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元Gureのブログ一覧

2014年04月08日 イイね!

保存版・ 珍車PART392

保存版・ 珍車PART392と、言う訳で(何がじゃ!?…汗)

プリンスの鏡、昨日のグロリア230繋がりでコレも上げときましょう⇒『昭和45年(1970)3代目HA30型グロリアスーパーDX(グレードは推察)』!!


昨日の“珍車391”で触れたましたが元は“プリンス”の代表作、と言いましてもワタクシが生を受けた頃はプリンス自動車はスカイラインとグロリアのみ、スカイラインが一般向け、グロリアは公用向けの性格を与えられ合併前はスカイラインはブルーバード、グロリアはセドリックをライバルにしていました。

66年の合併で皮肉な事に?これらと同じ屋根の下に入るのですが合併側と被合併側のモデル差別は結構行われかつて競合していたブル、セドリックに施されながらスカイライン/グロリアにはそれがなされない!なんて事もあらゆる面で少なからず行われてました。

それでもグロリアは230型~はセドリックと兄弟となりましたのでこうした差別もなくなりますがスカイラインは脚光を浴びた2000GT以外の普及型(ハコスカ/ケンメリ1500~1800)のショートノーズモデルでは5速ミッションやラジアルタイヤの装備など、ブルにあってもこちらは未設定など吸収された側の非劇?を華やかな2000GTの裏で垣間見てとれたりと…ブルとスカイライン、70年代を思い出すとこの陰謀めいた?因果関係が蘇りますネ。。。

さて、出品車です!

セドリックとボディを異にしていた最後のオリジナル(?)グロリアとなりそのアメリカンなスタイリングはマニアも多く今でも“縦グロ”の愛称で親しまれていますね!

A30グロを語るには外せないこの出来事=合併後に日産から納入した天皇陛下御料車『日産プリンスロイヤル』!!
これも以前から皇族が好んで使用しておられたプリンス製乗用車、その縁から同社が開発、グロリア同様設計時はプリンス、発売時は日産という日産のうまいとこ取りという噂も当時は囁かれ当時の日産社長が日に日に離されるトヨタに対し“御料車”という名誉が欲しくてプリンスを買収した!なんて言われていたモノです(この類の文献はかなり出ておりますので決してワタシのガセではありません…汗)
まっ、当時はさすがにワタクシもハナたれのクソガキですからリアルな真実は知りませんが。

↓国産初の天皇陛下御料車である『日産(プリンス)ロイヤル』


A30型グロリアはこのロイヤルとも独特な縦4灯ヘッドライトの顔、スタイリング、テールの処理に共通イメージがありこの事から昨日触れたように“由緒ある高級車”のイメージが付いたものです。
丁度珍車390でご紹介した130セドと同時期のモデルですが前述の一件からセドリックより高級というイメージが付いたのもこの代からですね。

この3代目A30型もロイヤル同様プリンスが設計したものを66年の合併→67年のFMCで『日産・プリンスグロリア』の名称でデビュー、同じ頃一時スカイラインも『日産・プリンススカイライン』と名乗っていました。

太陽神戸三井銀行?日石三菱?の如く長ったらしい名前は寿命は短く両モデルとも僅かな期間でそれぞれ“プリンス”の文字は消されその名残はディーラーの名前(日産プリンス販売)に残るのみとなりました。

スタイルだけはプリンスそのままで出たA30型グロリアですが発売~販売期間中に徐々に日産化を敢行、67年デビュー時では4気筒こそ日産製H20型エンジンを搭載するもメインの6気筒はセドリックのJ20ではなく旧プリンス製のG7型エンジンを先代から継承して搭載しプリンスファンの喝采を浴びるも68年の最後のMCでは遂にこれも日産製L20型に差し替えられております。

MCは2度行われその度に日産臭も強くなっていきましたが特にプリンスファンでもないワタクシ、個人的にはこの出品車=最終型HA30が一番好きでした!

何がいいって日本で初めてアメ車風のRrバンパーにテールランプを埋め込んだお洒落なRrスタイルは斬新で子供心に“いかにも憧れの高級車”って出で立ちがインパクト強かったです!

後年(72年)に2代目ローレル130型のHTがやはりこれをやり“ブタケツ”の愛称で超有名になりやたらRrビューを褒めちぎられるブタケツですが元祖はコチラだった訳です!

