結局,
問題があるのかないのかよく分からなくなったミッションですが,よく分からないなら走って確認するしかないので,予定通り,EF8の先輩との対決,今季最終戦となるTC2000に行って来ました.
今回も朝5時に起きて,水温20℃以下でクルマを発進させましたが,2速はゴリッとも,ジャリッとも言う事はなく,至って普通に筑波に着いてしまいました・・・.到着早々オレさまFD2に声を掛けられたのでその事を伝えると,「(お前の)幻聴じゃねぇの?」と失礼極まりない事を言われたので,「ブログの動画見ろ!」と言い返しておきました(笑).
さて,この日は天候も良く,筑波恒例の霧も出ず,ほどよく肌寒い,なかなかのコンディションでしたが,残念ながら気圧だけはやや低めでした(1010hPa前後).前回の日光後にトラブルに見舞われた先輩のEF8も何とか修理が間に合い,現地に到着.
今回のハンデ設定を確認したところ,「修理後初で不安もあるし,今回はノーハンデにしよう」との事.こちらもミッションがどうなるか分からないですし,最悪1周リタイヤの可能性もあるので,今回はこれで了承しました.
という事で,早速1本目.
路面温度が6.5℃という事で「こりゃ,ウォームアップで苦しむぞ・・・」と覚悟しつつ,SurLuster号の後ろでコースインしたのですが,
実際走り出してみると,「えっ? これで本当に路面温度が10℃切ってるの??」というくらいタイヤのグリップ感があります.最初は「新路面(↓)のせい??」とも思っていたのですが,
ダンロップや2ヘアも,僅かにリアがスライドする程度で,これなら初っ端からアタックに入れそうな雰囲気.少しずつペースを上げつつ,2速の感触を確かめてみますが問題なさそう.一先ず,10秒台までペースを上げたところで集中力を高めるために,一度スローダウン・・・.スペースを見つけてアタックしようとミラーで後方を確認したら,タイミング悪く連なっている集団が見えたので,一旦ピットへ退避.
ピットロード越しに先輩のアタックが見えたので,こちらも気合を入れてアタック.
結果は,1'08.785 とまずまずのタイム.一方の先輩は・・・,
1'08.101!
朝一は不安な素振りを見せていたくせに,コースに出てみれば平常運転かい!と0.6秒も引き離された事に文句を言いに行くと,
「いや,エンジンの吹けが悪い気がする.タコメーターの表示もおかしいし・・・」 (_ _|||)
と深刻そうな顔をしています.どうやらエンジンの調子がイマイチのようなので,「リザルトの最高速はいくつなんですか?」と聞いてみると,「161km/h」との事.
「いやそれ,エンジン快調でしょー!」
ヾ(- -;)オイオイ
と突っ込みを入れましたが,それでも先輩は渋い顔をしていました.
そして,勝負の2本目.
まだこちらも全力を出していないとはいえ,0.6秒の差は結構大きく,先輩も2本目は上げてくるでしょうから,何とか7秒台に入れないと勝ち目がなさそうです.
1本目の感触から,現在の前後バランスだとダンロップ・最終コーナーの立ち上がりでアンダーステアが強く,少し苦しいです.一方,1コーナーは全く問題ないのですが(新路面のせい?),1ヘア・2ヘアは逆に進入のブレーキングでリアが流れてインに切り込み過ぎ,ステアリングと格闘する羽目になっています.今回はTC1000に合わせたセットで走っているのですが,ちょっとTC2000には合ってない感じですね.今回は2本で終わりなので,セット変更する余裕もなく,ドライビングで合わせるしかありません.
問題点を認識→対策方法を検討→トライ→フィードバックを繰返しつつ,徐々に詰めていって,1'08.870・・・1'08.241・・・1'08.224・・・と来て,「これでどうだっ!?」と仕上げに行ったラップは,
1'08.042 で寸止め・・・.
「あぁ・・・入んないかぁ・・・」 (>_<)
とガックシです.先輩の状況が見えませんが,恐らく7秒台には入れているでしょうから8秒フラットでは不足.もう一撃加える必要がありますが,油温アラームが鳴ったのでスローダウンを強いられ,残り時間もあと僅か.エンジンを冷やすためには2周クーリングしたいところですが,それだと時間的にギリギリでチェッカーを振られる可能性大.
「どうする? クーリングは1周に留めてアタックしちゃうか?」
「いや,1周じゃ温度が下がり切らない.それじゃ7秒台には届かない」
「仕方がない.ここはリスクをとって2周クーリングだ!」
と判断し,タイヤを労わりつつ,エンジンの回転数を下げつつ,可能な限り速いペースで周回し,バックストレートまで辿り着いたところで,
「何とか間に合ってくれー」 (>人<;)
と祈りながらアタック開始!
チェッカーは振られず,前に引っ掛かる事なくアタックを完遂し,ファイナルラップで見事7秒台入り!(1'07.692)
ゴールラインを通過した後,ラップタイマーを見た瞬間,
「入ったぁ~!」 ε=(^。^;) ホッ
と思わず安堵してしまいました・・・.というのもこのラップ,ありとあらゆるコーナーで何かしらのミスをしていて,自分でもSec1を抜けたくらいで「ダメだ.コレ失敗だ!」と思うほどでした(ファイナルラップでなければ途中でアタックを止めてましたね).
しかし,これはファイナルラップなので,諦めたらそこで終わり.Sec1がダメならSec2,Sec2がダメならSec3と,無理やりだろうが何だろうが,後半で失敗を取り返すべく気合と根性で走ったラップだったので,出た瞬間は嬉しさよりもホッとする気持ちの方が強かったです.
ただ,改めて車載を見返してみると,ホント操作がしっちゃかめっちゃかで酷いですね(笑).普通,こういう強引に挽回するようなドライビングは,力み過ぎでタイムが出ないものなのですが,これでよく7秒台に入れられましたね・・・.こんなドライビングをした時が自己ベストだなんて,ホント恥ずかしいです.とはいえ,ベストはベストですから仕方ない.戒めの意味も込めて晒しておく事にします(苦笑).
さて,私の方はやれるだけの事はやったので,後は先輩の結果を~とパドックに戻ったら,ア,アレッ??
まさかのドナドナ!?
なんと先輩のEF8は,前回のトラブルが完治していなかったようで,2本目は早々にリタイヤしてしまったようです・・・.先輩が渋い顔をしていたのは,私の油断を誘うためかと思っていたのですが,どうやら今回は本当に調子が悪かったようですね.
・・・という事で最終戦の結果です.
先輩 ・・・ 1'08.101
私 ・・・ 1'07.692 (-0.409)
0.4秒差で私の勝利!と言いたいところですが,先輩が2本目をマトモに走っていたら結果は分からなかったでしょうし,途中リタイヤであれば,走行時間が全体の75%に達してませんし,今回の対決は不成立ですかね.今年はお互い大きなトラブルを抱えてばかりで,気持ち良く・楽しく走れなかったので,来年はスッキリした気分で走りたいものです.
先輩のEF8はかなり根の深いトラブルを抱えているようなので,復帰にはかなり時間が掛かりそうですが,無事直った暁には,また対決を宜しくお願いします!<(_ _)>