EF8の先輩挑む第3戦,今回の舞台はTC1000です.
第2戦は先輩の苦手な日光でしたが,突如として覚醒し,まさかまさかの1秒という大差を食らって惨敗を喫してしまいました・・・.
この雪辱を果たすべく,今回は必勝態勢で臨みたいところですが,生半可な覚悟と準備では勝てない事が改めてよく分かったので,ここは時間をかけてしっかりと準備を整えるべく,新品のA052投入は次戦以降に先送りし,CR-Sのままで挑む事にしました.
まずは,当日の朝.いつも家を5時くらいに出発するので,5時少し前くらいに目覚まし時計をセットするのですが,なんの虫の知らせか,この日は3時くらいに目がパチッと開いてしまい,そのままベッドでゴロゴロしていても寝付けず,「しょーがない,起きるかぁ~!」と目覚まし時計のスイッチに手を伸ばすと反応がありませんでした.「ん? ナンダ??」と思って覗いてみると・・・,
「ゲッ!? 電池が切れてる・・・」
(¯□¯;) ゲッ!?
いやぁ~,危ない,危ない.虫の知らせに気づかなかったら寝坊してたトコでしたよ.
その後,のんびり準備をしつつ日が昇り始めて明るくなった頃合いに出発.首都高~常磐道を走っている時は普通でしたが,谷和原のインターを降りた辺りで周囲が霧がかった状況に・・・.ここ数日は雨続きで湿度が高かったですが,この日は打って変わって気温が上がる予報.そのせいか,筑波お得意の濃霧となっていたのようなのですが,さすがにこれは濃過ぎ! 道中「ここはどこのスカイラインだ!?」と思うくらいの濃霧でした(↓).
20m先が見えないような状況で前のクルマも全く見えず,ペースを落として走ったものの,赤信号で止まっているクルマが急に現れないか? 逆に後ろから突っ込まれないか? と冷や冷やしながらクルマを進めました.
(((( ;゚д゚))) アワワワワ
幸いにして前後のクルマも少なく無事にTC1000に到着出来たのですが,「なんなんだ今日は? 運試しを強いられる日だなぁ~」と思いました.ちなみにコース上もこんな感じ(↓)で,
出走時間が遅れるのかなぁ~?と危惧しましたが,8時頃には霧が少し晴れて,うっすらとダンロップブリッジが見える状況に.その後,TC2000側で走行が開始されると,その走行風で空気が動き出したのか,9時頃にはすっかり霧が晴れていました.
さて,今回のハンデ設定ですが,前回の不甲斐なさでCR-Sのままだと相手にならないと判断したのか,先輩の方から「0.8秒で良い」とヌル目の設定に.
0.8秒以上 ・・・ 先輩の勝利
0.8秒未満 ・・・ 私の勝利
恐らく私のターゲットタイムは41.6秒くらいなので,そこから-0.8秒で40.8秒.今回のコンディションを考えると,いい塩梅だなと思いました.
という事で,1本目.
この日は気温が急激に上昇する予報だったので,1本目の序盤が勝負.1周丸々ブレーキとタイヤの温度を揃えるのに使い,前方にはなぜか計測1でアタックせずに後ろに後退してきたEF8の先輩の姿が見えつつ,その後ろにつけてアタック開始!
・・・のはずだったのですが,先輩にヘアピンで鎮座されて,タイヤの美味しいところを潰されてしまいました.
「まさか,このために後退してきたのか!? 」
プンプン ( `Д´)ノ
と一瞬思いつつ,「いや,これも今日の運試しの1つに違いない」と気を取り直して,リアタイヤが温まり過ぎないように残りの区間をスロー走行しつつ再度アタックして出したタイムは・・・,
41.636.想定通りのタイムですが,それ故に41.5秒は出したかった・・・と少し悔やみました.CR-Sは今回で4回目(通算走行時間200分)ですが,グリップがやや落ち始めたようで,最終コーナーの立ち上がり等で微妙に狙い通りのラインを走れませんでした.