ここでようやく現車です(汗)

現車、E/g始動はするようですが画像で解る、解らない範囲でもかなりヤレが来ている様子で先日の同期130セドよりも酷い状況ですね。
フロアも錆浸食が著しい感じで完全なる要レストアの体ですがE/g廻るならばその甲斐もある?

ファンの多い縦グロですし希少な最終モデル、何とかマニアさんの手により復帰を切に願わずにはいられません…

「おい、Gure、【セドリック製廃記念!?】なんて気取った事抜かしているがまともに動くセドグロ出せや!コラっ!」とお怒りですか?まぁま、冷静に考えてももう半世紀近く前のクルマですからね、残っているのを拝めるだけ幸せだと思って頂かないとバチ当りますゼ、兄貴(笑)

↓当然?評価ナシ、出品票の記載を読むだけで萎えるか?力みなぎるか?がグロリアマニア是か否かの分かれ目!


縦グロはワタシがクルマ乗り出した頃は10万か15万でかろうじて売ってました、いつの時代でも若いくせにこうした高級車に憧れるのはいますからね、これをロッドにしたりベタベタにしたりして乗ってるのもいましたが当時は330が大スター、貧乏でも230に乗ってれば一応絵になる時代にセダンの縦グロはいかにも解体屋から引き揚げてきた!って感じがして見る方まで貧乏臭く感じたモノですがその後残存がなくなるなるにつれ再評価され前述のようにアメリカンなスタイルがA30デボネアと共に受け今や派生車種のバンまで含めてこの手のマニアには“神”扱い、ワタシもDラー時代2~3台解体送りにしていますのでこんなんるなら密かに取っておけば良かったなぁ…

↓フロア浸食したサビは致命的ながらダッシュやシートの状態は痛みもそれ程でもないです!


珍車390で触れたようにこの縦グロも70年代~80年代のアクションドラマでは多用されたモデル、大都会シリーズ、特別機動捜査隊、東映のやくざ映画やアクション物に加え加え仮面ライダーでも多用、ショッカーご用達のクルマでしてね、街行く縦グロを見かけると“ショッカーだ!!”と叫んだクソガキ時代を思い出しますわ(^^ゞ

ショッカーや刑事モノに使われた縦グロはほぼ前中期モデルでしたので画面で滅多に後期型のバンパー埋め込みテールを拝める事はなかった気がします、前中期はFrの縦目に合わせた縦長のテールがバンパーとは別体とされおり平凡なデザイン、69/10~の後期は僅か1年少々でしたので現役当時でも滅多に見れるモデルではありませんでしたのでこの出品車、旧車としては王道?となっている縦グロとしてはかなりレア度高いです!

↓バンパー一体式となったテールは最終型のみ!このテールは羨望の眼差しで眺めました…


尚、ご紹介ではグレードを『スーパーDX』としていますがスーパー6かもしれません、確かこのグロリアは最終になって最高グレードのGLが追加設定されましたが長い事スーパーDXがTOP、次がスーパー6以下STDだったと思います。
その中で最も見かけたのがスーパーDXだったので薄れた記憶にあるエンブレム形状からこれとさせて頂いております!

↓外装も見た感じではサビもさほど致命的ではないかな?充分補修レベルですね!


出品地はまたも宮城、やはり奈良とか宮城、山梨や長野も同様ですがダダッ広い旧家の納屋にこうしたお宝が眠っており遺品整理?的にこのような見るヒトが見れば凄い価値モノが何気に業オクに出品されてくるのでしょう、クルマに詳しい遺族でもいればこれもそれなりの価値で取引されるのでしょうが「タダでいいから持って行って!」的に地元のクルマ屋さん経由でこうした場に出される事も多いと…

落札額はこれも縦グロが泣く解体価格+α、本来こんな値段で取引されるモノではないのですがね、腐っても鯛、腐っても縦グロなのに…(^.^)/
Posted at 2018/03/24 19:50:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ
2014年04月07日 イイね!

保存版・ 珍車PART391

保存版・ 珍車PART391【セドリック製廃記念!?】の第二夜ですねー(^^)v

大都会風に繋がれば“130スペシャル6”の後は230STDなのですがそう都合良く世の中いきません!!

