
スタート図
音出しでは右CHの音が出ず
*電源は入る
*左は出る(=消費電流は異常なし)
ということから、右のメイン回路も生きている可能性
経験的にはメイン回路がおかしいと電流が流れすぎる
どっちみち入力部は作り変えるので撤去作業、その過程で右RCAジャックの基盤取り付け部が浮いていたことが判明して、たぶん右音出ない原因はそこだろうと推測
合せて回路の流れを追って、ゾベル回路と帰還の抵抗分圧&カップリングの経路を特定
この段階で、メイン入り口のバッファのところから入力して左右の音出し無事確認
とくに動作的に不具合のない個体
ここから改造作業
帰還の抵抗分圧確認
15k/1Kで15倍の増幅率
これをオーディオ用の抵抗に変更(さらにのちに1kを750Ωにして増幅率を若干上げた)
入力部のバッファ周りを変更したところ
オペアンプのノーマルが4558Dだったのを、ソケットつけて4580DDへ、その周辺の抵抗はDALEに
この周辺の回路を読んだところ、多分こうなっていて
ゲイン1倍の片側反転バッファになっていた
これはブリッジ接続をするためが目的でカーアンプではよくある手法
基盤の強化作業へ
この基盤の施工自体がなんというか、、、
半田モリモリ過ぎて、隣に領空侵犯している事例多数、、、
2000年代の隣国製はこういう感じのがおおい、、、
基盤強化
メインの電源ラインを補強
このアンプは、電源FETが3パラ、終段パワートランジスタがパラレル、電源電圧が±32Vと、そこだけ見ればかなりパワフルな仕様だけれども、それを支える基盤がはっきり言って糞レベルに貧弱、、
メインの電源ラインが細いジャンパー1本とか、、、
「チューン」と称するならこの基盤強化は必須だと思うがそういう「チューン」はなかなか見ない
内部配線のスピーカー出力線もこのアンプの構成からみると不当なくらい細すぎて怒りがわいてきたので少し太めでかつ品質に信頼が持てる日本製のに変更
あと基板上に存在している電解コンデンサーはすべて変更
DCDCコンバーターのコントロールIC周りのも変更
ここはオーディオグレードにする必要はないけれども、古い個体でしかも日本製ではない電解コンデンサーは交換しないとICの動作が不安定になる(ことが前回の製作過程で痛感)
あとメインアンプ回路中の80pfのセラコンは信頼できる100pfのフィルムコンに変更 どういう入り方をしているのかは想像がつくのと、
自分はオーディオ回路にセラコンは使わない主義なので(笑)
改造内容としては
スピーカー入力専用とし、
ハイロー回路→入力VR→バッファを新規追加→基盤へ、
最初入力VRの後に基盤に入れていたが、
基盤の入り口に反転化バッファがあるのでそれでいいか、と思ったのが理由
なんだけれどもその状態で音出ししてみると、入力VRを全開で使わないと音量が小さい、、、
その理由を考えて「ハイ受けロー出し」を徹底させる必要があるなと、、、
入力VRは50KΩのを使用していた
(普段は20Kが多いが手持ちに50Kがいくつかあったので)
ビフォーの取り回しでは、基盤のバッファにそのまま入るとそのバッファの回路は上の手書き図のように10Kで構成されていて、実際の入力インピーダンスはよくわからないけれども、出し側の50Kよりも大幅に小さくなることから、こちら側にしっかり電圧がかかって来なくなる、、、これが「ハイ受けロー出し」の意味だ、、、ということがよくわかり、、、
それでバッファを追加、、、
自分の自作バッファでは、だいたい1K,100K,47の3本抵抗を使っていて、100kが受けの部分に、47が発振対策で出しの部分に入って、それでそのあとの10kで構成される反転バッファに対して「ハイ受けロー出し」が確立できる、との考え
卓上音出しも安定し、
現在エージング中
こういう音出てます
出品は明日火曜日の予定
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パワーアンプ改造・自作 | 日記
Posted at
2023/09/04 08:18:33