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2017年09月24日 イイね!

珍車PART726

珍車PART726
珍726弾もつい4~5年前までは業オクにチラホラ出ていましたが最近ではすっかり見なくなりました。
最終型でも30年超えましたしね、良質で真面目なファミリーセダンで耐久性もありトヨタの良心を感じさせるクルマでもありました…

⇒『昭和60年(1985)初代SV10型カムリ1800ZX(グレードは推察』!!

カムリ、この型の前にセリカカムリ(A40/50型80~82年)が存在し“カムリ”としては2代目となる訳ですがGure的にはセリカカムリはカリーナの派生車種かつセリカの1バージョンですのであえて現車を初代と記しましたが2代目(以降1代ズレが発生)でも間違えではないですネ!

SV10も若き日のセールス時代の扱い車種、セリカカムリが若いモンの心を惹くスポーティセダンでしたので特にこれの18R-GEUを積む2000GTなんて憧れましたし欲しかった1台、ところが2代目となり“セリカ”のファーストネームが外れ独立、セリカカムリのイメージは見事に消され地味ながら真面目な、真剣にトヨタが今後を担うFFの中級ファミリーセダンに生まれ変わり当時は若い身空で考えがまだ足軽だったんでねw「カムリ、ダサくなった」と敬遠しましたっけ、FR世代ですのでFFになった事が一点とデビュー時はDOHCも設定がなくホントに地味、しかしFF化とスクエアなデザインで小型クラスとは思えない室内の広さにはデモカーで店に来た時は心底驚きました、当時のクラウン(S110系)よりも後席も広い、大袈裟でなくセンチュリー並みでしたからね、従来のこのクラス(FR)であるコロナ、カリーナ、ブルーバード、ギャランΣ、カペラ等の大きさ(車室空間)が当たり前だったのでその衝撃は結構なものでしたっけ。。。

↓82年、田中邦衛氏がキャラとなりデビューした新生!?カムリ


SV10はこの年オープンしたトヨタビスタ店(現ネッツ)のメイン車種となるビスタと双子兄弟、カムリはカローラ店のカローラからグレードUPするユーザーがペット店(コロナ)、トヨタ店(カリーナ)に流れるのを食い止める目的は先代セリカカムリよりも強固な姿勢を打ち出していました!

FR→FFに慎重だったトヨタはそれでも時代の波はFF化に確実に流れておりこれに乗らない訳には行かない、しかしワタシのような保守的ユーザーはまだFFというモノにある種の偏見を持っていたので日産や三菱のように売れ線であるブルーバードやサニー、ギャラン、ランサー等を一気にFF化したのに対しトヨタは慎重、Bigネームであるコロナ、カリーナに先駆けてカムリ/ビスタでFF市場に乗り込み一定の成功を見極めてからBigネームをこれに移行して行った訳です。但しそれでもカローラ、カリーナ、コロナはFFも出しながらFRも残す、石橋を叩いてもまだ渡らない的にFF化にはかなり消極的でしたよね~。

国内ではコロナやカリーナ(プレミオ/アリオン)の存在もありカムリっていうクルマはどこか影が薄く堅実ながら驚く人気も販売もなされないながら海外ではトヨタの稼ぎ頭、これは現在でもそうですが海外ではBigネームなんですよね、国内では歴代、どうも地味ですが…

現車を見てみます、32年経過で実走3万㎞台というのが驚き!!失礼ながら大事に納屋に格納するようなクルマでもないですし走って使い倒して解体というのが王道のこのクラスのセダンが総評3.5点レベルで残っている事が凄いです!

↓内外C、総合3.5、昭和60年という年式ではかなりの好成績!