しかし皆様のご期待に?なるべく沿うべく努力のGure(笑)頑張って探したのがコチラ⇒
『昭和50年4代目230型グロリア4HT2000GX』!!

ん?何?【セドリック製廃記念!?】じゃねーじゃん!とクレーム付けますか!?
まぁ、同じクルマです、3代目からセドリックとグロリアは今更解説もいらんでしょう、大人の事情で双子車になっていますからそう堅い事言わずに…

って昔は同じでも“GLORIA”のエンブレムにこだわる方って意外に多かったんですよねー。

そんな訳でこのククリはグロリアも含めさせて頂きますので悪しからず^^;

さて、230型はセドでは3代目ですがグロリアは4代目となります、ご承知のように日産に吸収された旧プリンスのモデルでプリンス時代にBLSI→S40→A30と3代を数えA30時代に日産とプリンスが合併しましたので高級車を二つ抱える羽目になった日産が230型以降双子として2004年の初代フーガデビューまで存続させていたものですねー。

冒頭冗談で?触れましたが由緒正しい“プリンス”の名前(詳細はwikiにて…簡単に言えば天皇陛下や皇族に納入していた為)を受け継ぐグロリアの名前にはある世代には特別な思い入れのあるものでしたのでワタクシの若い頃の年配のお客さん(現在70才以上)ではいくらセドリックと同じクルマでもグロリアの名前でないと納得しない方、多かったです。

このような背景からクルマ好きにもグロリアはセドリックよりもやや高級なイメージと捉えらていた部分があり売る側、つまり日産プリンスのディーラーさんでも事実そのような印象付けをしていたのが70~80年代だったように思います。
元来同じクルマなのにバカバカしいと思いますがね、それほど“車名”にこだわる方は多くこの世代の方がやたら名前を変える、使い捨て?の現代はさぞ嘆くのではないかな~ と。

さて、出品車ですね!

昨日ご紹介した130セドの次期型と勿論同一ですがグリルやテールランプの意匠が替えられ更にグロリアには先代A30より継承したフードマスコットやボンネットフード中央が盛り上がるコンチネンタルフードなど独自の個性が与えられていました。
セドにはないこの二つのアイテムが前述のようなグロリアに一層高級感を与えていた訳ですね。

230の在任は71年~75年の4年間、230は対クラウンとの長い激戦の中で唯一ライバルを打ち負かした事が特徴でこの時期のクラウンが“クジラ”の愛称で今でこそ個性溢れる旧車として注目されていますが当時はヘンテコ以外の何物でもないスピンドルシェイブ”という近未来的なデザインが災いして230が圧勝したという訳です。

現車は72~75年の後期型、230デビュー時はセダンとライバルのクラウンに先を越されていた2HTを遅まきながらラインナップ、その遅れを取り戻すべく72年のMCでは日本初のピラーレス4HTも追加されておりこれは大ヒットしました!
4HTはこうした車型がなかった日本の高級車の歴史に貴重な1ページを加えたと言っていいでしょう、HT好きのワタシとしても4枚は柱があるのが当たり前だった時代にスマートでスポーティで高級感漂う4HTの出現は非常に目を奪われ街で見かける度に“なんて美しいんだろー”と子供心に見とれていましたっけ!

それでは現車を見てみますが残念ながら冠水車(水没車輛)で完全なる不動部品取り及びレストアベースとなりますね…

↓『冠水車』『E/g掛からず』の文字がマニアには恨めしい事でしょう。


ワタシも今回雪害で愛車を予期せぬカタチで奪われた身、230に較べれば希少度なんて大したことではないですがここまで230を維持するのにかなりのご苦労があった筈、災害で止む無く手放した元オーナーさんのやるせなさ、他人事ではなく実感として解ってしまいます、さぞ悔しかったでしょうねー…

内装に痛みが見れますがこれが水没によるものかどうか?は不明、インパネ等は比較的しっかりしていますし外装も大傷、大錆、凹も画像の限りないですしね、Gure的評価では水没なしとすれば外装C内装Dっところでしょうか。

不動となっているエンジンはお馴染L20、80~90年代なら解体屋さんに行けばゴロゴロしていたエンジンですし今でも昔のエンジンとしてはまだ手に入り易いと聴きますのでグロリアマニアの方?L20を手に入れ復活なんて如何!?(笑)

ただ水没はどこでどう配線がショートするか解りません、火災の可能性が大きくなかなか難しいですがこのまま死なすにはあまりにも惜しいクルマですよね!

