
今朝、レンタカーのヴィッツを返却。22年3月登録の1L(3気筒)のCVT 走行5万キロの個体。
返却前にガソリンを満タンにするとき、そのキャップワイヤーの形状に感心した(写真)モンデオで気を使うところなのだが、巧くできているもんだ。
こういう細かいところ(コストは殆どかけずに、アイディアで使い勝手を向上させる)のは素晴らしいね。運転席で使えるドリンクホルダーが3つもあるのに驚いたし。吹き出し口近くのカップホルダーは、缶コーヒーがカタカタうるさいと思ったが、フト気がついて缶を挟み込むようにホルダーを戻したら、静かになって感動した。こういう、工夫で低コストのまま細かいところにどこまでもこだわれるものつくりは、国産車(特にトヨタ車)の素晴らしいところだ。
さて、2日(1日半)で450キロほど(100~110キロ巡航)走り、高速300キロに田舎の山坂道100キロ、仙台の通勤渋滞を含む一般道を50キロというところ。で、給油は23.9L 当然レギュラー。 となると燃費は19キロを割るが18キロは軽く越える感じ。10・15でのカタログ燃費が22.5キロなのでこんなものか。
高速でいろいろと中間加速も楽しんでみたし、渋滞でのストップアンドゴーも1時間経験した。
まず、意外なことに高速走行(100キロ巡航)に関しては、問題はなかった。エンジンもこの領域では静かだし。ただし、直進中の”ふにゃふにゃ感”が耐えられずに細かいハンドル修正を入れるとかえってふらついてしまうし修正ばかりで疲れてしまう。多少ふらつく感じがするが、それをグッと我慢して修正を諦めれば良いのだが。足回りとボディまわりとエンジンまわりの揺れが一致しないので、気分はロータス88?
中低速(60キロくらいまで)の乾燥路でのハンドリングも、違和感はあるがまぁこんなもンか、という感じで可もなく不可もなく。スタッドレスだったのがかえって良かったのかもしれない。ただし完全凍結路では豹変し、4輪独立して激しく揺すられる際の不安定な挙動には幻滅した。
足回りよりも、ちょっと嫌なのがやはりエンジンの振動だ。特に渋滞中や加速減速。あと、特定の回転域で排気から聞こえる干渉振動も気になる。 加速の都度、一昔前のディーゼルキャラバンかと思うような定振動を伴いながら車速が伸びていく乗り味は正直気持ちよくなかった。このクルマを街乗りのみに使ってる人は、嫌にならないのだろうか?自分なら耐えられないので4気筒にするだろう。これがこのクルマ最大の嫌なところ。
あと、やはりセンターメーターは曲者だ。特に夜、右折でウィンカーを出し右ピラー越しに外を見ているとき、(視野のすみに入る)ハンドル奥に光源の点滅が見えないので一瞬ウィンカーを出していなかったか、ライトを点けていなかったかと錯覚する。判っていても何度もドキッとした。スピードメーターの針も直進中の視野のすみではどこを指しているのか判らない。まぁ、これは目線の移動に関して慣れの問題なので長く乗れば良いだけの事だろうけど。2日での走行距離は大したこと無いのに、疲れて直ぐ寝てしまった。多分運転で気を使いすぎたのだろうね。
先日A1が発売されたが内外ともにかなりの作り込みらしい。といっても、ヴィッツが余裕で2台買えちゃうものだけれど、仮にトヨタがA1と同じ販売価格(フル装備車両300万円)でヴィッツを作ったら、どういう仕立てになるんだろうかとも思う。え?後席マッサージシートがついてきそう?(笑)
まとめ
・3気筒でも高速道路では文句なし。但し、ゼロ発進からの加速・巡航時振動がとても不快
・足回りがバタバタと動く悪路では、車体挙動に違和感を強く感じる。
・運転が楽しくなるように仕立てられないのか。大衆向け下駄車にそれを求めるのは酷か?
Posted at 2011/01/12 10:39:51 | |
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