このSV10も主に仕事でかなり乗りましたが地味な外観に対して意外にパワフル、当時の新開発である1S-LUエンジンはややメカニカルノイズはあるものの元気で気持ちよい吹け上がりで乗るとこのクルマの印象を変えたモノでした。
タイヤがまだ13インチの時代、1.8Lでこの大きさ、このパワーでこれは明らかな容量不足で少しアクセルワークを雑に行えばたちまちホイルスピンしてましたしね、いちいちスキール音で喜んでいた若い小僧にはオモロかったかも(^^;)

デビュー当時は1キャブの1.8L横置き1S-LUエンジンのみ、その後1.8LDeターボ(1C-T)、2L(2S-ELU)や2LDOHC(3S-GELU)とワイドレンジ化しますがこのカムリ、最初の1Sで充分パワフルでしたし良心的、前述の通りセダンとしては驚異的な広さ、トランクルームも広大、L10型ターセル/コルサに続くFF初期(横置きFFとしては初めて)モデルの割には極力、FRとのドライバビリティの差を感じさせないよう努力の甲斐はあり日産他がFFの悪癖を晒す中、FR派でもそれほど違和感持たずに扱えたのはさすがトヨタ車だ!と感心したものです。

↓C評価の内装、何と内張にはビニールもかかったままで前オーナーさんの出来合いぶりが伺えます!




惜しいのはA/C不良、塗装もこの色からして仕方ない褪せ、クリア剥げもあるようですがね、塗装は何とでもなるもA/Cだけは…もう部品もないでしょうしこれ乗るには夏季厳禁って感じですか(笑)

SV10は82年~86年のモデルライフ、出品車は85年MC後の後期モデルで後期は前期に較べメッキパーツが増え全体的に高級感を増した印象、素朴で気取らない前期がSV10カムリらしかったですが高級化により販売もより増えたらしいです、ツインカムモデルや2Lが加えられたのも後期からですんでその影響も多分にある筈ですが…

↓赤いボディはやや褪せてはいますが大きなダメージもなくイイ状態!


↓よく手入れされ年式を感じさせないエンジンルーム!


まぁ、このクルマをそう弄るオーナーもいなかったですからA/W以外はオリジナル状態、どうしても日産と較べるとこの年式位だとトヨタ車、まだ旧車というイメージ湧かないのですがこれもALLペンでビッチリ仕上げればA/Cだけ目瞑ってまだまだ現役続行、行けそうです。

↓懐かしのフィンタイプのアルミ以外はオリジナル!


出品は北の国から、落札も無事なされていますが二桁に乗らないレベル、北で使うならA/C不良もそう問題ではないでしょうから部品取りとかではなく現役で頑張って欲しいモンです(^_^)v
Posted at 2017/09/24 17:56:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2017年09月23日 イイね!

今日の捕獲17/9.22

今日の捕獲17/9.22今日の捕獲…業務移動時、昨日静岡の端っこ=つまりは神奈川との県境で発見したコレ!!

⇒『昭和52年~55年(1977~1980)L40型ダイハツMAXクオーレ550 2ドアSTD(グレードは推定)』!!

完全な草的放っぽり方ながら一応ヤード敷地に格納、後方の初代パジェロや前に置かれたジムニー等、何かまだ生かそうとしている感もありますな、解体ヤードではなくありがちな外人がどうすんだろ?的なクルマ並べてるヤード…

まっ、視界を遮る塀で囲んでないので悪さしてる輩ではないと思いますがネw

恐らく二度と路上走る事はないだろうと思われる個体ですが比較的近年まで現役?ボディの状態はまだ良くて草歴は短いように感じます!

MAXクオーレ、元はダイハツ初の本格的軽乗用である『フェロー』が元祖、66年フェロー登場、70年FMCで2代目となる『フェローMAX』となり77年、軽規格改正→50年排ガス規制を経て77年のMC時に53年規制適合と同時に長年命名されてきたフェローを廃止、サブネームにクオーレを付け新たな『MAXクオーレ』となったこの代の最終モデル、70年~80年の10年の長寿となりまだ4年がモデルライフが常識だったこの時代では珍しい部類。
まぁ、70年代のダイハツはホンダ、スズキ、スバル、三菱の後塵を拝する不人気でしたのでしたくてもFMCできない事情があった訳ですが…

