三河での惜敗 を受け,来るべき冬の再戦に向けてアップデートを行いました.今回の変更は以下の2つ.
①
braille Battery :バッテリ銘柄変更(1.7kg→0.9kg)
②
LINK G4+ Fury :チューンドROM→フルコンECUへ.
数量的にも質量的にも変化は少ないですが,1回の投資額としては歴代3位.ボーナスで潤ったはずの銀行残高がアッという間に空っぽになってしまいました・・・(泣).
テストの場所は連休中という事で,各地への遠征含めて色々悩みましたが,天候のタイミングが上手く合いそうなTC1000を選びました.お盆休みは終わったとはいえ,まだまだ夏休みの方もいるので混むかなぁ~?と思いましたが,普通にピットも取れましたし,平常運転の筑波という感じでした.
さて,①の軽量化なんて体感出来るはずがないので,テストの焦点は勿論②.とはいっても,このコンディション下では出力特性の違いを体感出来るとは思えないので,ECUデータ計測の実践演習をメインとし,タイヤも使い古しのRS SPORT S-SPEC(195/55R15)でスタートしました.
1本目
ECUから伸びた計測用ケーブルをノートPCに繋ぎ,そのPCは荷締めバンドで助手席に固定.シートの凹凸のせいで少し固定が緩い気もしますが,これのチェックも今回のテストメニューの1つです.
ショップでテスト済とはいえ,初物ECUなので少しづつ確認しながらペースアップ.タイヤがタイヤなので,まともなタイムが出るとは思っていませんでしたが,20分走行して44秒も切れない始末.「いくらなんでも酷くないか?」と思いつつ,ピットに戻って「本命はこっち!」とPCを開けてみると,なんと落ちてる・・・orz.
時間の都合で今回は動画編集に使っているメインマシンを持って来たのですが,コイツは時々熱暴走してサーマルシャットダウンを引き起こすので,今回も恐らくソレ・・・.
2本目
熱が相手となると短期決戦しかないので,5LAPしたらピットに戻る作戦に変更.
アタック1周目で幸先良く43秒台に突入.
VIDEO
その後,3LAPして一旦ピットに戻り,PCを開けてみると今度はちゃんと取れてる!
ならばと,連続10LAPも試してみましたが,こちらもOK!
PCが気にならなくなると,今度はタイヤのグリップ不足が気になり始め,終始タイヤが鳴りっ放しで全然曲がらない.1コーナーはブレーキングで荷重を掛ければ何とかグリップするので,同じように1ヘアもやってみたら・・・
VIDEO
こりゃダメだ・・・.ウェット以外では久し振りにロックさせた気もしますが,この足回りだと,195レベルのグリップ力では荷が重いようですね.
3本目
タイム狙いじゃないとはいえ,マトモなデータは取っておきたいので,205/45R16の71Rにチェンジ.205幅という事もありますが,ブレーキング時の制動力がまるで違う! どれくらい違うかというと・・・(画面左下の赤い物体に注目),
VIDEO
うわッ,落ちた~orz.
慌ててピットに入って確認してみると,ケーブルのコネクタがひん曲がってるし(泣).
TC1000レベルのGで外れるようでは,固定方法を見直さないとダメですね・・・.
コネクタを挿し直し,気を取り直して再度アタックしたところ当日ベストをマーク.
VIDEO
何とか42秒台には入れたかったんですが,ピークを過ぎたタイヤでは,やはり無理だったか・・・.タイヤサイズが違うので一概には言えませんが,毎年9/上のTC1000は42.8~43.0秒といったところなので,まぁ順当なタイムといったところですかね.
ちなみに,RS SPORT S-SPEC(195/55R15)とRE-71R(205/45R16)を比較すると以下の通り(青:RSSS 緑:71R).
ブレーキング→アクセルONの車速(赤丸)が軒並み71Rの方が高いです.71Rの方が縦のグリップに余力があるので,その縦荷重を残したまま横に使っても十分応えてくれるという事でしょうか.ただ,面白いのはRS SPORT S-SPECの方が車速のピークは高いという点で,71Rがお昼間際で気温が高かった可能性もありますが,縦のグリップが少ない=走行抵抗が少なく車速が伸びる,という事なのかもしれません.
それじゃ,何で71Rの方が0.8秒も速かったのかというと,2ヘアのライン(下記の緑線)に秘密があったようです.
赤線が71Rのラインなのですが,全く違いますね.
実はこのラップの2ヘアは,今まで経験した事がないくらいグイグイと曲がってくれた周でした.どうも私は左コーナーが苦手のようなのですが,その苦手意識を拭えるくらいの「これだッ!」という好感触で,その後のラップで再現出来なかったのが非常に悔しいです.
一体どうやって作り出したのか? 記憶を探っても手がかりが見えてきませんが,何とか冬までにアノ感触を再現出来るよう,反復練習して身に付けたいところです.
おっと,話が大幅に逸れましたが,アップデートの結果としては,タイヤの問題もあったので今回は評価を保留とします(PCの固定方法はNG).ただ,バックストレッチの後半,2速7000rpmオーバーの領域で今まで経験した事のない"もう一伸び"を感したので,このECUのポテンシャルは非常に高いと思います.ECUのセットアップも詰め切った訳ではないので,その性能を十二分に発揮出来るタイヤを用意し,再度テストに臨んでみたいと思います.
Posted at 2018/08/19 00:18:00 | |
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アップデート 20XX | 日記