↓内張りのシミ以外は年式を考えたらかなり状態はいいように感じます!


230にはメインとなるL20型(2L直6OHC ツインキャブ/シングルの2バリエーション)に当時は最高にステータスを誇れた3ナンバーになるL26型(2.6L同)、そしてSTD(営業用)に4気筒のH20P(LPG)型、SD20型ディーゼルをラインナップ、売れ線は勿論L20シングルの普及モデルだったDX、GLでしたが当時神がかり的人気のケンメリやS30Zと同じL20ツインのラインナップはスポ車好きからも注目が高かったです。

出品車は2L最高峰となるこのツインキャブの『GX』、日産のスポーツモデルに冠される由緒あるグレード名、萌えますね~^^;

現車、バンパーオーバーライダーを装着、これは2600専用装備でしたので後で手を加えたモノですが後続330や430でもそうでしたがやはりセドグロではこれがかなりポイント上がる装備でした。

↓大型のオーバーライダーが一層迫力のRrスタイル、工芸品のようなテールにウットリしたモンです…


この230の出品は宮城県、もしかしたら東日本大震災、津波の被害車かもしれませんねー。
こうした希少車もかなり津波にやられたと聞いています、まぁ、ワタシの時も言われましたし自分にも言い聞かせました「車で済んで良かった」としか書きようがないんですが全くもっ残念ですね。

↓大事に慈しまれたきたであろう230グロリア、見かけは何ともないのが余計悔しいですね~


落札は無事なされましたが解体価格+α程度、本来ならこの金額の数十倍になる希少車なのですがやはり事故破損などと違い水没は興し屋とかニコイチ屋もなかなか手出ししませんしね、部品取りでの落札でしょう、何度も呟やきますが何とも勿体無いですね(+o+)
Posted at 2018/03/24 19:55:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ
2014年04月06日 イイね!

保存版・ 珍車PART390

保存版・ 珍車PART390出ました!前回のランサーバンをも上回る極低年式!! ここまでくるともう“クラシックカー”の範疇?って感じのコレ⇒『昭和44年(1969)2代目H130型セドリック・スペシャル6』!!

昭和35年に日産の頂点、イメージリーダー的にデビューしたセドリック、2004年にオーナー向けモデルは後続フーガに譲りましたが営業用(ハイタク)に名前を残し54年間現役として頑張ってきましたがいよいよ今年でその営業用も製廃になると先日ニュースにもなりましたよねー…

現行Y31型営業用ですら発売27年になりますしスッカリしっかり浸透している老舗のネーミングがまた消える、淋しさを隠せません(+o+)

そんなセドリックですので暫くコイツの出品も追っかけてみようかなと…。

その第一弾が今回見つけたセドリックの中では最古参の2代目H130型!

さすがに初代D30型は探しきれませんでしたがこのコーナーで何回か取り上げたセドの中では一番の低年式!
一昨年これの現役車を目撃、また、横浜自宅のそばにもこれが生息中ですので感覚麻痺でそう珍しくは感じませんが間違いなくこれも博物館級ですネ!

上述の2台は極低年式高級車にありがちなアメりカングラフティー?ムーンライダー調にかなりカスタマイズされたモノでしたが今回取り上げる出品車は天然状態のフルノーマル、痛みはそれなりにあるのでレストア前提でしょうがそれベースとして見れば年式から考えると上物に思います!天然130は既にかなりレアです!

130セドは65yに発売、410ブルと同じく伊・ピニンファリナのお得意尻下がりのあまり好みのスタイルではなかったですがワタクシの幼少期の“高級車”“公用車”“パトカー”ではクラウンのS40/50と並びお馴染の珍しくとも何ともないモデルでした。

130はイヤーモデル制を採り計5回もMCが行われますが3回目まではグリルの小変更やテールランプの意匠変更でしたが4回目、68yのMCはビッグMCでドア形状以外はプレスラインまで大幅に変更、このモデルからサイドガラスにカーブドグラスを採用しまた尻下がりのテール部も手直しされライバルのクラウンやデボネア、ベレルがそうであったように米式高級車の如くテールをピーンと張り堂々とした出で立ちに変身!これに合わせFrもそれまでライト部が飛び出る60年代のデザインがら一気にシャープな一直線のグリルになり70年代風格に味付けされワタクシもそれまでクラウン派だったところコロっと寝返り?セド派になったのを憶えています(汗)

尚、この最終型でも一度MCが行われており130は次期型230デビューまで実に6年存在した長寿でした!