とは言いながらも初期のフェローMAX時代はかなり気を吐いてたんですよ!
軽市場ににも及んだ第一次ハイパワーブームの中、ダイハツはそこでTOPを取るリッター100ps超えの360cc40psを実現したり普通車でブームだった2HTという車型を軽で初めて採用したりして意欲満々、この頃はホンダに次ぐ販売/人気も誇ったのですがこのハイパワーブームが去ると同時に失速、昭和50年(1975年)の排ガス規制実施によりダイハツに限らず軽自動車には逆風が吹き荒れその風をそれまでスポーティ推ししてきたダイハツはモロに喰らったって訳ですナ。

↓軽初のHTボディを訴求しヤング層には大きな支持を得たフェローMAXHT


この逆風期はスポーティが全否定されており各社、つい1年前まではやれ最高速や最高psを売りにしていたのを掌を返すように元々軽の魅力である低燃費、経済性売りに転換、ライバル社同様に打って変わって大人しく地味なモデルを75年前後から切り替えスポーツイメージ払拭の為、MAXクオーレに変更という感じ、AB型2気筒550ccエンジンは排ガス規制の影響もあり40ps時代とは別物の非力エンジン、まぁ、この時期他社も似たようなモノでホンダやマツダは早々と撤退してますんでね、逆風の中でも意地でも残ったダイハツに拍手でしょう…


↓10年続いたMAXの最終版MAXクオーレ!


現車、ワタシ世代では中学生位の頃によく見かけたのですがワタシの生息地域ではオーナーカーというより銀行や信用金庫の集金車ってイメージw
正にこの個体と同じSTDグレードでちょこまか走り回っている図が脳内に残っています、近年ですとミニカH41V的な役割(笑)

↓全体意匠、キャップレスの合わせホイールの感じからSTDと推測します!


出世魚の如くフェロー→フェローMAX→MAXクオーレ→クオーレ/ミラクオーレ→現行のミラと変貌しています(近年一時復活した『MAX』はこのフェロー系のオマージュ的な意味合いがありました)がもうMAX時代の現役は勿論、廃車体ですら見れませんからね、何でもない外人ヤードで一人狂喜する変なヤツでした(^_^)v
Posted at 2017/09/23 10:22:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | ダイハツ | クルマ
2017年09月21日 イイね!

クルマ弄り2017.9/21

クルマ弄り2017.9/21
オッサンにはツラい地獄の夜勤がいよいよ終わり昼勤になる身体の?調整日でお休みを頂いた本日はエボ弄り(^_^)v

もう一人のオーナーである次男、帰浜中なので朝から天気が良く若干暑過ぎながら風が快適な本日午前中、倅にまたエラそうに教示しながら作業しました(笑)


メニュー①は…お坊ちゃん、やってくれたんですよね、山梨→横浜移動中にリップ左を縁石で見事に擦りキズが(*_*;

「まだまだ、エボ乗るレベルになってないな」と嫌味言いながら補修ですw

あ~ぁ、傷物に(泣)マスキングして市販スプレー缶にて作業!


幸い位置が下なので目立つ場所でもないしスプレー缶にてDIY補修、プラ部分だしこれで充分…

近所のYHには在庫がなく一駅先のABでエボⅣ純正色W83ホワイトを仕入れ!


まずは水ペーパーで傷部を磨き塗装部分のささくれを均します、その後は足付け剤(ミッチャクロン)を塗布!




下処理が終われば後は何回かに分けてスプレーするだけ!


乾燥時間の間に効率良く他の作業も行います、メニュー②としては最近、エボⅣの持病であるAYCのガリ音が発生、このまま使用すると最悪デフがパーになるためAYCのキャンセル作業…
と言っても難しいする事をする訳ではなくヒューズを外し動作を止めるって訳ですね。

AYCヒューズはB/Tターミナル部のヒュージブル、これを外します


手前がAYCヒューズ


裏ビス2本で止まってるのでこれを外しますが硬くて位置が微妙、ケース破損に気を遣いながらの中腰作業で辛いっす(*_*)


これで動作は止まりますがメーターのAYC警告灯が点灯してしまうのでこのままじゃ気になるし車検も通らない、てーんでメーターケース開けて警告灯の電球を取り去ります、正攻法ではないですがね、誤魔化しは中古屋の専売特許なんで(爆)

まずはメーターケースの取り外し…


外した図


AYCの電球撤去!(手前から5番目がソレ!)