その後は,41.8秒・・・42.0秒・・・と落ちていき,「もはやタレてダメだな」と判断し,先程のお返しとばかりに先輩の後ろにつけてプレッシャーを掛ける事にしました.
2コーナーの立ち上がりとインフィールドの立ち上がりで,スッ・・・と差が開くなぁ~と思いつつ,チェッカーが振られて1本目が終了.リザルトを見てみると,
先輩 ・・・ 41.224
私 ・・・ 41.636 (+0.412)
おっと! 先輩の方は1本目不発だったようです.どうやら
最初のスピンでリズムが狂ってしまったようですね.
続けて,2本目.
霧がかかった朝一が嘘だったかのように日が照り,気温は急上昇.この状況でタイムを縮めるのは苦しいので,リアの減衰を変えて変化が生み出せないかトライ.途中,先輩に絡まれたりもしましたが(↓),
後ろに付かれた時は手の内を隠しつつ,ピットイン・ピットアウトを繰返して感度をチェック.
結果はイマイチで,フロントタイヤの負荷ばかり増えてしまい,
表面温度が83℃とか,見た事ない値を示していました(汗).
タイヤがこんなんではタイムが伸びるはずもなく,2本目の結果は以下の通り.
先輩 ・・・ 41.339
私 ・・・ 41.906 (+0.567)
最後の3本目.
2本目同士の比較では差が0.5秒と広がりましたが,1日のオーバーオールではまだ勝っているので,今度はフロントの減衰を変更してトライ.
若干ブレーキングでフラフラしますが,タイトコーナーの動きが良くなりました.これで縮められないかなー?と試してみましたが,やはりエンジンパワーのダウン幅が大きく,タイムの更新はならず・・・.仕方がないので,もう一度先輩の後ろにつけてプレッシャーを掛けつつ,このまま時間が過ぎるのをひたすら待ちます.
結果,3本目のリザルトは以下の通り.
先輩 ・・・ 41.221
私 ・・・ 42.043 (+0.822)
なんと先輩の方は意地を見せて,3本目に当日ベストを叩き出してきましたが,さすがにコンディションの悪化度合いが大きく,40秒台には届かず終了となりました.
・・・という事で,今回の結果としては,
先輩 ・・・ 41.221
私 ・・・ 41.636 (+0.415)
となり,差が0.8秒未満なので,
今シーズン初勝利! ∑d(d´∀`*)グッ!
今回,私がCR-Sを継続使用した事で,どうやら先輩は油断したようですね.実は既報のアンダーパネルのアップデートに加えて,高気温下でのパワーダウンを抑えるべく,小ネタを1つ仕込んでおいたのですが,それが隠し武器として上手く機能したようです.アンダーパネルで増えた重量を相殺するための秘策として,ぶっつけ本番で試したのですが,この運試しにも勝てたようです~♪
以上,第3戦の結果でした.
今回は想定外の勝利を収めましたが,これは先輩の油断に上手くのっかれただけでしょう(本人曰く「暑さでバテて最後に追い上げ切れなかった」と言ってましたし・・・笑).実際問題,先輩が最後に本気を出して走った3本目のタイム差は,戦前に設定したハンデの「0.8秒」通りだった訳ですし,1本目から本気を出されていたら負けていたでしょうね.
もっとも,今回は1本目で私に対する牽制をして,自らのリズムを崩すといった事もあった訳ですし,
策士,策に溺れる ヾ(x.x )ノブクブクブク・・・
・・・だったとしておきましょう(笑).今回の敗戦を踏まえて次戦は先輩も気を引き締めてくるでしょうし,私もたまたま運試しに勝っただけとも言えるので,真に実力で勝ったと言うためにも,次戦までに少し空くインターバルを利用して準備をしっかりと進めたいと思います.
先輩,今回も有難う御座いました.次戦も宜しくお願いします!