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2020年01月31日

珍車PART848

珍車PART848
珍バイクですねー、今も昔もホンダの偉大なバイクとして崇められるドリームCB750FOUR、1969年の通称”K0”から始まり78年のK7(海外仕様にK7のMC版K8も存在)までの9年間、カワサキZ2と並び国内最大排気量(当時)の”ナナハン”として人気、Z2より3年早くデビューしたCBはナナハンのパイオニアとして君臨しました…。


そんなCBの変わり種?であるお珍しいのが出ていたんで取り上げたいと思います!

⇒『昭和52年(1977)CB750A型ホンダドリームCB750エアラ』!!

バイク好きでもあまり知られていないCBの最終K7時代にラインナップしたエアラなんですがコレ、当時はバイク=ATという概念のなかった時代に言わば実験的に?出した国産市販バイク初の3要素1段2相形常時噛合式2段リターン式ホンダマチックというホンダ独自の機構を持つATで登場、当時のシビックやアコード同様に☆レンジという現在のATで言うDレンジ的に発進→加速→巡行までギアチェンジとは無縁のイージードライブが可能な新たなツーリングバイクとして提唱されました。

国内ではともかく大陸ではこうしたオートマバイクも需要があると睨んだホンダのクルーザー第一歩的な意味合いもありこれが後のGLシリーズやゴールドウイングの開発に繋がる訳ですね!

元々は海外向けに開発したモデルを国内にも提唱した訳ですが国内では当然の如く鳴かず飛ばず、話題にはなりましたがATの特性に合わせた為MTのCB K7と較べると大幅な出力ダウン(65ps→47ps)とスペック的にも400ccと大差ない数字は大型マニアには物足りなかった事でしょう、また、ワタシはエアラの経験はないもホンダマチックという代物、☆(スター)レンジで全て賄えるという謳い文句には無理があり初代/2代目シビックで経験しましたが☆での出足はとんでもない鈍さ、周りに合う満足な走りをするにはまずはLレンジで出て加速がある程度付いたらら☆にするというセミAT的なもので後に4輪では3速になりましたがエアラ、そしてシビックも初期のホンダマチックは2速でしたんで出足~加速はまどろっこしくまだまだ完成の域をに辿り着いていなかったATの過渡期の出来栄え、3速になりようやくホンダマチックも認知されましたが初期モノは酷評でした。

二輪初のAT(ホンダマチック)を背負ってデビューしたCB750エアラのベースはCB750Kシリーズの最終版K7!


こんな訳でATが全ての要因でホンダ二輪No1名車と崇められ現在ではとんでもないプレミアム価格となるCB750シリーズでも忘れ去られたような存在のエアラ、当時コレを実際に買ったヒトがいるんですからねぇ、まぁ今や大型二輪だってATはいくらでもあるし大型のAT限定免許もある時代ですからホンダさんの先見の明だとは思います、40数年前に誰も理解できなかった大型のAT、今となっては物凄い存在価値ですね!

ゲテモノ扱いのエアラですが元となるのがMTのCB K7、これにしても先代のK6からカフェレーサーブームに影響されたCB750FOUR-Ⅱとういモデルにチェンジしたところ歴代CBと大幅にイメージが変わり酷評され慌てて歴代風味を再現して発売されたモデル、個人的にはFOUR-Ⅱ、スマートなタンクに4in1の集合、テールカウルとこジャレタ感じは嫌いではなかったですが華奢、迫力がない、4本マフラーじゃないのはあり得ないなど評価は低かったんですよね~。

カフェレーサー調スタイルが酷評だったCB750FOUR-Ⅱ


このFOUR-Ⅱとエアラ、CBの黒歴史?とまでは言いませんがK0~K6までのCBと比較すると現在でも評価は低く取引価格(極少数ですが)も驚くような金額にはなっていない実情、やはり2輪も4輪も現役時代の人気は後々に影響しますナ。

そんなレアな出品車、残念ながらE/gは不動ですしミッションも大丈夫なんか!?と不安が残るも外装は年式を感じさせない状況、評価も3を得ています!


E/gはD評価、車体はB、他Cという内容、基本的にエンジンはCB系なのでアメリカ含めパーツは揃う筈、E/gさえ復活できれば(ATの不安はありますが…)もう一花咲かせられそうな感じ。

エアラのメーター、Lレンジは100km/hまで☆レンジは全てを賄えるという意味合いの表示ですが…


距離も実走ならかなりの少走行ですがこの時代の2輪のオドはアテになりません。

外装は全体的に年式を鑑みると美品の部類!







サイドカバーのエンブレムがホンダの自信作を物語っています!


不動が信じられないE/gの綺麗さ!キャブ清掃位で復活かも!?ミッションケースの冷却孔がATを示しています。


探そうと思ってもまずお目にかかれないエアラ、落札額はそれでも二桁前半ですから三桁が当たり前のCBシリーズの中ではやはり日陰者の様相ですね、CBの部品取りとしてか再生なのかは不明ながら(前者の可能性が限りなく高いと個人的には思います)エアラという希少度を生かした今後を望むのはハタから見る無責任さからこそ思えるのでしょう、部品取りとしてもCB自体が希少になってきている昨今、安くても落札される=存在価値を認められたって事ですからネ(^^)/
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Posted at 2020/02/01 00:42:25

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