130最終(68y~)モデルと言えばワタシらの年代のアクション物好きにやはりこのドラマ=大都会PARTⅡの印象!
地味~ぃなPARTⅠ(闘いの日々)でも何気にパトカーで使われますがこれでのアクションは皆無、やはり130=PARTⅡの印象ですね、他番組は特別機動捜査隊(古ッ=特捜最前線の前番組!)

PARTⅡの放映は1977年ですから130最終型→230へのFMC(71年)から6年も経っていながら何故かメインでこの130が大活躍、主人公の黒岩刑事(渡哲也)も愛用しますが悪役~破壊車輛までほぼ130が使用されておりこの番組で現存していた130をかなり消したのではないか?と勘ぐりますw
しかし当時は大都会に限りませんが憧れの高級車をいくら低グレード(中には中級グレード)でも僅か6年破壊してましたからね、現代ですとゼロクラや初代フーガですよ!!勿体無い(*_*;

大都会~西部警察で230が大量破壊されていたのでどうしても石プロ刑事モノの破壊車輛=230のイメージが強いですが130と他のレギュラーはHA30グロリア(縦グロ)が原点だったんですよねー…

130セドはその後「大都会PARTⅢ」の第一話“帰ってきた黒岩軍団”で石プロ在庫を全て潰したようで西部警察に至るまで画面に出る事はなかったように記憶してます。

↓渡さん(黒岩~大門・倉本=ゴリラ)の愛車?はマシンXでもZでもVR-4でもなく130が原点なんすよー!


オイ、TVの話はもうエエから本題行けですか?(笑)
ハイハイ…

出品車は前述の通り評価も入らないノークレーム扱いなので決して状態はよくなく不動or部品取りレベルで考えた方がいいかもしれませんがそれにしては外装は年式からすれば上出来!

大体60年代なんて防錆対策なんて後年~現代の比較にならないお粗末さですからね、この時代のモノがこのヤレ程度で残っている事を評価すべきです。
もっとも防錆技術は低くとも逆にこの時代、特に高級車は鉄板もブ厚かったですから比較的極低年でも高級車になればなるほど保管環境によっては充分耐え凌いでいるのも多いようです。

↓メーター改ざんなんて気にしてられない!それ以前にエンジンかかればラッキーですね!


グレードは高グレードにあたるスペシャル6、この型の130はSTD/バン用(4気筒)、普及用、高級用、超高級用(6気筒)の4種のグリルデザインを持っており一番見かけたのが現車の普及用、6気筒の名機L20型をこの最終130で初搭載、65年~68年に搭載していたJ20型6気筒をパワーアップし静粛性を高めたこのL型エンジンはこの後日産のメイン6気筒になり昭和60年まで、セド/グロで言えば430、最後はR30スカイランまで一線を張っていきました!

尚、スペシャル6は130デビュー時は最高グレードながら最終型ではスペシャルGLが追加され(㊤大都会の紹介画像)最高峰を退いたものですがそれでも当時OHCの6発なんてのは庶民からすれば夢のようなエンジン、何せまだ軽には空令2st2気筒、大衆車はOHVの4発が当たり前の時代ですからそれはもう高根の花だった訳です。

さて、出品車ですが評価するとしたら外装Eってところ?残念ながらこの会場は室内写真がありませんから内装評価は不可能ですがこの外観からそうは荒れていないと感じます。

気になるのは画像の限りではやはりトランクの大きな錆ですがこれ位なら充分まだ修復可能ですしね、機関の具合が気になるところですが日産マニアやクラシックファンにはタマランでしょうね。

↓トランクの錆さえ修復すれば立派になりますねー!


