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2023年06月08日 イイね!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第25弾!!

 ”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第25弾!!
変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る、今回第25弾として取り上げるのはトヨタ車、意外にこのコーナーでトヨタ車の登場は多いですがモデルが多くある分、変態車も時折出現する?って感じですナ(^^;

今回目出度くワタシの独断偏見以外何物でもな”変態車”指定を受けたのはこのモデル!!


『3代目KE/TE61,62,65,66型スプリンターHT(1977~1979)』
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以前 ココ でも触れているので手抜きで恐縮ですがそこのコピペを…

~大トヨタの、それもベストセラーカーだったカローラの影武者だったスプリンターですからその揶揄が相応しくない程現役の頃は見かけたと思いますヨ、えぇ…

しかしそんなスプリンターですがまず出会わなかったモデルがKE/TE60時代のHT、元々このHTは74年のカローラ/スプリンターのFMC時にカローラのみに設定されたモノでスプリンターはその代わりクーペをラインナップ、初代KE10カローラ時代にそれのクーペ名がスプリンターでしたがトヨタオート店(現元ネッツ店)向けに70年のカローラFMC、20系時代にカローラのグリルやテールのもリ・デザインした双子モデル ながら独立デビューしたスプリンターは2代目30系でセダン、クーペともオリジナリティを強調、カローラセダンがセミファストバックに対しスプリンターセダンはノッチバック、そしてカローラのHTに対しスプリンタークーペはセダン以上にデザインの違いが明らかでフェアレディZ並みに抉れたヘッドライトやスタイリッシュなクーペボディがカローラHTが当時の日産的なRrサイドウィンドウが切れ上がる所謂インポブルメントデザインだった事からあまり人気無かったのでこれを上回る好評さでした。

しかし77年のカローラ/スプリンターのMCを機に(この時型式を30→50/40→60に変更)カローラにクーペを、スプリンターにHTを設定、つまりはカローラ顔のスプリンタークーペとスプリンター顔のカローラHTが出来上がった訳でわざわざFMCでイメージを異にしたのにこの追加設定で再びまんま双子になると言う施策、トヨタの売るためなら何でもアリという商魂には呆れ、もとい、感心しましたネw

スプリンター時代から好評だったカローラクーペは販売力の高いカローラ店によりシュア拡大の出助けとなりますが元々あまり人気のないカローラHTボディをスプリンターに与えても何も役立たず?セダン、クーペ、そして76年から両車に追加されたLBはかなりの頻度で見かけるもスプリンターのHT、見た記憶がほぼない、この10位というランクインはこのHTの存在が大きなウェイトを占めているのは相違ない!

その後のKE/TE/AE70になって以降のスプリンターは全ボディともカローラと共通化(一部派生車種のカリブ、シエロ等はスプリンター専用)しながらもカローラより少し高級でスポーティさも強調、70のHTはオーソドックスな顔付のカローラに対しスラントノーズ、80系(AE86)ではカローラレビンには装備されないリトラがスプリンタートレノに採用(その後のAE90系まで継続)されアニメの影響もありこれらはカローラの人気を上回りスプリンター独自のファンも存在しましたねぇ。~(以上抜粋終了)

まぁ、地域差もあるでしょうし例えばお膝元の東海地区なんかでは見られたかもしれないスプリンターHTながら次にトヨタ車の登録台数が多い首都圏ではまず往時には見れないモデル、ワタシ等70~80時代、カローラ店勤務で一番40~60系(スプリンター)30~50系(カローラ)の下取りが多い時期でもスプリンターHTを下取りした記憶ナシ!カローラのHTやスプリンターの他車型は飽きる程取っていますがスプリンターHT、それ位希少で変態度もかなりのもかと思いますw

60系スプリンターは4ドアセダン、2HT、LB、クーペが存在
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実際神奈川地区での一番売れたセダンのHTは1割にも満たなかった数字らしくこれ見かけたら幸せが訪れる?(VWビートルじゃあるまいしwww)

