
先ずは、フランスから取り寄せたウォームアップレギュレーターとターボ~IC間ホースキットを取り付け。
ウォームアップレギュレーターですが、以前からリビルト品が有るのは知っていました。ただ、購入するとすると、交換で付いてたレギュレーターを送らなくてはいけなかったという点。
一応、外す前にはレギュレーターにつながっているホース部分から息を吹いてみましたが、中身がパンクしている様子はなかったので、交換で購入ということには躊躇しておりました。
ここ最近、単体でウォームアップレギュレーターが売り出されているようになり、手持ちの物を送ってリビルト品を買うよりは値段がお高いですが、「Bosch New」とか書いてあったりして「新品?」かなとか思いつつ購入ボタンを「ポチっ!」
ついでにターボ~IC間のホースキットも購入。前回IC~インマニをつなぐ所のバンドを買いましたが、そそれと同じような意味合いで。
先ずはホースキットの取り付けから。
IC外して古いホースから新しいのに交換するだけ。(笑)~なんですが、このホース、曲がっていますので
IC~ターボの間で一番落ち着く位置で新しいバンドで固定しないと変な癖がついてしまいます。
IC外したら、ICエアーダクトも外します。ダクトを外すと作業が楽になるからだけのことです。
ICをインマニに固定して、ターボ間のホースの位置決めをしてIC側のバンドを固定。
一度ICを外して、きっちりとバンドを締めつけます。
後はエアーダクトを戻してICを取り付け、ターボ側のバンドも締めつけます。
ここのホースはシリコンホースも売り出されてますが、ICの頻繁な脱着からすると肉厚ある純正のゴムタイプの方が長持ちしそうです。
シリコンホースは、扱いを誤るとすぐに切れたり破けたりしますので注意が必要です。
ここまで外しますから、ついでにK-ジェトロニックのエアーフローセンサーのカバーも外してエアーフィルターも外して、ブローバイホースも外してクリーニングしておきます。
もちろんICの中も掃除して組み付けます。
まだ、気温もさほど低くはなりませんのでゴム類の硬化現象は起きにくいので今のうちにできる事をやっておきます。
さて、ウォームアップレギュレーターですが、「Bosch New」とありましたが外見はリビルト品のようです。
外装のボディーもサンク用ではなくて他の機種から流用しているようです。
下3けたのサンク用番号を前の数字を削った後に記入しています。それと外装は3ピース構造なのですが「封印」の意味も含めてか記号と通し番号らしき(ロットNo.?)物が彫られて刻印されてます。
中身は、サンク用に燃圧調整された物にリニューアルされていると思います。これをリビルト品というと思います。私が勝手に「Bosch New」に引っかかっただけなのかも。
このウォームアップレギュレーター、ポルシェ用とかでは、リビルトでも20万~40万とか言われてます。Boschが生産してないからなのかK-ジェトロ、KE-ジェトロあたりのポルシェでは恐ろしい周辺パーツとなっているようです。
で、ウォームアップレギュレーターで検索していましたら、こんなHPが有りました。
http://kurumaseibi.com/modules/wordpress/index.php?p=196
ポルシェ用の中身が載っています。
サンク用は、ホースの取り付けが2か所あるタイプなので、暖気の他にエンジン負荷状態における混合気の生成にも作動するタイプと思います。
このあたりは、Bosch K-ジェトロニック解説本を参考にしてもらえればいいかなと思います。
さて、取り付けですが、付いてた物と交換するだけ。終了(笑)

2本のM6キャップボルトでエンジンヘッドカバーに取り付けているだけなので難しくはありません。
ただ、2本の燃料パイプがレギュレーターにつなっがてます。ここが注意がいる所。
ボルトの頭の大きい(14mm)の方が入り、12mmの方が戻り。14mmから側から外さないと12mmm側は外せません。
どちらもバンジョウを挟むように銅ワッシャーが付いてます。新品の銅ワッシャーを用意すれば問題ありませんが、再利用の際は付いてた方向のまま元へ戻すというのをした方が燃料漏れが起きにくいと思います。
ちなみに冷間時0.5バールからエンジン作動温度になった時は3.7バールまでの圧力の掛かった燃料が来ている事になりますから、サンクの場合へたをしなくても漏れがあると火災になるのは目に見えてます。
取り付け後、IGキーオン、オフでポンプ作動で漏れがないかチェックです。
で、エンジンカバーを外した状態で今日、初めてのエンジン始動に入りました。
結果。。。。。。。。。。。
暖気要らず。。。。。。。。。(笑)
個々の個体の状態が有りますから私のサンクの場合で言いますと。
今までは、冷間時の始動はシートに座って、IGスイッチセル回して同時にアクセルを少し開けて始動する感じ。
エンジン掛かってすぐにアクセルを離すとエンジンストールとなりますから、1500rpm~2000rpmくらいで約3~5分くらいキープしてやればアクセルから足を離してもアイドリングに入る感じでした。
これが、言うところのウォームアップレギュレーターの経年による「ヘタリ」でチョーク機能が弱くなってきて働かなくなってきている状態と考えられます。
ウォームアップレギュレーターが内部で損傷してたりすれば、先ずエンジンの始動も困難になるみたいです。
交換後、初めての始動で、本来のウォームアップ機能が作動するようになったのでアクセルで合わせなくても1500rpmあたりで勝手に安定してエンジンがかかってます。(初爆はアクセルがいるかも。)
なので、そのままサンクをスタートしていくことができました。
エンジンが温まってしまうと、逆に今まで「ヘタリ」でK-ジェトロに掛かっていた燃圧が正規に戻ったためディストリビューター内のコントロールプランジャーに掛かる圧力が高くなったと思われる状態でアイドリングが以前より下がったことくらいですか。
アイドリングは、今の状態で私のサンクのいい所へ調整し直しました。
何かを、交換、取り付けをやれば、そこそこテスト走行は必要と考えてます。
アイドル付近では問題なくても全開あたりで何か起きるかもしれませんから、とりあえず下から上まで全域回しておきます。
なんだかんだで87Kmほどテスト走行して帰還です。
で、プラグをチェックしておきます。
くすぶりもなく、#1~#4まで同じような焼け具合ですが、気持薄いかなと。ということで燃料調整の3mmヘキサを1/8回転ほど濃い方向へ回します。
明日、朝また気温の下がった状態からのテストをします。
いつも、こういう風に何かしら、理由を付けて、サンクを乗りまわしています。(笑)