
12月10日で、マイサンク2009年から乗り始めて9年目に突入です。
で、昨年12月15日に車検&O/H仕上がりから12月19日より慣らし開始で、本日丸1年が経過しました。
慣らし開始のオドメーターは145955.8Kmより。
本日の距離は157908.4Kmを指しています。
1年で11952.6Kmの走行。(996.05Km/月)(笑)
2017年だけだと、現時点で10761.3Km(896.77Km)。
もう少し伸びるか?(笑)
慣らしを含めて、細かいところの調整もしながらO/Hからちょうど1年。
流石に、この1年は今までの所有期間の中で一番安定した状態で乗り回すことが出来た年でした。
来年以降も、早期異常発見のアンテナを巡らしつつ大事に、大胆に思いっきりサンクを乗り回せたらいいなぁと。
で、本日今年は最後になるであろう、ラクーンさんの所へお邪魔。
一応安定していた、サンクですが、少しブレーキの踏み込みのフィーリングが調子の良くない時の感じに変わり始めていた為、来年の整備に向けての相談と調整に出向いて行きました。
その途中ですが、今日はやけにスピードメーターの速度表示が安定しません。
ターボ1のスピードメーターは前輪に付いているピックアップより電気式でメーターに表示されますが、ターボ2はミッションケース後方のデファレンシャルギアよりケース外部に取り出す部分からメーターまで、スピードメーターケーブル、すなわちワイヤーで機械式でメーターに接続されて表示される仕組みです。
このメーターケーブル、約2mを超える長さがあります。
マイサンク購入時よりスピード表示はかなり「振れ」があり、調子が良くても20Km/h~30Km/hの「振れ」が有ったり,無かったりするような状態。
このときはスピードメーターケーブルの取り付け部の破損も発見しており、2015年12月2日にスピードメーターケーブルをフランスより取り寄せて交換。
ケーブルを交換した際に、最初から注油しておけば調子が長持ちするのでは?と取り付け前にケーブルチューブ内にオイルを注入。
で、交換後チューブが破断していた物と違い、安定してスピードの表示が出るようにはなっていました。
あれから約2年余り。。。
段々スピード表示の針の動きが以前のような安定しない「振れ」状態になってきて。
注油しても左回転運動でミッション側へ内部のオイルが出てくるのが判った。ならばと注油をし直すも調子が宜しくありません。
取り付けた際は、チューブ内にケーブルがフローティングできるくらいのオイルを入れた状態でしたが部分的にオイルがある所と無いところができて、逆にケーブルの回転の妨げになりだしたのでは?と思ってみた。
それ以降チューブ内部のオイルを希釈洗浄するためにブレーキクリーナーを注入で掃除を繰り返し試してみたところ、良くなった?時もあり良くないときもあり。。。
まぁ、ケーブルが長いから無理かなぁと。
そんなこんなで、本日ラクーンさんへ出向く途中、今までにないメーターの「振れ」の酷さ。(笑)
50Km/h走行してて±10~20Km/hの振れている状態から、一瞬90~100Km/hくらいまである一定間隔で跳ね上がる状態。
以前も多少なりあった傾向でしたが、駆動系統が温まってきたら馴染んで落ち着く傾向があったため、チューブ内のオイルやケーブルの長さでの悪さと思ってきていましたが、今回は自宅からラクーンさんのところまでの約30Kmで収まることなく到着。(笑)
先ずは、ブレーキのエアー抜きをしてタッチが戻ったのを確認して。
チューブ内のオイルをメーター側からクリーナーとエアーブローすることで綺麗に。
ただ、スピードメーターからケーブルを外し、ミッション側も外した状態で回転させると内部洗浄前後共、抵抗なくスムーズに回ります。
なんとな~く原因は別にありそうな感じ。
メーターAssy.を車体より取り外して、ケーブルの刺さる所を回してみます。
