防衛省は、国産の長距離空対艦ミサイルを開発する方針を固めた。中国艦艇などに搭載されている対空ミサイルの射程距離が伸びているのに対応する。開発済みの巡航ミサイルを改良し、相手の対空ミサイルの射程外からの攻撃を可能にする「スタンド・オフ・ミサイル」を目指す。研究開発費を2020年度予算案に計上したい考えだ。
スタンド・オフ・ミサイルは、敵基地攻撃能力の保有につながるとして、専守防衛の観点から問題視する声もあるが、岩屋毅防衛相は「自衛隊員の安全を確保しつつ事態に対応するには長射程の装備が必要だ」と強調。昨年末に閣議決定された新たな中期防衛力整備計画に導入方針が記された。
新たなミサイルは、17年度に開発を終えた空対艦巡航ミサイル「ASM3」の改良型とする。ASM3はマッハ3程度の超音速で飛ぶのが特徴で、主に対艦、対地攻撃を担う航空自衛隊F2戦闘機に搭載する予定だったが、射程距離(約200キロ)が短く配備に至っていなかった。改良後の射程は400キロ以上を目指す。
防衛省は既に、長距離対艦、対地ミサイルとして、最新鋭ステルス戦闘機F35用にノルウェー製のJSM(射程約500キロ)、F15用に米国製のJASSMとLRASM(各約900キロ)の導入を決めている。しかし、いずれも飛行速度がASM3より遅いことが難点となっていた。
F2は35年ごろから退役し、防衛省が選定作業中の後継機に順次切り替わる。同省はASM3の改良に当たり、F2後継機に搭載できるようにすることも検討している。
対空ミサイルが長射程化すると対艦ミサイルはさらに長射程化してスタンドオフを目指す。それを繰り返していると盾と矛ではないが、双方安全な場所はなくなってしまう。そうなると戦闘機に対艦ミサイルを搭載して攻撃する必要はなくなって地上発射型のミサイルを多数装備した方がコストパフォーマンスがよくなってしまうなあ。そうなると長射程ミサイルと無人機、あ、・・日本は自立型致死性兵器は開発しないというが、近い将来そう言った兵器が主流になっていくのかもしれんなあ、・・(^。^)y-.。o○。
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2019/03/24 10:52:02