希少なノーマル130最終ですしCS放送でようやく近年解禁されDVD化もなされた大都会シリーズで注目された?130セドですからさぞ落札も高額だろうと思いきや意外に安く二桁オーバー20手前と言ったところでした、やはり何か画像では解らない瑕疵があるのでしょうが安過ぎ、評価低すぎです(怒)
まさか業オクなので書類ナシという事はないでしょうが…

↓それにしても5ナンバー枠に思えない重厚なスタイリングは今のデザイナーでは表現できんでしょうな~…


出品会場は奈良県!さすが歴史と伝統、文化を重んじる地域?まだこんな天然の130が生息するとはシカせんべいより売りになりますネ(笑)

【セドリック製廃記念!?】の第一弾、奇跡の生存130セドでした~(^.^)/
Posted at 2018/03/24 20:00:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ
2014年04月06日 イイね!

保存版・リベロ、エボ化計画第1弾!?(笑)

保存版・リベロ、エボ化計画第1弾!?(笑) ってハンドル替えただけで大袈裟ですが(汗)
このステアリングは山梨クルマ仲間の頼れる若手のToshi君がかつて乗っていた“思い出の”エボⅢの形見を寄付してくれモノ!もちろんエボⅢ純正モモステですね。

先週受取りしながらも合うボスがなかったので今日まで大事に保管してましたがオーナーの次男、エボⅢステアを見る度に“カッケー!”を連発していたので親バカおやじは遥々他市の何とかガレージまで行って仕入れてきました(^^ゞ

帰宅後早速付けてやると次男のテンション上がりっぱなし(笑)
若い18才が絶対乗らない初心者マークのリベロバンで通勤しだして1週間、同僚や先輩に“お前、変わってるな~”なんて案の定注目の的になったらしく次男も調子に乗り「これからエボⅢorリベロGT風に仕上げるんです!」なんて大見栄きったそうな(爆)

ロクにクルマ知らんくせにオヤジや仲間がしている会話をそのまま云ったらしいので辻褄を合せてやろうか!
とこれも“変態親心”ですナ^_^;

↓ビフォー&アフターの図…やはりステアリング一つで雰囲気は一気にエボ!!



「明日早速職場で自慢する」なんてハシャいでる次男、ワタシもクルマ乗り出した頃は大した用品でもないのに新たに付けると物凄くマイカーがドレスアップして嬉しかったのを思い出しますわ、今そんな次男の様を見てると可愛いナ~と。

あっ、この場を借りてToshi君にはもう一度お礼を!!
Toshi君のエボⅢに対する心はしっかりリベロで受け継ぎますんで!大事にします(させます)、アリガトねー(^.^)/~~~

内装は完璧かな?ここまでやるとエボ純正レカロも欲しくなりますがやりませんよ、えぇ、やりません、多分www
でもレカロ入れて車高落としてスモーク、TE37モドキかOZ、ワタナベなんかのホイールにエボ顔にサイドステップやったらかなり決まるだろーなー…

ってやりませんから、多分^^;
Posted at 2016/09/13 22:27:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | リベロ | クルマ
2014年04月04日 イイね!

保存版・ 珍車PART389

保存版・ 珍車PART389
珍車PART389 昨日上げた通りもう今の三菱に未練はない?って事で過去の名作をより強く愛してゆきたいなー・・・
と探したところ驚きのクルマが出てきました!

これはもう博物館級で間違いナシ!いや、オートギャラリーにもトヨ博にもない=変態度、注目度、レア度に申し分ないコレ⇒『昭和48年(1973)初代A72V型ランサーバン1400EL』!!


如何っすか!?レアでしょー・・・

大体この年代の商用バン、サニー(VB210)やカローラ(K/TE26V)等は今では立派な歴史的価値も見い出され少ないながら熱心なマニアが動態保存している例も散見しますが初代ランサーバンなんてまずいない!

個人的にもうちに2台いる4ナンバー貨物のランカゴとリベロカーゴのご先祖様ですからね、これの出現には驚きましたヨー(@_@)

ランサーバンなんて現役時代でもワタクシの生息する関東では殆ど見れずまだマツダのファミリアやグランドファミリアバンの方が見かけたかも!?!?

まっ、ガキの頃から三菱Dラーにはオヤジにくっ付いて出入りしていたのでそこでサービスカーなんかで見てはいましたが一般ユーザーの乗るランサーバンなんてまずいない、やはりカローラバン/サニーバンが圧倒的に多かったのを記憶しています。

初代ランサーはA73型1600GSRが73年のサザンクロス、74年のサファリで総合優勝しモータースポーツマニアには今でも語り草、神的扱いのモデルで有名ですが素のランサーでもその走りは非常にパワフル!!