ラクーンさんの所に来てでのチェックで「比較」するためのメーターが存在します。
ありがたや~。(笑)
マイサンクのメーターを回転させる手ごたえが明らかに「重い」状態。
分解してみるしかありませんが、恐怖のこの時期の「気温」での分解(笑)
このクリアーカバーの脱着は、季節を問わず大丈夫。
問題は黒い内部のカバーの白い本体からの分離。
自宅に部品取りで持っているメーターを分解したとき、ことごとく固定用の「爪」を破損。(笑)という経験をしているのでめちゃくちゃ緊張します。
ラクーンさんの所で作業しているとは言え「自己責任」での分解です。
何とか、どこの「爪」も破損することなく分離することが出来ました。
スピードメーター側の取り外しには、タコメーター側を先に取り外す必要があります。
ケースの裏側のナット、ビス等で両方のメーターをケースから取り外します。
スピードメーターの構造は、ケーブルが刺さる所の先にマグネットの付いたひし形のプレートが付いていて非接触でスピードメーターの「針」は反応する仕組みになっています。
オドメーターとトリップメーターはギアを返して伝わる構造ですが、リバース方向の回転時にはギアのかみ合わせが外れる仕組みになっているため、メーター改ざんをするために、車を浮かしてバックギアで回しておけば良いんじゃぁない?ということは出来ません。(笑)
マイサンクのスピードメーターをここまで分解して、渋さの原因として内部に当時から塗布されているモリブデングリースの乾燥などを疑い洗浄してみましたが、どうも違う感じ。
ギアにも「欠け」等も見つからず。
ラクーンさんの手元にある物と比較してみるも変わりなさそうでしたが、正回転と逆回転させたときに「違和感」を発見。
なんか場所によって引っかかるとことが出たり出なかったり。
ラクーンさんお手持ちの物は正逆回転させてもそのような感じがありません。
考えられるのは、写真の真ん中に移っているギアシャフトの「摩耗」ぐらいとしか考えられません。
見た目では全く違いは分からないくらいなのですが。
ん~ちょっと緑色のギアに変形が見られるか?
比較対象があることでわかった「原因」。
自宅ではばらせて分解清掃して組み上げても、「症状」は消せなかったと思います。
もちろん、ラクーンさんのとことにある問題がなかった部品にAssy.交換です。(笑)
こういうことが「可能」な状態である環境に感謝です。
ひさびさのケース裏を見るとプリント配線もプリントより剥離しているのが見つかり、断線前に修復作業も行い、組み立て作業に入ります。
組み立て時に注意しておかなければならないことをこの状態で思い出した。(笑)
黒いカバーを付ける前に入れなければいけないウィンカーランプのカバー。
ラクーンさん曰く、その緑のカバー昼間見難いだろ?無い方がウインカーの点滅確認し易いよ(笑)。
恐怖の2度目の「爪」外しです。(笑)
何とか無事に戻せました。ふぅ~。(笑)
さて、ここまでやった結果。。。
この8年間所有した状態で見たこともない、「普通」のスピードメーター上がり下がり(笑)
ブレ全く無くなりました。
今どきの車なら当たり前の事が中々そうはいかない車です。
また動画でも撮って載せてみるかな。
今まで、メーターケーブルの「悪さ」と思っていましたが、針が振れるのはメーター本体にも原因がある時があるということになります。
旧車あるあるでしょうか。(笑)
マイサンクは約158000Km近くの走行での部品の摩耗でしたが、内部の乾いた古いグリスも個体によってはメーターの動きの妨げになっている可能性もあるかもです。
ず~と気になっていた所がまた一つ良くなりました。
この時は、確かに良くなったのですが、後に
「再発」です。
さて、今年もあと少し。
マイサンクはもうちょっとだけ、距離が延びるかなぁ。
マイサンクのもうちょっとだけというのは、ほぼ数百キロ単位を指すのですが。(笑)
年内最後の作業は、ENG.オイル交換かなぁ。