけたら店売りで3桁になる可能性もある金額でした。

いやー、しかしこのところC6ランサーの実働やこんなルーチェセダンの出品と珍車らしい珍車に出会っていますがこれ(珍車)を狙っていると不思議に現れるモンですナ(^^)/
ブログ一覧 | マツダ | クルマ
Posted at 2017/12/04 00:27:44

イイね!0件



タグ

ブログ人気記事

コツコツと微調整!
shinD5さん

★6月奥多摩湖オフ『後編』奥多摩湖 ...
マンネンさん

SAB・D.A.D(ギャルソン)イ ...
お姫様♪さん

🟥赤N-ONE洗車〜🚿
けんちゃん@HOOB(やまけんタイプR)さん

"カッコいい"ってさ、そういう事だ ...
F355Jさん

給食が面白い〜
バーバンさん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「父の日 http://cvw.jp/b/2682511/47786127/
何シテル?   06/16 23:03
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/6 >>

      1
23 45678
9101112 13 1415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

あのクルマの系譜・その21~三菱GTO編~  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/16 22:31:38
《新企画》あのクルマの系譜・その1~三菱ギャラン編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:21
あのクルマの系譜・その2~三菱ランサー編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:05

愛車一覧

三菱 ランサーエボリューションIV 三菱 ランサーエボリューションIV
2015年導入、当時凝っていた菱旧車集めの1台で一時息子に乗らせながら共同所有、2022 ...
三菱 eKスポーツ 三菱 eKスポーツ
2023年11月より愛用、常に2~3周遅れで三菱軽を愉しむワタクシ、パジェロミニVR-Ⅱ ...
ヤマハ XJR1300 ヤマハ XJR1300
単車らしいオーソドックスな80年代風ネイキッドスタイルはやはりワタシの年代には刺さる!! ...
スズキ ジムニーシエラ スズキ ジムニーシエラ
次男坊が初購入の新車!我が家として平成9年のエボⅣ以来24年ぶりの新車迎い入れで真にめで ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation