
ハイこんばんは、ってこんばんはの時間じゃねぇしwカタギは寝てるちゅーねん(笑)
まっ、遊び人の不良オヤジですけん、夜中にシコシコやっちょりますが(*_*;
さて、システム改変を機にフォロー承認制にさせて頂きおかげ様で沢山の方々が申請を下さり嬉しい限りですが旧ファン時代はその数が350名様程度だったかな?ところがフォロー申請下さったのが現時点で186名様、って事はオレのファンって200名弱が悪意の監視対象だったって事?
いや、単純にまだ改変から1週間だし申請してまで…という方もおられるからそう単純計算はできんですがその3割~半分は悪意って感じかな?まぁ、旧Gure時代は相応の恨み買ってますんでそれもしょーがねーか(笑)
元Gureになってからはそれでも大人しくなってると思うし改変を機に新たなみん友さんも増えたんで憎まれ口は謹んで皆様に愛いされる元Gureでいたいなぁ と…ぜってー無理でしょうがwww
そんな事より申請時にご丁寧にメッセージ頂ける方達の7割位が『珍車コーナーのファンです、楽しみです!』と書いてくれる事が多くこのようなお声を聴くと勿論嬉しいし励みにもなります、業オクで拾ってきた何て事ない古いクルマのご紹介ですが業オクがある限りネタはほぼ永遠ですんで今後も皆様に愉しんで頂ける“珍車”の発掘を頑張ってゆきたい、そう思っちょりますんで今後もよろしくです<(_ _)>
と前置きはこん位にし今回第804弾も久々に出ていたこんなレア車!
⇒『平成3年(1991)3代目JT151F型ジェミニセダン1500C/C』!!
もう今の若い方はいすゞ=トラックメーカーの認識しかないでしょうがかつては立派に乗用車も造っていた、ジェミニはそんないすゞ乗用の基幹車種、古くは1963年(昭和38年)デビューの小型車『ベレット』が元祖、74年に『ベレットジェミニ』として初代ジェミニがデビューし後3代(いすゞオリジナルとして)続いた由緒正しいいすゞの稼ぎ頭でした!
74年当時、提携していた米・GMやそのグループにてで全世界で売るグローバルカーとして開発されたジェミニはどことなく日本車離れした個性的国際的出で立ちで好評、そこにガサツながらパワフルないすゞ製エンジンを組み合わせ機敏で玄人向けの操縦性が旧ベレットからのユーザーも惹きつけたりと60~80年代に数多く発売した同社の乗用では一番成功を収めたクルマでした!
いすゞらしく当時は数少ないDeエンジン搭載車の幅広いラインナップ、それの真裏である当時はトヨタの最大の売りだったDOHCエンジンをベレット、117クーペから継承して搭載するなど伏兵的存在感もマニアの心をくすぐり70年代以降、乗用メーカーとしては弱小に位置していたいすゞでしたがその意外性は大メーカーも無視できない、そんな価値があったモンです…。
当時は希少なDOHCエンジンをトヨタに対抗して搭載していた初代ジェミニPF60型(1800ZZ/R)
そして85年の2代目ジェミニ(JT150/190/600)がジェミニ史上最大の成功作品!
あのトヨタが『ウチでジェミニを売らせてくれたらいすゞの3倍は売る自信がある!』と言わしめた程良くできたクルマ、ワタシもこれは何度となく経験しましたがいすゞらしく拘りの足回りや造り、欧州車の雰囲気を纏う美しいスタイリング、ファミリーカーとしては少々狭いのがジェミニの伝統でしたがそんな欠点もコンパクトで取り回し、運動性能の秀逸さというプラスの要素として受け入れられました。
この要因はイメージ戦略も功を奏し未だに語り継がれるフランスでのアクロバット走行を採り入れたCM、当時も大きな話題になりジェミニの知名度はこのCMで広く浸透しましたよねー、ご同輩!
