きょうのお昼にクンストのWさんから助手席シートの修正完了の連絡を頂きました。
とっくに完成していたようなのですが、
時間が経ってからの剥がれだったので、同じ事があってはいけないという事で
経過観察をして頂いていたようです。
私の方は私の方で新品ブースターが駄目で220君の完成が引き延ばしになってしまって
まだ暫く取りに行けない事について連絡しなきゃ、、、と思いつつ、出来ないで居たので
申し訳なく、且つ非常に助かりました。
これでブレーキの方が完成次第、取り付けに行く事が出来ます~♪
話はガラッと変わって、今日の気になる物件です(笑)。
先ずはメッチャ強気な一台から。
これ、230SLだと思われるのですが、この状態で38888ユーロってのは
幾らなんでも強気過ぎるのでは?と思うのですがねぇ…。
ハッキリと断言する事は出来ないのですが、これ、恐らくボディは、槽にどぶ漬けして、
塗装だのアンダーコートだのを全剥離する施工がされているんじゃないかと思うんですよね。
アチラの方で時々、そう言うのを見掛けるのですが、
どぶ漬けと言ってもどのような物を使用してその類いを溶かすのか判らないものの、
日本では溶剤などを使って剥離をする場合にその剥離剤がパネルの合わせ目に入ると
その近辺がいつまで経ってもきちっと塗装が載らないような状態になると訊くので、
これは大丈夫なんかいなぁ?と思うのですよね。
でも本当に綺麗に除去できるみたいで、
フェンダーのフレアの穴ぼこ(修復痕?)もこの通り、、、
(前側の緑色のパテらしきものは後から入れたものかと…)
バックパネルの修復痕もこの通り、、、
綺麗に表面化するんですよね。
しかし、ここまでやってしまうと、もう徹底的にレストアするしかなくなってしまうと思うので、
この状態の売り値がこんなでは、
綺麗になるまでに総額で幾ら掛かるのか、、、と思わずには居られませんです(汗)。
一方、これはお買い得???
111クーペ3台セットで7500ドル(爆)。
1962年220SEbクーペ
1966年250SEクーペ
年式不明220SEbクーペ
(画像上のプレートから車体番号が読み取れないので年式判別出来ず。
恐らく1963年後半から1964年前半位のモデルかと)
一番上の220のみ譲渡可能な書類があるらしいのですが、
まぁ、これらにしても内装が全部酷い状態ですし、
効率よく3個イチにして活かす事を前提にするのは一寸難しいと思うので、
やっぱりお買い得とは言えないのでしょうね。
(部品をバラしてコツコツ売っていくのであれば、
得にはならないまでも損はしないかも?とは思いますが)
自分の力でコツコツとレストアを楽しむのを目的に、、、
というのなら、私もあえて止めはしませんが(笑)、
出来るだけ低コストで1台を造り上げたいという事なら絶対にお勧めしません(笑)。
私的には仮にこの3台をタダで譲り受けたとしても、
この状態から仕上げる事を考えるならば、
最初から見栄えのする車を買った方が絶対に安上がりだと思います。
ここまでは酷くなく、少なくとも外観はある程度見られる状態の車を安く買って
完璧には程遠いけど、それなりの程度まで仕上げた私が言うのだから間違いありません。
ここで今まで何台も紹介して来た、海外にあるオリジナルで程度の良い車が
私が掛けて来たお金よりもずっとお安いんですからねぇ…。
まぁ、私の場合、220君にはとても満足していますし、
色々と貴重な勉強をさせてもらってきているので、
授業料と考えれば、納得のいく所ではあるのですけれどもね(笑)。
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2020/09/25 23:14:29