元々はスポーツセダンで人気を博した初代コルトギャランがこの73年にグレードUPし2L級に移行した後を受けた新車種としてデビュー、外観は60年代チックのライトが蛙のように飛び出ていてスタイルも地味、まずはカッコから入るGureですので個人的には好きなモデルではなかったのですが大人になりクルマに携わる仕事につき下取りや何やかんやで乗ると嫌でもこのクルマの印象は変わりギャランで鳴らしたサターンエンジンの1600GSR/GSLは勿論“ネプチューンエンジン”と称する廉価版の1200(4G41)、普及型の1400(4G42)も胸をすく走りをしライバルのカローラ/サニーで代表される保守層ユーザーが殆どのマーケットに中でさすが異彩を放ったモデル!と納得できるモノでしたねー。

この時代の菱車は低速重視のロングストロークエンジンが高回転では伸びがなく不満残るも街中での実用域では実にパワフルかつ快適なエンジン、これに併せて当時としては水準以上のシャープなハンドリング、軽量FRに小気味よいシフトフィールが非常に魅力的でギャラン、GTO.FTOでこれが高評価されておりランサーにもしっかり継承されていました!

さて、過去の菱車になるとついつい長く、熱くなるのが悪い癖、この辺で現車を見てみましょう。

40年前の商用貨物、多分これの生き残りはもう一桁では?と推測、その中でも現車はかなりの高品質で過去にレストアを受けていないとすれば奇跡だと思います。

↓この年式で3点評価は凄い!内装E外装Dも40年経過車としてみたらかなりの高評価!


この草色のカラーも懐かしい、現代のバンなんて白かグレーだけですしね、当時はバンも立派にマイカーになれる時代でしたしランサーだけでなくライバル他社もバンにも様々なカラーリングを採用していました。
見かけないランサーバンで白を除き最もイメージ深いのがマルーン、その次がこのライトグリーンですので萌え萌えですww

走行は5桁ですから不明扱い、16万㎞か26万㎞かはある意味博打ですがもうこのクラスになればそんな事は気にしていられないですしね、外装やE/gにそれなりのヤレはありますが治療可能レベルだと思いますしこれは菱ヲタGureとしては欲しい逸品!! リベロ/ランカゴとこれを並べたらもう卒倒(#^.^#)

↓ド初期のモノなので僅か1年で変更された初期モデルのこのインパネが更に希少度を増します!


初代ランサーは1979年に2代目の“ランタボ”が有名なランサーEXにFMCされますがバンは三菱得意の型遅れをそのまま継続、最終的には85年までの12年という長寿モデルでしたが初期インパネは最初の約1年のみ!これで変態度もますますUPです(笑)

グレードは推察ですがこの代のバンではSTD、EL(DXに相当)、GLの3種、STDはライトリムがボディ同色でラジオなしでしたしGLはゲートに木目が入る、この事からELと断定しました。

↓A70系ランサーセダンは独特なLテール(74~76)が有名ですがド初期のみの素っ気ない縦型テールはバンでは最後まで現役でした!


出品車、ワタナベのA/W以外はオリジナルというのも前オーナーさんのこだわりを感じさせますね、GSRのラリー仕様では欠かせないアイテムですがバンでこれは新鮮、やや大袈裟な気もしますが1ポイントのカスタマイズでイイ味出してると思います。

↓タイヤ(ホイール)がやたら目立ちますよね(笑)なかなかの迫力!


さー、気になる落札は・・・以外に安く二桁を少し出た程度!!これがカローラやサニーならばかなり値段も跳ねたでしょうがそこが三菱の悲しさ?やはりド変態&変質者向けですわねww

しかしこれも立派に落札、世の中には物好きがいるもんですナ~(爆)

出品地は何か納得できる鹿児島!! 男臭い初代ランサーのバンの出品にはピッタリだと感じたのはワタシだけでしょうか…!?(^.^)/
Posted at 2018/07/07 18:17:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ

プロフィール

「 ”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第46弾!! http://cvw.jp/b/2682511/48615637/
何シテル?   08/23 18:00
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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