2011年7月29日、新華網によると、中国国防部の耿雁生(グン・イエンション)報道官が27日、中国が研究・訓練を目的に旧ソ連製の空母を改装していることを認めたが、いつ空母の試験航行を行うかについては依然として明らかにされていない。
この空母の話題に対して中国軍側はきわめて慎重な姿勢をとっているが、「中国初の空母」ということから各国の関心は高まっている。27日、新華社の記者が空母の改修が行われている大連の造船所へ取材に行ったところ、日本の記者が周辺の取材に当たっていたという。
しかし、記者が見たところでは実際の試験航行までしばらく時間がかかるのではないかとの印象を受けたとしている。ある関係者は「実際に航行するとなると多くの乗組員が乗船することになるが、現在のところそれほどの数の海軍将兵が乗船している様子はない」と指摘している。
中国人民大学国際関係学院の時殷弘(シー・インホン)教授は、空母は中国にとって技術的に未成熟な分野であることと、戦略的に最も効果的な時期に試験航行を行うため、また、米国が南シナ海問題に関与する口実にならないようにするため、中国政府の姿勢が慎重になっているのではないかと指摘している。
まあ、船だから浮いて走るだろうが、空母となると浮いて走るだけでは困るだろう。艦載機の発着艦訓練に加えて艦上での整備・装備などいろいろと問題がある。大体、艦載機はどうなっているのだろう。護衛艦も必要だろう。ソブレメンヌイ級でも使うんだろうか。中国の空母就役というが、戦力化への道のりはまだまだ長そうだ。
そこにいくと日本の海上自衛隊は、空母ではないが、空母型の護衛艦を2隻就役させて、満載排水量2万5千トンにもなる空母型護衛艦を建造中だ。もしも作ろうということになればSTOBA型空母であればあっという間に作るだろう。CTOL型の空母も電磁式カタパルトでも実用化して就役させるだろう。ただ、今の自衛隊に空母が必要という状況は何もないが。それよりも戦闘機部隊と空中給油機や輸送機の数でも増やした方が効果的だろう。
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2011/08/01 22:55:58