不点灯、これでOKwww


ヒューズBOXを戻し終了!


これをやる合間に塗装の塗り重ねを実行、次男にはメニュー③として経年劣化で貧ぼらしくなっているワイパーアームのブラック塗装を教えながら作業させます。

右側だけワタシが見本として塗ります!


必死に筆塗りする次男!


左を次男に任せている間にリップの仕上げ作業、6回位塗り重ねいい具合の気温と日差しで乾燥も充分なのでコンパウンドで磨いて終了。。。

仕上がりの図、近くで見れば一目瞭然ですが少し離れれば解らんって自己満足w


倅とのクルマ弄り、山梨ヤード以来ですから久々で懐かしい、クルマ好き親子で下らねー話しながら作業するのはやはり楽しいモノでクルマも綺麗になりストレスも解消、恐らく1年ぶり位かな?今後は倅も転職し今までのサービス業から土日休みになりハマに来るのも多くなるんでまた親子弄りという名の倅をパシリに使うメンテで楽しもうとほくそ笑んでます(^_^)v
2017年09月21日 イイね!

新・セダンイノベーション!?

新・セダンイノベーション!?
“セダンイノベーション”…やや懐かしい響きのあるこの言葉、もう20年以上前になりますかねぇ。

ライフスタイル、消費者のクルマに対する価値観の変化によりそれまでの4~50年に渡る“自動車=セダン”という概念が崩れ去り現代にも通じるミニバン文化、SUV持て囃されの時代に移り変わった頃でした、そこまで隆盛をを極め特にトヨタは資本力にモノ言わせてその王道である様々な車種を取り揃えており勿論それはセダン中心!これが1950年代~90年代半ばまで継承されその事が大トヨタを造ったのは間違いない歴史ですね!

国産セダンNo1人気を誇っていたマークⅡ、ファミリーカーの代表であるカローラ、一般に浸透していた高級車と言えばクラウン等々…
しかし90年代、他社が微妙に消費者の好み、ライフスタイルの移り変わりに気づき従来の王道セダン開発から経営資源をミニバン、SUV開発にシフトしてゆく中、トヨタは元々保守的考えが強く他社の後追いでやってきたメーカーでしたがあまりに品揃えが豊富過ぎていたセダンとの決別?に手間取り次世代型の潮流に乗るのがやや遅れました。
初代ステップワゴン、初代オデッセイ、初代キャラバンホーミーエルグランドやバネットセレナ、パジェロやレガシィツーリングワゴン等当時の人気車にランキングを奪われたりと。。。

そこでトヨタの逆襲としては小型サイズのSUV、初代RAV4の発売やエスティマ、ランクルの充実、イプサム/ガイヤ等の新生ミニバンの誕生、ハイエース→グランドハイエースやグランビアの発売等で逆襲、遅れたとは言えマーケティング力では他社にないセンスが売りのトヨタ、見事に遅れを取り戻した訳ですがその反動がきたのがそれまで絶対的稼ぎ頭であった各セダンモデル、時代背景もありますがミニバン他に開発費を喰われたのと80年代~90年代初頭に較べ開発費が削減されたセダン達、従来型に較べ質感は低下した上に俄かにセダン以外の車型が注目されている時期ですから一気に支持を失いました。

これに危機感を覚えたトヨタは96年以来数年、タイトルにもある『セダンイノベーション』なるスローガンを掲げてそれまでおざなりにしてきた?セダンモデルの充実化を計り従来からある老舗(カローラ、カリーナ、コロナ、カムリ/ビスタ、マークⅡ3兄弟、クラウン)に加アルテッツア、プログレ、ブレビス等の新モデルも順次投入、CMでもセダンイノベーションを大々的にアピール、崩れ気味だったセダンの地位向上に力を入れたんですが既に時代はミニバン/SUV化、トヨタの努力は報われず他社のこれら推しの攻勢に適わずかつてのベストセラーだったカローラですら首位陥落するなどセダンはこの後衰退の一途を辿りましたよねー、プログレなんて素晴らしい出来でもっと評価されていい良心的なモデルだったのに年寄り専用車扱いだったしorz…

