昨年の
夏・冬で2連覇を果たしたEF8の先輩が,今年もモーターランド三河で開催されたREPSOL杯に参戦.
見事優勝を飾り,Expertクラス3連覇を果たしました.
直前の
日光でアクシデントに見舞われ,参戦が危ぶまれましたが,ショップの優秀なメカニックさん達が前日に突貫でマシン仕上げ,見事送り出していました.
そんなトラブルを乗り越えての勝利なので,喜びも一入なんじゃないかと思います.
今回は当日の模様をダイジェストでお送りします.
さて,当日の模様を語る前に遡る事,3週間前の3月末日.
抜かりのない先輩はセミウェットのコンディション下で事前練習を行っていました.
結果は以下の通り.
セミウェットの中を,使い古しのタイヤで走ってこのタイムなんですから,嫌になっちゃいますね・・・(苦笑).
ただ,私的には先輩の下,ミラのタイムに目が行きました.このミラ,
昨年の夏に5/1000秒差で負けたあのミラですね・・・.今年はレギュレーションの変更でミラには-2.3秒のハンデが付くので,51.8-2.3=49.5秒,すなわちこの日の先輩と同じタイムを私も出さないと勝ち目がないってコトです.
「今の状態じゃ,それはチト厳しいなぁ・・・」という事で,今回,私は参戦を見送り.
マシンとドライバーのレベルアップを優先する事にしました.
そして,当日.
今年はイベントの形式が変わり,1本目のタイムアタックはAコースで,2本目のタイムアタックはフルコースで行い,2本の合計タイムで争う形となりました.先輩が参戦されているExpertクラスはターボ車中心なので,NAの先輩には1.7秒のマージンがありますが,フルコースはともかく,先輩も数年振りに走るAコースのタイムが勝敗を分けそうです.
・・・で,いきなりそのAコースの結果ですが,
トップ(S15) ・・・ 27.391
先輩(EF8) ・・・ 27.802 (+0.411)
トップから0.4秒遅れの3位とまずまずの結果.これでフルコースは1.3秒のマージンを持って走る事が出来ます.
昨年の結果からすると1秒マージンがあれば追いつかれないはずなので,この時点でかなり安泰な状況です.
ちなみに,LAP+でAコースの結果を分析してみると,
周囲が途中で走行を止める中,諦めず最後まで走って最終ラップにベスト.
タラレバベストとの差が実に0.02秒と実力を出し切ったタイムである事が分かります.
続けて,午後のフルコースの結果は,
トップ(S15) ・・・ 27.391 + 47.817 = 75.208
先輩(EF8) ・・・ 27.802 + 48.540 = 76.342 (+1.134)
トップのS15にはターボハンデで+1.7秒つくため,トータル0.566秒差で先輩の勝利となりました.
おめでとうございます!
さて,次戦は7月.今回の優勝で先輩は0.8秒のハンデを背負うのため,0.5秒差では次は勝てません.
あと0.3秒を捻り出す策を検討しないといけませんね.
前述の通りAコースはやり尽くしているようなので,詰め代が残っているとすればフルコース.
先輩の自己ベスト時のタイムと今回の結果を比較すると(青線:自己ベスト 緑線:今回),
今回は全体的に進入で突っ込み過ぎだったようです(黄色丸のポイント).この結果,立ち上がりのアクセルONがワンテンポ遅れており(赤丸のポイント),1コーナーで0.2秒,最終の立ち上がりで0.3秒失っているようです.
車載の動画で確認すると,1コーナーはクリップに付き切れておらず,最終コーナーはインに巻く挙動が出た後のアクセルONで,フロントが逃げてしまっているようです.フルコースのベストは最終ラップに出しており(チェッカーが振られている),これも3LAP連続でアタックした時なので,タイヤがタレてしまっているのかもしれません.
タイムアタックは手持ちの時間が少ないので,続けられるだけアタックを続けるべきですが,次は真夏で路面温度も高いでしょうし,なるべくタイムアタックの序盤に勝負を決めてしまう方が良いのかもしれません・・・.この辺りは前方のクリアが取れるかどうか次第でもあるので,なかなか難しいところもあるかと思いますが,4連覇を成し遂げるためには,1発で勝負を決める瞬発力が求められそうですね.
ま,それはあくまで次の話.一先ずは3連覇おめでとうございました!
次回もコレ(↓)で祝杯を上げましょう!
Posted at 2019/04/28 02:10:41 | |
トラックバック(0) |
モーターランド三河 | 日記