60系スプリンターの一番の売れ筋4ドアセダン!
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抉れたへッドライトのFrマスクと流麗なスタイルで人気高かったクーペ!
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近藤正臣氏、アグネスラムのCMで新たなカーライフを提案した今で言うシューティングブレークでもあるリフトバック(LB)も一定の人気を獲得
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60系スプリンターHTの概要…

駆動 FR

搭載エンジン
4K-U型 1.3L 直4 SOHCキャブ 72ps/T-U型 1.4L SOHCキャブ 82ps/2T-U型 1.6L SOHCキャブ90ps/12T型 1.6L SOHCキャブ85ps

ミッション
4速MT/5速MT/3速AT

足回り
Frマクファーソンストラットコイル/Rrリーフリジット

車両寸法
ホイールベース2370mm 全長4163mm 全幅1590mm 全高1360mm(1600GS)

車重
930kg(1600GS)

この時期のクルマはスプリンターに限らず昭和48年から始まる我が国初の厳しい排ガス規制の過渡期、トヨタは排ガス規制の対応にモデルが多い分手間取りまずは50年規制、そして51年→53年規制と段階的にクリア、従来の既存エンジンに排ガス処理を行い著しくドライバビリィティは低下し燃費も極悪、40~60スプリンターはそんな暗黒期のモデル(40系=50年規制、61/62=51年規制、65/66=53年規制)

この排ガス規制により従来1200/1400に付帯したツインキャブエンジンは不適合で廃盤、ソレックスDOHC搭載の2T-Gも一時休止、そして1200パワーダウンが大きく100cc排気量UPした1300ccに換装等が行われエンジンバリエーションは大幅に削減されています。

60系以降は1200 3K-U→1300 4K-Uエンジンに換装
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77年の51年規制適合とほぼ同時に従来の40系→60系に型式改定、この時にDOHCの2T-Gがソレックス→EFIになって復活、当初未対策時代から5psダウンで登場し53年規制適合時に従来通りの115psに戻りクラス唯一のDOHCエンジンの復活は大注目されますが60系スプリンターHTには未搭載、冒頭記述した通り未対策時代はカローラレビン(TE37)としてHTボディでラインナップしているもこれが不人気であり元々スプリンターはトレノ(TE47)ではクーペボディだったため77年にスプリンターに追加されたカローラHTの双子モデルには設定されなかった訳です、尚、カローラレビンも77年復活時はクーペボディに変更されました。

未対策時代、カローラHTに設定されたTE37型レビン
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1977年、一時絶えていたテンロク2T-Gが2T-GEUとなって復活!
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HT追加時でもその販売促進は売れ線のセダン、そして新ボディのLB、若者向けクーペに集中、オート店自体も引き合いがなければあえてHTは売り込みしない状態に近く同時にクーペ追加となったカローラとは差が激しかったですね、元々カローラでも不評なHTをより販売力が小さくネームバリューも低いオート店のスプリンターにわざわざ設定いたのは今もって謎!? まぁその分こうして現代では変質者には注目浴びるモデルになった訳ですがwww

悲運の(!?)スプリンターHT


勿論スプリンターHTはカローラHTのFr/Rrをリ・デザインしたモノで中身は同じ、インテリアもカローラHTを踏襲(但しメーターがカローラは角型、スプリンターは丸形)エンジンは前述の通り2T-GEU以外を全て搭載、グレードはトレノを除いてクーペ系とほぼ同一。

HTのインパネ、カローラ30/50,スプリンター40/60系はセダンとHT、クーペとLBでインパネデザインが異なっていました!
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造れば売れた、モデルが多ければ多いほど売れた時代とは言えほぼ無意味に近かったスプリンターHTの存在、現在その実働車の残存があるのか否か?非常に興味深い、セダンやクーペはカローラの影武者ながらも往時かなりの生息だったスプリンターなのでまだ残存はあるでしょうがHTの生き残り、出会ったら卒倒してしまう、その位の変態度の高さと信じて疑いません(^_-)-☆

変態度指数:★★★★★
Posted at 2023/06/08 15:30:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 変態車 | クルマ

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