↓セダンイノベーションにより新たに誕生した中の1モデル『トヨタプログレ』


まっ、トヨタにしてもRAV4やイプサムが好調で現場のセールスはセダンがどうなろうが知った事じゃない、売れるクルマを全力で売るのが彼らですからメーカーの思いなんてどうでもいいしそのメーカーにしても他に稼ぐモデルがありセダンが売れないと倒産なんて事もない、その“セダンイノベーション”が本気だったかどうかは何とも言えませんがね(*_*;

セダン、確かに現代のニーズには応えられない前時代の遺作だと思います、ワタシなどは古い世代なので車=セダンだろ!!っていう正にガチガチの保守、固定概念があるので今の状況はやはり寂しい、しかしスペース効率や使い勝手、オシャレさでは各HBやミニバン、SUVという現代の車型に適わないのは当然承知していますがクルマとして重量的配分や室内、荷物スペース、使い勝手などギリギリ妥協しながらも走り、ドライバビリティでは今でもセダンが最善(スポーツカーを除く)と思いますしね、では何故セダンがこんな惨状になったかと言えば…

いや、セダンそのものが悪い訳ではない、トヨタが悪い訳でもない、セダン=NGとなっているのは大きく言えば日本国内だけの事情で海外では今も昔もセダンが主流!
じゃ、日本のユーザーがおかしい?いやいや、では何故にベンツやアウディ、BMW等はこれだけ多く見かけるのか…?
ハイ、Gure的結論はそうです、簡単です(笑)
それは国産セダンに魅力がないからだと思いますが如何でしょうか…?

先だって発売された新型カムリ、現代版セダンイノベーションである“セダン復権”を掲げデビュー、言わば『新・セダンイノベーション』を掲げていますよね、CMにはわざわざ80年代の魅力溢れるあの頃のトヨタ車を登場させ当時、これらに憧れた若者=今のワタシら世代と同時に80年代を知らない(一部カブレは除くw)若い世代にイメージ戦力から入る誘惑を仕掛けていますナ

↓新セダンイノベーションの突破口になるか?新型カムリ


どうなんでしょう、カムリのやり方…
いや、カムリを悪者にするつもりはないですが“復権”を思わせる革新さはないと感じませんか?これまであったマークXやフーガやティアナ、アクセラやレガシィB4、インプレッサ等どどこか違うのって感じ、つまりはプレミアム過ぎるんですよねー。
いや、それはそれでいいのですが同じトヨタではクラウンやマークXと駆動方式以外でどこにわざわざカムリを選ぶ点があるのか、他社他モデルが相手でも同様です。

カムリそのものは悪いクルマではないでしょう、よく見てないしまだ乗ってもないからあくまでも個人の推察ですが。
ただ、価格的には若い世代には結構キツい、約330~420万ですのでよほど無理してローン組まないとならないしワタシらの頃はマークⅡやスカイラインに鬼ローン組んででも!ってのが当たり前でしたが今そんな時代?また、そこまでして欲しいと思えるか…?

逆にワタシら世代ですとワタシは貧乏タレながら普通まともに生きてりゃある程度の余裕がある筈、子育ても終わりミニバンも必要ないんでどっちかと言えばこの世代が本命の筈、しかしこの金額にもう少し出せば欧州車の魅力溢れるセダンに手が届く、国産贔屓のワタシですら国産に400、500万或いはそれ以上突っ込むなら外車の方がいいと思いますもんね、今でも直6が選べたり今更ながらアウトバーンで鍛えられた剛性、安定度、全体のキッチリ感は欧州車、大した物!そして40後半~50、60代になると他人の目も気にする、ステータスも醸し出したいしね、早い話見栄なんですが(笑)

↓セダン衰退と言えどまだまだ欧州セダンの普及率が高い!国産セダンが衰退するのこれらに適う魅力がないと思われ!?!?