2代目ジェミニJT150型(1600ZZハンドリングbyロータス)
この勢いでジェミニも続けば良かったんですが90年の3代目、これがいすゞから乗用車部門撤退をさせたA級戦犯!?提携先GMのゴリ押しに負け品のいいヨーロピアンテイストの美しいスタイリングから変貌しアメリカンなデザインとなり一気に支持を失います、いすゞ社員ですら当時は『これ買うならグループのオペルでも会社、許可されるからオペルにする』なんて意見が多かった程、今見るとそう毛嫌いする出で立ちでもないんですがいすゞってのは良くも悪くもデザインが先進的、その成功例が117であれば失敗例がこの3代目ジェミニだったでしょうねぇ。
そんな訳で稀代な不人気車だった3代目ジェミニ、当然往時でも売れず街で見かけるのは“珍しい”と言われる存在となり2代目のコピーだった「街の遊撃手」もすっかり色あせた感じ、あまりの売れ行き不振で当時の常識的モデルライフの4年を待たず3年で打ち切り、しかも先代好調ジェミニの遺産も食い潰し本業のトラックもバブル崩壊不況によりいすゞそのものが経営危機に陥るという直面となりやむなく自社開発(好調だったビックホーンは除く)を諦め以降のジェミニはホンダからの借り物(OEM)となってそろそろ30年ですねー、そのOEMも完全打切になりましたし。
今回の出品車、そんなA級戦犯?の最終93年モデル、年式が信じられない総評3.5に内外評価、かなりの高評価が付く最終ジェミニの逸品と思われます!
距離は8万弱と少ないながら触媒の異常かセンサーか?排気音ランプ点灯との事、もう部品は出ないでしょうから簡単な調整で治るといいのですが要確認ですね!
このジェミニもかつて務めていた会社で取引先にいすゞがあったんでそこに行く時専用の社有車でよく乗りましたが先代より大型化したボディながら相変わらず後席はミニマム、お客2人乗せるのが申し訳ない程狭くこれはジェミニの伝統ですが過去2代のジェミニのそれに代わる機敏さも影を潜めただ狭いだけ、勿論社有車なので出品車同様、普通の1.5LSOHCエンジンでありスポ車ファンには伝説の、シビックタイプR登場前はテンロク最強(180ps)の4XC116バルブDOHCI/Cを積むイルムシャーR等は動力性能はズバ抜けるも過去ジェミニは普通のモデルでも元気ありましたから酷評スタイルもありますがこんな所も3代目、評価が低かったのだろうと思えます。
妙なアメリカンスタイルからなるドラポジも違和感が個人的に強くセダンとしては低い目線、それによる弊害を避けるためインパネも極端に下げ見切りを考慮しますがいかんせん目線が低すぎて運転しにくい、膝にダッシュが当たるんでない?位下げられているのとFrスクリーンも寝すぎており足元も頭部も窮屈感圧迫感が凄い、シートやいすゞ独自のニシボリックサスは専門家に酷評されていた割に個人的にはで決して悪い乗り味ではない感覚、しかしながらある種の慣れも必要なのでカローラサニーのように誰でも乗れるという部分で失格かな?ファミリーセダンとしては、、そんな印象が残りますネ~。
独特な?個性的インパネ&室内もC評価だけあり手入れはかなり良かった印象!
ホワイトのボディも充分艶が残りA/W以外はオリジナル、絶滅に近い3代目ジェミニでもここまでの上物はそう何台もないでしょう!
そうそう、この顔見て思い出しましたがこのジェミニが出た頃ってグリルレスを日産やいすゞが提唱しだした頃、日産はインフニティQ45やプレセア等、いすゞはこのジェミニでしたが日本人はグリル、現在のトヨタギンギラミニバンに代表される通りデカけりゃデカい程イイ、レスなんてとんでもない!っていうのが当時の感覚でグリルレス車で成功した例、一部リトラのスポーツモデルを除いてワタシは記憶にない、機能的にも冷却効果が不安だし何せグリルがない=アクセントがなくなり間の抜けた顔付になるグリルレス、これらの失敗により日本では流行りませんでしたが現在では内外問わずグリルレスも認知されてきたようですね、悪趣味のギンギラグリルや大口開けたバカグリルよりは少なくても好感持てるしでwww
このジェミニ、極低年式車輛なので部品盗難に備えるカギ抜き出品車輛ですがこのような処置されるのは絶版旧車や高級車/高級外車が殆ど、落札額も目ん玉飛び出るっていう案件ばかりですが何と桁で落ちており何かそんなの仰々しいのに混じるジェミニが哀れでw
出品は東北地方、貿易にもほぼ出ないクルマですしこの上程度ですからね、桁落札と言えどマニアの手に渡り末永い現役を祈りたいモノです(^^)/
Posted at 2019/01/21 02:41:12 | |
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