コソ練は消化不良に終わりましたが,EF8の先輩と対決,第2戦です.
今回の舞台は日光サーキット.
初戦は先輩が新型エンジンを投入し,見事40秒台入りして負けてしまいましたが,日光は先輩にとって鬼門なので,ここで勝って1勝1敗のタイに持込み,最終戦に繋げたいところです.
事前の予報では1日曇り空で,19時過ぎくらいから雨が降る予報となっていましたが,残念ながら当日は朝から雨.
路面状況を確認すると,
ところどころに水たまりが出来ており,フルウェットでの戦いとなりそうです.
この状況を踏まえて今回のハンデ設定を先輩と協議した結果,「日光+ウェットなので,今回はハンデなし!」となりました.先輩のタイヤがRE-71RSがなった点を考慮すると,いかにウェットコンディションといえど「ハンデなし」はかなり厳しく,抗議したところ「何言ってんだ! 日光での周回数を考えたら,むしろこっちにハンデ欲しいくらいだ」とまで言われてしまったので,やむなく今回は引き下がりました.先輩,相当警戒してますね・・・.
さて,ハンデ設定も決まったので,早速1本目.
コースインする頃には小雨になっていたため,「このまま雨が止めば周回するほどコンディションは良くなるだろう」と思い,53秒台の慎重に入り.そこから1周毎に1秒ずつペースを上げ,6周目には46秒台へ到達.しかし,ここから先はちょっとリスキーな感触で路面コンディションを探りながらの走行となりました.走行終了後,お互いのリザルトを突き合わせると,
先輩 ・・・ 46.191 (S1:10.880 S2:20.656 S3:14.655)
私 ・・・ 45.625 (S1:10.417 S2:20.040 S3:15.168)
0.5秒ほど私の方がリードする形に.ほれ見た事か!と言わんばかりの表情を浮かべる先輩に対し,私の方は「S3は私より0.5秒も速いし,こりゃ,先輩はまだ手の内を隠しているな・・・」と,まだ序盤なので警戒を怠らないよう気を引き締めます.
続く2本目.
雨量も減り,先程よりはコンディションも良さそうですが,1本目と似たようなタイムしか出ません.欲を出すと痛い目に遭うのが日光なので,「これ以上はどうしたものか・・・」と思案していたところに,プロが駆る青いDC5が後方から接近してきます.
「これは勉強させてもらうチャーンス!」
( ̄ー ̄☆キラリ
と,一旦先に行かせた後に後方から追尾!
2周目に「プロが行けると判断してるんだから大丈夫だろう・・・」と高速の8コーナーで,プロと似た速度で進入→アクセルOFFしたらイン巻きしそうになりました(汗).「やべぇ,やべぇ!」と内心で焦りつつ,その後もプロが駆るDC5の動きをじっくり観察すると,あちらも徐々にラインが乱れ始めます.どうやらこれ以上のペースアップはプロの腕をもってしても難しいようです.「なるほど.やはりここら辺が限界なのかぁ・・・」と判断してスローダウンしました.
しかし,この時,このプロと私のやりとりを陰からジッと見ている人が居ました.
||д・) ジー
EF8の先輩です!
「ほぅ・・・なるほどね」と,プロと私,2台分の情報をたっぷりと観察した後,放たれた一撃は,
先輩 ・・・ 44.549 (S1:10.339 S2:19.910 S3:14.300)
私 ・・・ 45.006 (S1:10.273 S2:19.789 S3:14.944)
一気に44秒台へ.こちらが45秒を切れず悪戦苦闘している間に,0.5秒も差をつけられてしまいました・・・.
追い込まれた3本目.
先輩のリザルトと突き合わせてみると,私はS3で0.6秒も遅く,これを何とかしないと先輩のタイムには届きません.恐らく最後の立ち上がり,11コーナーの進入の部分で向きが変わらず,ロスしていると思うのですが,現状でもギリギリコントロールしている状態なので「これ以上はちょっと・・・」な感じ.しかし,挑まなければ勝つ事は出来ないので,更に大胆に向きを変えるチャレンジをしてみます!
結果は,
「無理だったか・・・」 _| ̄|○ ガクッ
という有り様.自分の感触は合っていたようです.
一方の先輩は,雨量が強まり2本目よりも確実にコンディションが悪化しているにも関わらず,ここで更にタイムを0.4秒も縮めてきます(↓).
これで完全に退路が断たれました.これ以上S3で稼ぐのは先程の結果からも無理なので,S3で失っている以上のタイムをS1・S2の方で稼ぎ出すしかありません.ここまでのリスクを雨の日光で冒したくはなかったのですが,勝つためには仕方がありません.
頭のネジを1本外して,リミッターを解除します!
(☆_☆)ピキーン!
そうして出したタイムは・・・,
43.657!
6コーナーを筆頭に至る所で横を向こうとするEF8を無理やり捻じ伏せ,フルウェットのコンディションでドライの自己ベストから僅か2.3秒落ちという,外から見ていたBB6乗り曰く「まだ行くの? まだ行くの!?って感じで,頭がイッちゃってる感じに見えた」という走りで好タイム(?)をマークする事が出来ました.
先輩 ・・・ 44.172 (S1:10.055 S2:19.800 S3:14.317)
私 ・・・ 43.657 (S1:09.923 S2:19.167 S3:14.567)
走行終了後に,このリザルトを見た先輩は,
「あ,さすがにコレ(43秒台)は無理」
(_ _,)/~~白旗~~
と呆気なく白旗.4本目を前に心を折る事に成功したようです(笑).
念には念を・・・の4本目.
一見,白旗を上げたように見せかけつつ,こちらが油断した隙を突いてくるのが先輩なので,万が一逆転された時に備えてコース上で周回し,タイヤの温度を保ちながらタイムボードをジッと見ていましたが,昼休みの間に止んでいた雨が再び降り出し,コンディションは悪化の一途で皆タイムが伸びない様子.「さすがにこれなら大丈夫だろう」と安堵して,ネジに掛けていた手を元に戻しました(笑).
しかし,43秒台は出せど,S3のセクタータイムは最後まで先輩に届かず・・・.先輩からは「バックストレートの最高速の差(パワーの差)でしょ?」と言われたのですが,ロガーデータを確認してみたところ(青:先輩 緑:私),
先輩(青)との差は11コーナーの立ち上がり~ゴールラインまでの区間で生じている事が分かりました.これは先輩(青)の方が11コーナーで,より早くアクセルを踏めている事が原因で,こういうタイトなコーナーでクルン!と向きを変えるのが先輩は得意ですし,タイムが出なかったのは腕の差だったようです.(・ω・`*)ショボン ...
以上,第2戦の結果でした.
想定外の水中戦となりましたが,先輩が日光を苦手とする事もあって,何とか勝利を収める事が出来ました.これで今季の成績は1勝1敗のイーブン.次の最終戦 TC2000で決着となりそうです.
先輩,今回も対戦有難う御座いました!
(で終ろうとしたところに,翌朝,先輩から不意の連絡が・・・)
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EF8 vs EF8 | 日記
Posted at
2021/10/17 09:40:31