国産セダン、90年代になる位までは明確な序列があった、サイズ的にもクラウン~スターレット、車格により必ずサイズが異なっていましたし5/3ナンバーの差も歴然、なのでこの年代になれば高額な外車に乗らずともマークⅡ或いはクラウンで充分ステータスを誇れたのに対し今や大衆クラスでも3ナンバー、幅なんてプレミアムセダンを名乗っても大して変わらず風格が昔に較べたら落ちている、となるとコンパクト~高級車まで差がない国産セダンを選ぶならセダン派はスリーポインテッドやBMグリルでステータスを誇りたい、そんな気持ちになるのは痛い程解るんですよねー。

何が言いたいか?つまりはもうセダンが主流になるなんてのは無理な話、そこで思うにもう趣味性が高く主にセダン型の有利な走りに振った訴求をしないと無理なのでは?と感じます、かつてのように“ファミリー”を訴えたり今、クラウンやフーガ、そしてカムリやアクセラがやってる路線を今後も続ける以上“セダン復権、難しいんでないかなぁ。。。
何もWRXとかタイプR、かつてのエボのように尖らなくていい、手軽にリーズナブルに味わえるスポーツセダン、需要はあると思うんだけどなぁ。

ワタシ世代、セダンに拘るのはやはり走りに拘るのが殆ど、依ってスポーツ心を満喫できるようなモデルをセダンの定義にしていった方がいいと思うんです、今更アルヴェルやプリウスがある環境で高級車もファミリーもないでしょうし。

かつてセダンが主流な時代は5ナンバーサイズで愉しく魅力溢れるモデル、沢山ありましたよね!数え切れませんが代表例を挙げればトヨタですとツインカム搭載の5ナンバーセダンであったセリカカムリ、カリーナ、コロナ、カムリ/ビスタ、マークⅡ3兄弟かな!?日産はスカイラインは当然、P10プリメーラやブルーバードの歴代SSS、サニー、三菱はギャラン、ランサー、ホンダのインテグラ、シビック、スバルレガシィ/B4にインプ…

↓FR時代のセダンGT群の一つ、カリーナセダン1800GT-TR、手頃なサイズの手頃なパワーのFRセダン!


↓カーマニアをいつの時代も満足させたスカイライン、運動神経高いR32型セダンは名作だと思います!


↓特別なハイパワーやパワートレインでなくとも全体のパッケージングが秀逸だったP10プリメーラは数ある国産セダンの中でも傑作!


↓元祖スポーツセダンの一つ、三菱ギャラン、4駆ハイパワーセダンを定着!


↓スポーツセダン衰退期でも気を吐き続けたスバル、レガシィB4はこれの代名詞にも!


これらかつての人気セダンも車室、積載という部分、現代目線で見れば失格でしょう、しかし割り切って走りを愉しむモデルとすればこの辺はあまり拘らなくていい、これ1台で全てをこなそうと思う必要はないですしかつ走りを愉しみつつスポーツカーのように二人しか乗れないとか荷物全くNGとかでもない、高級部分は外車に譲ってもいいじゃないですか、どうもがいてもミニバンの広大なスペースやHV/EVの燃費にもHBモデルの利便性には敵わないんだし残されたセダンの価値=愉しめるセダンをそろそろ欲しいと思いませんか?そりゃメーカーの立場になれば特殊な?5ナンバーですと海外需要には応えられませんしかつてのように日本市場の需要だけでもやっていける時代でもないので難しい要求だと思いますがここで引っ掛かってると恐らく永遠にセダン復権なんて成し得ないと思います、本気でそれ考えてるならばそうった難しい決断も必要かもしれません。

若者のクルマ離れを助長した当の本人がそれを嘆き“GRシリーズ”なるブランドを立ち上げ若者にクルマの愉しさを訴求するのもいいんですがその中身がHVに外装をスポーティにしたりした小手先のイメチェンや高額スポーツカーの訴求じゃ結果はどうなんでしょうか?見事にコケたGsの二の舞になりゃせんか?と心配しています、ワタシづれが心配しても馬のションベンですがねwww

各メーカーさん、国産セダン衰退を悲しむばかりではなく過去、この国には上述の通り書ききれないモノも含んで沢山の魅力的セダンがあったんです、歴史に触れ過去の傑作をもう一度、CMだの表面だけでなく何故にあの時代、セダンが売れたのかを見つめ直し勿論全てをおさらいする必要はないですが本気で過去モデルをお手本にし魅力的セダンのそれこそ復権を願って止まない今日この頃です(^^;)

※あくまで個人の意見になりますので否定意見をお持ちの方でも尊重しますがこちらの意見も尊重して欲しい、無用な対立レスはご遠慮致しますので宜しくお願い致します。<(_ _)>
Posted at 2017/09/21 17:41:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 新型車 | クルマ
2017年09月19日 イイね!

珍車PART725

珍車PART725
珍第725弾は久々にウケの悪いOLDトラックでもやってみましょうか(^^;)

この年代の商用は首都圏や排ガス規制地域では乗れないんで実働車、見れる筈もないんですが地方には意外にいたりするんですよねー、山梨の勝沼辺りで1台生息確認していますが…


まっ、働くクルマだから外見とかはどうでもいいし仕事に支障の出るような壊れ方しなきゃ敢えて代替えする必要もなし、軽い業務ならそうそう壊れないし長年使用に耐える個体も多いのでしょうネ…

⇒『昭和52年(1977)DV28D型初代デルタ2tダンプ(高床)』!!

お決まりの前置き=“ランチアじゃないですヨ!”って訳でwww

ダイハツデルタ、軽メーカーのダイハツがトラックを出してたんですわ、一般には滅多に出回らずダイハツ関連企業とかの使用が多かった印象、依ってマイナー車ですしお若い衆は知らんでしょうネ~。

デルタには大きく分類して3機種が存在、今回取り上げるトヨタダイナや日野レンジャー2/デュトロと3つ子兄弟OEM版の1.5t~3tクラスのモデル、トヨタライトエース/タウンエーストラックの双子OEMであるデルタ750(セブンハーフ=750㎏積からなるネーミング)、そしてデルタワイドはライトエース/タウンエースバン、ワゴンのOEM版となり現在では廃番になっていますがデルタは先代のダイナ/デュトロ迄(03y)、750は2代目82年迄、ワイドが先代40型タウンエース/ライトエースバンorノア(04y)迄立派にダイハツの商品ラインアップを務めていました。

↓初代ライトエーストラック(KM10)のバッジチェンジであるデルタ750(1971~79)


軽メーカーの意外な?普通車商用という印象をお持ちになるお方もいるでしょうがダイハツは古くからトラックにも進出、その歴史は50年代からで当然まだトヨタ傘下に入る前、自前で『ベスタ』というとトラックを出しており軽とは縁遠い小型ディーゼルエンジンが当時非常に好評、このベスタの後続がデルタとなり古くからのダイハツトラックユーザーのために残された訳です。

好評dDeはOEMとなってから(念のため申し添えれば当時はOEMなんて言葉はなし)も存続、初代デルタは2t級はダイハツ製Deエンジンを搭載(3tクラスはトヨタ製De)しダイナとはボディは同じでもダイハツでなければならない選択肢が残されました。
今では当たり前になったOEM、当然現在はエンブレムのみの差異でしかないのですが昔はエンジンのみ、或いはエンジンは他社製でもボディはオリジナル等各メーカーの最後の?矜持も気概もまだある時代で同じダイハツでパブリカ-コンソルテ、三菱ミニキャブ-マツダポーターキャブやダイハツフェローMAX-スズキフロンテ、GMホールデン-マツダロードペーサー等様々な事情でエンジン、またはボディは借り物というシチュェーションもある意味面白味もありました!

まぁトヨタとダイハツの場合は現行パッソにタウンエース/ライトエースバンも、そして過去のデルタやパブリカ、スターレット、デュエット等々…純粋なトヨタブランドですらダイハツが下請けで自分の工場で造ってますんでデルタ、どっちがOEMなんだか?って感じもしますね、ラインで一緒に流れるデルタとライトエース他を順番によりエンブレム付け替えてるって感じで(実際見た訳ではないのであくまで個人的な想像…笑)

さっ、出品車です!

40年経過の個体、初代デルタは70~77年のモデルライフでしたのでこの個体、初代最終型です。
恐らく出品地(北海道)から推測して牧草等を運んでいたダンプなのしょう、草は痛まないですからねー。
内外はD評価と年式並みですが総合3は距離の少なさとサビやすい下回りをきちんと整備しているからでしょう、土砂ダンプですと40年も使えば下手すりゃフレームがサビで崩れ落ちかねない個体も少なくないのでこの年式で特に下回りは驚きです!

↓走行距離も短い実走37000km、恐らく構内(牧場内)使用だったのかなぁと!。


このデルタはダイナで言えば3代目のU10系と同一、ダイナはつい最近仕事で見か(この時)けじっくり見物してますんで親近感湧きますw

一時軽トラが現行規格に改正された時、このダイナやデルタの時代(他にトヨタトヨエース、マツダクラフト、サニー/チェリーキャブ等)に却りセミキャブを採用、主にクラッシャブルゾーン確保の為にサンバーやアクティ、ミニキャブ(クリッパー)、キャリィ(スクラム)等が採用しましたが現行ではそれこそダイハツ製タウンエース/ライトエース、そしてキャリィ(スクラム、ミニキャブ)が採用、昔のもそうですがこの形式は乗降性はいい、しかし座るとタイヤハウスが邪魔だったり運転席では特に軽の場合、ペダルがオフセットされたりで慣れないと不自然な運転姿勢になり個人的にはあまり好きじゃない、小回りもフルキャブに較べると効かないですしね、ただセミキャブはタイヤの上に座らずに済むので段差乗り越え時のあのフルキャブの“ズキン”と来る嫌な突き上げがないのとW/Bがあるのでこの点でも乗り心地がいいのが利点ですナ。

↓当然3代目ダイナと同一インパネ、40年の車歴を感じさせない程度を示しています!


出品車、ダンプなので一番重要なのはダンプを上げ下げするホイストやシリンダー、その部分の画像がないので何とも言えないですが前述の通り外見はボロながら見えない下回りは結構しっかりメンテされているので恐らく重要部分もきっちりやられているでしょう、荷台も波打ち等もなくまだまだダンプ作業、イけると思います。

↓シャシブラ塗布できちんと下回りも整備、逆にサビ隠しの懸念もありますが恐らくこの個体はいい状態でしょう!



↓トラック(ダンプ)の重要点である荷台は非常に綺麗な部類、現役続行はまだまだイけます!


2t積みですがダンプですのでハイパワーのトヨタ製B型Deエンジン搭載、この代ではデルタのみ1.5t積が設定(トヨタは1.5t、トヨエースが受け持ち)、デルタには他にダイハツFA型1.5Lのガソリン、同FB型2LDeエンジンが設定されていました。

↓キャビンはサビで一見ボロですがペイントすれば格段に見違えるでしょう!



当時も今もレア物トラック、まさか年式的に輸出ではないでしょうがエンジン狙いでその可能性もあるか?落札額結構高く仮に小売りすれば80~90位で売らないと厳しい金額、部品取りには勿体ないながらバリバリ現役としても不安がある年式、一体どういう使い道で落としたんだろう?と考えてしましますが希少車です、できる限りの残存を期待したいモンですね(^^)/
Posted at 2017/09/19 20:51:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | ダイハツ | クルマ

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「ハマスタビアガーデン♪ http://cvw.jp/b/2682511/48629589/
何シテル?   08/31 16:58
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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あのクルマの系譜・その2~三菱ランサー編~ 
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2020/02/12 17:16:05

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